1,800円以上の注文で送料無料

チ。 ―地球の運動について―(第8集) の商品レビュー

4.2

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/08/25

知と血、真理と信念と信仰を巡る、あり得たかもしれない物語。 真理は人を動かす。何代にも渡り。渡そうとせずとも受け継がれるバトン。歴史に敬意を払う。 ・言葉は奇跡 ・迷いの中で倫理が生まれる

Posted byブクログ

2023/08/13

知ったり学んだりすること、自由、信念、信仰、人間の考え方や「常識」の変遷の歴史とかについて考えさせられる。 純粋な好奇心が持つ力って凄いなと思った。 また、作者が自分よりもだいぶ若い方だと知って驚いた。どんな人生を送ってこの物語を描くに至ったのか興味深い。

Posted byブクログ

2023/06/03

2023/6/3 ラファエウがなんか2回出てきたか? ノヴァクが自分は敵役やったと悟ってしまうのなんか美しいな。結局、理論よりは想いが伝わって物語が継承されていってという。 15:13

Posted byブクログ

2023/05/11

登場人物全員歴史の登場人物じゃなくて、でも確実に大歴史刻んでて、ミクローマクロの視点移動でぐわんぐわんして、図体離脱してるような感覚で、自分の信念って何だろうって思って、久しぶりに人の言葉にハッとして、超絶に壮大だった。 映画「音楽」もそうだったけど「何かに魅了されてどうしようも...

登場人物全員歴史の登場人物じゃなくて、でも確実に大歴史刻んでて、ミクローマクロの視点移動でぐわんぐわんして、図体離脱してるような感覚で、自分の信念って何だろうって思って、久しぶりに人の言葉にハッとして、超絶に壮大だった。 映画「音楽」もそうだったけど「何かに魅了されてどうしようもない」系の話が好きだと気づいた。

Posted byブクログ

2023/04/14

時代的に、宗教革命の以前の世界観の作品である。 当時の固定観念やC教下で暮らす人々の空気感が分かりやすく描かれていて、読み手が想像しやすく、かつダイレクトに伝わる。 いかに常識という目に見えないものが世界を支配しているか、人の命でさえ簡単に握りつぶせるものか、よく分かる。 その世...

時代的に、宗教革命の以前の世界観の作品である。 当時の固定観念やC教下で暮らす人々の空気感が分かりやすく描かれていて、読み手が想像しやすく、かつダイレクトに伝わる。 いかに常識という目に見えないものが世界を支配しているか、人の命でさえ簡単に握りつぶせるものか、よく分かる。 その世界の中で、命が燃え尽きても、燃え尽きない同じ信念を持った人たちが、まるでバトンリレーように、次世代にその想いを受け継いでいく歴史を描いている。 非常に面白い作品であった。 文章量と登場人物の一言一言の言葉の重みがハンパないが、その一癖がたまらなく好奇心が刺激される。 8巻の前半と後半で物語が別れるが、とても絶妙にフィクションと史実が混じっていて面白い。コペルニクスの地動説には「もしかしたら」このような人達の努力があって、地動説を思いついたものかもしれない。 そう思うと、コペルニクスというただ一人の天才がいた。と考えるより、我々が感動でき、今私たちがどう生きるか思考をする機会が与えられた気持ちになる。

Posted byブクログ

2023/04/05

全巻まとめ買い&読み。名作であることは間違いないと思う。終わりがやや解釈が分かれるところか。もう一度読もうと思う。

Posted byブクログ

2023/02/24

うーむ。命をかけて信じる道を行く人ばっかりだなぁ。それにみんな頭が良い。私だったら、地動説を説明されても、まず理解出来ないな。。 その上、天動でも地動でも、私の生活には影響ないしな。どっちでも良いけど、どっちにしても宇宙は凄いなと思ったろう。。(こんなんじゃ話にならないね笑)

Posted byブクログ

2023/02/16

新大学生。受験を終えてやっと勉強から解放されたと思っていた。しかし。 ・怖くない人生などその本質を欠く。 ・不正解は無意味を意味しない。 ・文字はまるで奇跡。 ・夢があると1週間くらいは悲劇に耐えられる気がする。 ・全てのモノには"アレテー"がある。 →意:...

新大学生。受験を終えてやっと勉強から解放されたと思っていた。しかし。 ・怖くない人生などその本質を欠く。 ・不正解は無意味を意味しない。 ・文字はまるで奇跡。 ・夢があると1週間くらいは悲劇に耐えられる気がする。 ・全てのモノには"アレテー"がある。 →意:自分の得意なこと,自分にしかできないこと 教員になりたいと考えている自分にとって、学ぶ事の尊さや大切さを改めて感じることが出来た。 一生物のバイブルになるだろう。

Posted byブクログ

2023/01/25

おもろすぎる、、、 こんな時代があったから、今の私たちがいるんだなあ。「"善"への鈍く果てしないにじり寄りに参加」した結果が今なんだなあ。

Posted byブクログ

2023/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歴史に名を残すのは最後のランナーで、それまでにどんなランナーがいて、彼らがどうやってバトンを繋いだか(或いは繋げなかったか)はわからない。その空白を、筆者の想像と史実を組み合わせて見事に描いている。バトンを受け取った人はそれだけの感性と信念を持っていて、彼らのセリフにも考えさせられることが多かった。 作品中の「他者の意見にさらされることで、真実に近づく」という話はその通りだと感じた。そのために、地動説の美しさと根拠を文字に残し、時代を超えて他者に託す必要があったのだろう。またこれは、”集権化し過ぎた社会は、(他者との対話・議論がなくなり)選択の軌道修正ができなくなる”という話にも通じる気がした。

Posted byブクログ