掬えば手には の商品レビュー
瀬尾さんの小説には様々なトラウマを抱えた人が登場する でも、みんな優しい 一生懸命周りの空気をよんで、それなりに生きていこうとしてる 「秋音」は「春、戻る」の「お兄さん」ではないかと思った 自分でも忘れてしまいたい程のトラウマが形となって、 けどそれは、けして脅かすものではなく、...
瀬尾さんの小説には様々なトラウマを抱えた人が登場する でも、みんな優しい 一生懸命周りの空気をよんで、それなりに生きていこうとしてる 「秋音」は「春、戻る」の「お兄さん」ではないかと思った 自分でも忘れてしまいたい程のトラウマが形となって、 けどそれは、けして脅かすものではなく、救うべくして現れる 他人の心は普通分からないものだけど 想像することでちょっと気持ちが変わるかも
Posted by
声の主はいったい誰。常磐さんは何者。と思いながら読み進めました。両者には深い繋がりがありました。ただし、相当に縺れて絡みついています。それを彼が解き解して、救ったのでした。掬うことから始まりました。最後に希望が待っていました。
Posted by
読んだ後、あったかい気持ちになれる作品だなぁと思いました。 人の心に寄り添うって、 簡単に出来ることじゃないけど、 自分から心を開いて相手のことを考えたらできないことでもないのかもなぁ……
Posted by
あ、1日で読み終えてしまった。 え?1日で読み終えてしまったことに驚いた。 そのくらい入り込んで読み耽ってしまった。 自分のこと人に話すのって物凄く勇気とエネルギーがいるよね。 他の人はそうじゃないのかな? 私は隠したいことがあるから、大人になった今でも本当にこの人ならって限られ...
あ、1日で読み終えてしまった。 え?1日で読み終えてしまったことに驚いた。 そのくらい入り込んで読み耽ってしまった。 自分のこと人に話すのって物凄く勇気とエネルギーがいるよね。 他の人はそうじゃないのかな? 私は隠したいことがあるから、大人になった今でも本当にこの人ならって限られた人にしか自分のこと話せない。 でもそれじゃダメなんだね。 自分の心の扉を開くってこういうことなんだね。 一歩踏み出してみないと何も掬えないよね。 なんだろう、どう表現したらいいんだろう、なんて言ったらいいんだろう、この読後感。 でも物凄く心が温かくなった。
Posted by
図書館の書架にあったので手に取りました。 読みやすくさわやかな気持ちで読めましたが、エゴイストの正反対と言えるような主人公の梨木の態度は、私には少しもどかしく感じることも。 高校生から大学生ぐらいにおすすめ。
Posted by
優しく穏やかな気持ちで読めた 秋音との出会いは梨木くんも常盤さんも救ってくれた。誰かのちょっとした一言や行動って、その人が意図してやったわけでなくても、意図がずれてても、他の誰かを救えるんだよねって思い出させてくれた
Posted by
オムライス屋さんでアルバイトをする平凡な大学生の梨木匠。元ヤンで口の悪い店長、心を開かないバイト仲間の常盤さん、友だちの河野さん…。 みんな何かを抱えている。それをわかりたいなんて傲慢で自己満足で、今の世の中そういう時はそっとしておいてあげるのが良しとされがちだが、それでも放って...
オムライス屋さんでアルバイトをする平凡な大学生の梨木匠。元ヤンで口の悪い店長、心を開かないバイト仲間の常盤さん、友だちの河野さん…。 みんな何かを抱えている。それをわかりたいなんて傲慢で自己満足で、今の世の中そういう時はそっとしておいてあげるのが良しとされがちだが、それでも放っておけなかったり、そういう優しさに救われることもあるんじゃないかと。そういう人にも優しい世の中の方がいい。
Posted by
大学生の男子が主人公。人の心が読めるという特殊な能力を持ち、周りの人を救うお話。所々で店長とのやり取りでクスッと笑えた。他人のことを思って行動に移せる匠くんが素敵だな。ささやかな誕生会もいいなと思った。誕生会という名目で、コミュニケーションを深めていけたらいいな。
Posted by
誰かがきっと見ていてくれる。そう思えると前に進めるよね。とても素敵な物語でした。初回限定の『掬えば手にはアフターデイ』の大竹の語りが一番良かった。
Posted by
人との距離感や関わり方、自分との対話について考えさせられるあたたかい本でした。後半にかけて、少し泣いてしまった。登場人物みなが明るい方へ進めてよかった。行けば会いたい人に会える場所があるのって素敵だし、心の拠り所になると思います。
Posted by