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とあるひととき の商品レビュー

3.6

45件のお客様レビュー

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2023/04/28

 『朝、夕暮れ、午後十一時』を14人の人気作家のそれぞれの" 時 " を 『とあるひととき』としてのエッセイアンソロジー。  短い文章だけに、作家の個性を感じ、にやりとしてしまう。 ほんわかしたり、しんみりしたり、懐かしくなったり・・・と。作家の切り口の違いを...

 『朝、夕暮れ、午後十一時』を14人の人気作家のそれぞれの" 時 " を 『とあるひととき』としてのエッセイアンソロジー。  短い文章だけに、作家の個性を感じ、にやりとしてしまう。 ほんわかしたり、しんみりしたり、懐かしくなったり・・・と。作家の切り口の違いを楽しませてもらった。  その中でも、川上未映子さんのエッセイが一番しっくりと響いた。短い文章なのにね。奥行きを感じた。やはり、彼女の文章がわたしは好きなんだなぁーと改めて想った。

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2023/03/23

いろいろな作家さんたちの エッセイのアンソロジー。 知ってる方のエッセイは読んだけど、 知らない作家さんの生活にまで興味なく。。。 流し読みで数分で終わった。

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2023/02/23

タイトルと装丁に完全にひとめぼれ。 坂内さんという方のイラストと挿画がとても素適です。 朝、夕暮れ、午後11時に分けて、様々な作家さんたちが日々感じていることを綴ったエッセイアンソロジー。 読んでいて、それぞれの時間の空気感のようなものを感じていました。特に朝と夕暮れ。 のんび...

タイトルと装丁に完全にひとめぼれ。 坂内さんという方のイラストと挿画がとても素適です。 朝、夕暮れ、午後11時に分けて、様々な作家さんたちが日々感じていることを綴ったエッセイアンソロジー。 読んでいて、それぞれの時間の空気感のようなものを感じていました。特に朝と夕暮れ。 のんびりゆったりした気持ちになりたい時に読みたくなるかも。

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2023/02/18

14人の豪華な作家陣が「朝」のひととき、「夕暮れ」のひととき、「午後11時」のひととき、3つの時間帯をモチーフに描いたエッセイアンソロジー。 全篇とても良かった。 人を肯定する優しさに包まれる三浦しをんさん『目覚めたときが朝』。 思わずにんまりとしてしまう道尾秀介さん『こう...

14人の豪華な作家陣が「朝」のひととき、「夕暮れ」のひととき、「午後11時」のひととき、3つの時間帯をモチーフに描いたエッセイアンソロジー。 全篇とても良かった。 人を肯定する優しさに包まれる三浦しをんさん『目覚めたときが朝』。 思わずにんまりとしてしまう道尾秀介さん『こうして背表紙は増えていく』。 この世界が愛おしくなる西加奈子さん『間違いなく朝は』。 涙腺を刺激する重松清さん『指一本、指二本……』、川上未映子さん『夕暮れの、どんな空を見ても』、吉本ばななさん『そわそわ、しみじみ』。 言葉がゆっくりと心に染み渡る。

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2023/02/09

やわらかいタッチの挿絵とともに、人気作家さんたちが朝、夕暮れ、深夜……と、それぞれのひとときについて語る本。どの文章も、そこからその時間帯の空気を感じられるようです。 自分も日々の暮らしのなかで、ほんの一瞬だけでも時の流れを感じ取ることを意識してみたいな、と思いました。

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2023/01/31

名立たる作家陣による短いエッセイ集。多数挟まれたカラーの挿画がとても美しい。 川上未映子さんの夕暮れ時の空に祖母を思い出す話と、小川洋子さんの寝かしつけから目覚める午後十一時の話が、どちらもやけに共感できて好きだった。

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2023/01/19

(2023/1/19読了) 思うに、好きな作家さんや気になる作家さんがいたから借りたんだろうな。よく覚えていない。 14人の作家さんのエッセイアンソロジー。 読後に知ったんだけど、花王のWEBサイトに掲載されていたものだそうな。雑誌や新聞ではなく、とうとうWEBサイト。驚きと、な...

(2023/1/19読了) 思うに、好きな作家さんや気になる作家さんがいたから借りたんだろうな。よく覚えていない。 14人の作家さんのエッセイアンソロジー。 読後に知ったんだけど、花王のWEBサイトに掲載されていたものだそうな。雑誌や新聞ではなく、とうとうWEBサイト。驚きと、なんとなく寂しい気持ちになる。 朝、夕暮れについては、まあ、あるだろう。 そこに、午後11時。絶妙な時間。年代や生活環境によって大きく変わる午後11時を加えた人の発想は素晴らしい。 内容的には、夕暮れの綿谷さんのが一番好き。 コロナ禍での一日を終える不完全燃焼の解決策は、夕方に入浴してしまうということ。弱さを隠さない潔さが心を守ってくれるかもしれないこと。SOSを言う前に絶望してしまうもあること。言っても伝わらなかったり伝わり過ぎてしまうこと。 響いた文章を抜き出してしまうとなんのこっちゃ?って感じだけど、ちゃんと夕暮れの話です。 「朝」 のひととき 三浦しをん 「目覚めたときが朝」 道尾秀介 「こうして背表紙は増えていく」 西加奈子 「間違いなく朝は」 角田光代 「朝の損得」 重松清 「指一本、 指二本 ......」 「夕暮れ」のひととき 川上未映子 「夕暮れの、 どんな空を見ても」 森絵都 「暮れゆく空を仰ぐ」 池澤夏樹 「長い夕暮れ、 短い夕暮れ」 綿矢りさ 「夕暮れの諦め」 「午後11時」のひととき 吉本ばなな 「そわそわ、しみじみ」 高橋源一郎「ラジオの時間」 村山由佳「上機嫌なままで」 小川洋子「分かれ道」 浅田次郎「午後十一時という非常」

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2022/12/21

作家さんの日常のシーンが想像できて面白かった。重松清さんが子どもと手をつないでいる場面だったり、川上未映子さんが自転車に子どもを乗せて走っている場面だったり。浅田次郎さんが自衛隊に入っていたの知らなかった。

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2022/11/20

朝の爽やかな始まり、夕暮れ時のキュッと切ない時間帯、夜更けの深く潜っていく感じが 作家さんたちの言葉で紡ぎ出されているように感じました。全体的に、静かで心がスーッと落ち着きます。

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2022/11/09

一日の朝と夕暮れと、午後十一時にまつわるエッセイ集。 朝の重松清と十一時の高橋源一郎の話が好き。 重松清の話は、その当時はしんどくてたまらなくて毎朝大変だったのに、振り返ってみると優しくて純粋なかけがえのない時間であったことが、つないだ指のエピソードから描き出されている。 なく...

一日の朝と夕暮れと、午後十一時にまつわるエッセイ集。 朝の重松清と十一時の高橋源一郎の話が好き。 重松清の話は、その当時はしんどくてたまらなくて毎朝大変だったのに、振り返ってみると優しくて純粋なかけがえのない時間であったことが、つないだ指のエピソードから描き出されている。 なくしてみないとわからない大切なものの話はよく聞くが、過ぎ去ってからわかる愛しさも、この世界にはたくさんある。 高橋源一郎は深夜ラジオの話。 思春期で周りがみんな嘘くさく思える時、深夜のラジオを聴く時だけ生き生きする。 作者は私より何十歳も年上だけど、その感覚に歳の差は関係ないらしい。 今の子供たちはYouTubeやSNSで、ラジオの前で始まるのを待つということはしないのかしら。

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