チ。 ―地球の運動について―(第8集) の商品レビュー
一巻からまとめて。 思っていたよりずっと複雑なストーリーで、不思議な内容だった。 知とは、人とは。知るとは、学ぶとは、本とは。色々に考えさせられる。 でも、好みではなかった。 セリフの文字をフォントで強調するのは、漫画効果として有効だと思うけど、ここまで多用されると煩いし、絵で描...
一巻からまとめて。 思っていたよりずっと複雑なストーリーで、不思議な内容だった。 知とは、人とは。知るとは、学ぶとは、本とは。色々に考えさせられる。 でも、好みではなかった。 セリフの文字をフォントで強調するのは、漫画効果として有効だと思うけど、ここまで多用されると煩いし、絵で描き、語ることから逃げているようにしか見えない。しかもセリフがくどい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感動し、少し救われ、また新しい視点を与えてくれた言葉を長すぎてフレーズに残せなかったのでここに残す。 この世には様々なひとがいる。正直者も、嘘つきも、情けない奴も、勇敢な奴も。 さらに驚きなのが、一人の人間にそのすべての要素が入ってることもざらにあるし、それが日々変化したりする。 こんなに大勢いるのに誰一人、同じ人はいない。 そりゃ争いは絶えないでしょう。 でも、だけどです。 過去や未来、長い時間を隔てた後の"彼ら"から見れば、今いる僕らは所詮、皆押しなべて"15世紀の人"だ。 僕らは気付いたらこの時代にいた。別の時代でもよかったのにこの時代だった。 それはただの偶然で無意味で適当なことで、 つまり奇跡的で運命的なことだ。 僕は同じ思想に生まれるよりも、同じ時代に生まれることのほうがよっぽど"近い"と思う。 だから、絶対そんな訳ないと思いつつも、感情と理屈に拒絶されようとも、こう信じたい。 今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。
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いろんな人の気持ちが紡がれていく様子がヒヤヒヤしながらも楽しく読めた。 当たり前と思ってた地動説の裏側にこんなストーリーがあったのかも。と思うと面白い。
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ずっと気になってた「チ。」を全巻読みきれた。 地動説や天動説なんてなんの理解もなかったし天文学すら興味があるというレベルのものでしかなかったのにすごく楽しめた。 なにより人間が生まれる意味や存在している意味、成すべきことや自分という存在の在り方を考えさせられた。 私はずっと死ぬだ...
ずっと気になってた「チ。」を全巻読みきれた。 地動説や天動説なんてなんの理解もなかったし天文学すら興味があるというレベルのものでしかなかったのにすごく楽しめた。 なにより人間が生まれる意味や存在している意味、成すべきことや自分という存在の在り方を考えさせられた。 私はずっと死ぬだけの人間がこの世界に生まれることが謎だった。だけどこの漫画を読んでいくと、生まれてくることには歴史を紡ぐという大きな意味と、知性によって人間を「善」に導く大義がそこにはあると思うようになった。 何を信念として信じて生きるか。何を疑って自分をという人間を生きていくか。それは人それぞれだからこそその「想い」を受け継いで伝えてそうやって記憶を次の命に引き継がないとなと思った。 あー読み終わりたくなったけど読めてよかった。 感動した。この感動を誰かと共有したい。
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一気読み。ちょっと頭がいっぱいいっぱいで追いつかない。。 チ。 というタイトルにしてる理由はよくわかった。 15世紀。 宗教、天体、意思を紡ぐ、感動、信念、 地獄に落ちる覚悟ができるものに見つかったのか という言葉が、印象的だった。 白黒つける必要ないのになぁとか思う。 違う...
一気読み。ちょっと頭がいっぱいいっぱいで追いつかない。。 チ。 というタイトルにしてる理由はよくわかった。 15世紀。 宗教、天体、意思を紡ぐ、感動、信念、 地獄に落ちる覚悟ができるものに見つかったのか という言葉が、印象的だった。 白黒つける必要ないのになぁとか思う。 違うから迫害だとか、排除だって 戦争のこととかを思い出しました。 ほんとはもっと深いなぜ学ぶのか、考えるのか、というテーマだと思うけど、今の情勢と被り思うことは上記でした。 それぞれの正義に従ったのだなぁと。 (ネタバレ) ヨレンタと、パパの再会があの一瞬だと思うと胸が痛い。 文字は奇蹟、というのも印象的で、 奇蹟 という文字を使ってるのも積み上げ感を感じてこだわりを感じる。
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地動説を巡る本当に存在したかもしれない人々の物語。好奇心と心理の追求。託され繋がっていく奇跡。壮大さに打ちひしがれながら読みました。幅広い世代に読まれてほしいなぁ。アニメ化も決定されてるそうで楽しみです。 作品とタイアップした amazarashiの「1.0」「カシオピア係留所」...
地動説を巡る本当に存在したかもしれない人々の物語。好奇心と心理の追求。託され繋がっていく奇跡。壮大さに打ちひしがれながら読みました。幅広い世代に読まれてほしいなぁ。アニメ化も決定されてるそうで楽しみです。 作品とタイアップした amazarashiの「1.0」「カシオピア係留所」は作品を読んだうえで聴くとさらに深みが増す。「痛みの堆積が歴史だ」という歌詞が心に響く。
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娘だと受け入れた時のカルタシス 物語としてはそこがピーク あとは人間の本質について考えたり... 人によって考えたり感じることは違いそう 示唆を与えてくれる感じ
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知と血、真理と信念と信仰を巡る、あり得たかもしれない物語。 真理は人を動かす。何代にも渡り。渡そうとせずとも受け継がれるバトン。歴史に敬意を払う。 ・言葉は奇跡 ・迷いの中で倫理が生まれる
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知ったり学んだりすること、自由、信念、信仰、人間の考え方や「常識」の変遷の歴史とかについて考えさせられる。 純粋な好奇心が持つ力って凄いなと思った。 また、作者が自分よりもだいぶ若い方だと知って驚いた。どんな人生を送ってこの物語を描くに至ったのか興味深い。
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2023/6/3 ラファエウがなんか2回出てきたか? ノヴァクが自分は敵役やったと悟ってしまうのなんか美しいな。結局、理論よりは想いが伝わって物語が継承されていってという。 15:13
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