掬えば手には の商品レビュー
盛り上がるを感じる展開ではなく、少しずつ少しずつ変化していくような雰囲気で話が進むので、内容が一つずつ染み渡り面白かった。
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いつも通り、心がほんわかするような内容でした。少し盛り上がりに欠けるかなぁとは思いました。また次回作楽しみにしています。
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表紙から滲み出る優しさになぜかとっても惹かれて手に取り、そのまま一気読み。 この人はなんでこんなことを言うんだろう?なんでこんなことをするんだろう?そうやって相手のバッググラウンドに想像を働かせてみて、自分の仮説をもとにアクションをとる。主人公の梨木は、それができる人。 おせ...
表紙から滲み出る優しさになぜかとっても惹かれて手に取り、そのまま一気読み。 この人はなんでこんなことを言うんだろう?なんでこんなことをするんだろう?そうやって相手のバッググラウンドに想像を働かせてみて、自分の仮説をもとにアクションをとる。主人公の梨木は、それができる人。 おせっかいかな… そんなこと言ったらおこがましいよな…そう思って踏み込めない、もしくは面倒だからとやめちゃうことって大人になると特に結構あるような気がするけど、コミュニケーションってやっぱり大事だよなぁ、それで救われる人がいたり、自分も救われたりするんだよなぁ。とっても暖かい話だった。 自分自身は小学生のころ、別のクラスの友達の家が居心地よくて入り浸り、その子にとっても懐いていたんだけど、5年後くらいかな、その子に「あの頃クラスでいじめられていてとっても辛かったけど、あなたのおかげで救われたし、人生が楽しくなった」と言われて驚いた。自分の何気ない行動が、周りを大きく変えることがある。そんなことを思い出した。
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壁を作って自分の傷を一人で抱え込もうとしている常磐さん、人に寄り添うことに自分の存在意義を見出そうとする梨木くん、どこか自分と重なるところがあった。自分の傷を人に開示することってすごく怖いけど、傷を開示できるくらいの関係性、受け止めてくれる人がいれば傷を抱えながら歩みだしていける...
壁を作って自分の傷を一人で抱え込もうとしている常磐さん、人に寄り添うことに自分の存在意義を見出そうとする梨木くん、どこか自分と重なるところがあった。自分の傷を人に開示することってすごく怖いけど、傷を開示できるくらいの関係性、受け止めてくれる人がいれば傷を抱えながら歩みだしていける。瀬尾さんの描くあたたかい世界、明日も頑張ろうと思える。
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なんでも平均なんて なんと羨ましい。本人にとっては深刻なんだろうけど、隣の芝生は青いだな。 瀬尾さんの作品はほんとに楽しくて微笑ましくて、 大好き。本編ももちろんだけど初回限定のアフターデイもとっても良かった。もっと続きが読みたい
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一般に言われるところの秀でた能力がなくても、真摯に向き合って生きていく、けなげで静かな人たち。 極彩色で過剰な世界はとても疲れるから、こういう人たちが世の中にはいて、空や星や風を感じて何かを掬いとりながら暮らしているなら、それはいいなぁと思った。
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主人公はなにをやっても集団の真ん中の自称平均値な梨木君、大学生。そんな梨木君は他人の気持ちが解る能力がある、かもしれない。 エスパー?っていうくらい他人の気持ちを気にして生きていて、お節介焼きの梨木君はバイトで入った常盤さんの心が閉ざされて全く気持ちが読めないことが気がかり。大学...
主人公はなにをやっても集団の真ん中の自称平均値な梨木君、大学生。そんな梨木君は他人の気持ちが解る能力がある、かもしれない。 エスパー?っていうくらい他人の気持ちを気にして生きていて、お節介焼きの梨木君はバイトで入った常盤さんの心が閉ざされて全く気持ちが読めないことが気がかり。大学の友達(何故か毎日出会う河野さんとか、何となく関わり合ったマラソン誘い合い仲間の香月君とか)も心にわだかまり持っていて、それが物語の中でふわりと語られていく。 特に大きな出来事起こらないけど、ほっこり読み終えることのできる良作です。 初版にはおまけ後日談ついていたようですね。私が借りたのも初版みたいだけど、どこに行ってしまったのでしょうか。 学校導入は中学から。小学校は検討。 このあと多少ネタバレ。 高校生の妊娠中絶あり。
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瀬尾まいこさんらしい、ほんわかした優しい話。特にこれといった盛り上がりや伏線回収はないんだけど、出てくる登場人物に嫌なやつがいなくてずっと心が灯った状態で最後まで読み切った。最初は嫌なやつと思っていたオムライス屋の店長が最高。その頑なな心を溶かした主人公梨木も最高。 「打ち明け話...
瀬尾まいこさんらしい、ほんわかした優しい話。特にこれといった盛り上がりや伏線回収はないんだけど、出てくる登場人物に嫌なやつがいなくてずっと心が灯った状態で最後まで読み切った。最初は嫌なやつと思っていたオムライス屋の店長が最高。その頑なな心を溶かした主人公梨木も最高。 「打ち明け話にどうでもいい話。こんなことを繰り返しながら、ぼくたちは少しずつ確かなものを手に入れていくんだ。」という表現が好きだった。まさにこれに尽きると思うし、これができる友人がいて私は本当に幸せ。 店長のオムライス食べてみたい~
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
瀬尾さんらしい温かいお話。 梨木君の特別な力は、自分にできるならなんとかしたいと人に声をかけられるところだよね。 それが不思議な声まで聞こえてしまうというところはなかなか突飛だけど。 店長が憎めなくて、最後どんどんいい人になってくのが良い。
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すごく温かい話だった。 梨木くんがいい人で、ここに出てくる人がみんないい人で、良かった。 一気読み。 河野さんは、梨木くんのこと好きだよね。 梨木くんは気付いてないのかな? 河野さんって三雲さんだったんだ! びっくりした。 「私は梨木くんのこと神様だって思ってるよ」納得。 毎日必...
すごく温かい話だった。 梨木くんがいい人で、ここに出てくる人がみんないい人で、良かった。 一気読み。 河野さんは、梨木くんのこと好きだよね。 梨木くんは気付いてないのかな? 河野さんって三雲さんだったんだ! びっくりした。 「私は梨木くんのこと神様だって思ってるよ」納得。 毎日必ず会えるってすごい。 相当なラブだと思うけど、梨木くんが鈍いのか? 河野さんの絶妙な距離感なのか?不思議。 常盤さんとか秋音に嫉妬しないところも河野さん、すごい人だと思う。 これからも毎日会って話ができる2人でいてほしい。
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