人は2000連休を与えられるとどうなるのか? の商品レビュー
タイトルに惹かれたが思ったのとは全然違う かなり真面目で重い 過去の自分の備忘録というかガキの頃に知った人間見たものやったもの聴いたもの全てデータ化する等は笑ったが…まあもう読まんね、売るか棚の隅行き
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ネット掲示板のニートのエッセイかと思いきや、離人症にまでなるほどのメタ作品であった。数行の間にもどれだけの歳月と苦労苦悩があったのかと思わされる。
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タイトル見た時に想像していた内容とは大分、いや一部はその通りだったが、いい意味で裏切られた本だった。 にしても、本を読む習慣がなかった人が、いくら時間があるからといって脳の本とかを読んで、よくもまあこんな視点を獲得、いや元々持っていたモノを知覚したのかな。 同居人とは何もなかった...
タイトル見た時に想像していた内容とは大分、いや一部はその通りだったが、いい意味で裏切られた本だった。 にしても、本を読む習慣がなかった人が、いくら時間があるからといって脳の本とかを読んで、よくもまあこんな視点を獲得、いや元々持っていたモノを知覚したのかな。 同居人とは何もなかったのか甚だ疑問ではあるけれど、同居人もかなり変わった人なのだろう。 今更こういう人生を送りたいわけではないが、今家にある本だけでも繰り返して読めば、あるいはこの人のような視点を得るのかもしれない。 表紙はあえてこのようにしたのかもしれないが、学者が書いた自分の考えを、実際の人生で体験し、それを自分の言葉で表しているから、わかりやすい考えも多く、このように考えられたら、今感じてるネガティブな感じは大分なくなるのかもしれない。 これはやはり買おうかな。
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社会と繋がらなくなると、人はどんどん観念的になることがわかる。大学院生のときのようだ。無駄なことで悩む。ヒマもありすぎると毒だ。 労働を賛美するつもりはないが、適度な社会とのつながりも大切だと思う。
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前半部分は自分が経験することの出来ない事をしているという点がとても興味深く、面白いなと感じ読むことができたが、後半部分の言葉は全て薄く感じ残念に感じた。
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元々はweb連載だったものが書籍化されたもののようだ 序盤は完全に連休だったのだが、だんだんと経済的な理由で細々とした仕事のようなものをやるようになる 締切があったりなかったりするものだったが、 どんなものでも期限を設けられるとそこに意識せざるを得ないので 「やるべきことが全...
元々はweb連載だったものが書籍化されたもののようだ 序盤は完全に連休だったのだが、だんだんと経済的な理由で細々とした仕事のようなものをやるようになる 締切があったりなかったりするものだったが、 どんなものでも期限を設けられるとそこに意識せざるを得ないので 「やるべきことが全くない完全な連休」を維持するのはなかなかに厳しい とはいえ、やらなければならないことが極端に減った結果、多くの自由時間を手に入れたわけだが やはり人間は最終的な興味は自分自身に落ち着くらしい やっぱりな、以上の感想が正直あまり出てこない(笑) 人間はなんだかんだ言って1番自分に興味があるもんね 興味のある自分自身、その内面へと意識が深く向いていくのは当然の帰結のように思える というか 「1番興味があるものが自分自身」というタイプはこうなるだろうし これが興味のあるものが創作(例えば絵とか)だというタイプの人間だったら延々と自らの時間は創作活動に費やされたことだろう 最終目的がないので、目の前のことばかりにフォーカスしていく行動を取った結果、 実験記録としては面白いのかもしれないが、読了後に心に残るものがほとんどないのが残念 要するに実験の経過と結果がほぼ予想通りだったので、 前述のように「やっぱりね」以上のものを得られなかった 実験のログということなのでこれはこれでいいのだと思うが 読み物としてはどうかという感じ 最終的に設置された目的があるかないかってのは本としてこんなに大事なんだーって思い直させてくれたということだけでも収穫かなぁ 遥か遠くでもいいし壮大なものでなくとも全然いいから 面白くなるにはやっぱり目的地は必要だわ(私には ってあれ?これって丸々人生にも当てはまるんじゃ…w
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「目的がなくなると人はおかしくなる」これが本書から得られる私なりの結論だ。 社会活動を休んでいると自分と向き合わざるを得なくなる。 連休と言っても年金生活や学生生活、ワーキングホリデーや休職期間、主婦とは全く違う。 何の目的もなく、健康な身体を持て余してしまう。 そうすると今まで...
「目的がなくなると人はおかしくなる」これが本書から得られる私なりの結論だ。 社会活動を休んでいると自分と向き合わざるを得なくなる。 連休と言っても年金生活や学生生活、ワーキングホリデーや休職期間、主婦とは全く違う。 何の目的もなく、健康な身体を持て余してしまう。 そうすると今までは守られていたものが全部前に出てきておかしくなる。 これはそんな内容の観察日記だった。
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カフェ従業員を辞めて、知り合いの杉松さん家の物置で2000日以上過ごした生活を送った人の記録本。考えたことが淡々と綴られており、悲しい内容や自虐はほぼない。家の外には出ているようだが、食事の話、街並みの話、年末年始の話、ニュースの話といった日記でありそうな話題が出てこないのが特徴...
カフェ従業員を辞めて、知り合いの杉松さん家の物置で2000日以上過ごした生活を送った人の記録本。考えたことが淡々と綴られており、悲しい内容や自虐はほぼない。家の外には出ているようだが、食事の話、街並みの話、年末年始の話、ニュースの話といった日記でありそうな話題が出てこないのが特徴的。 途中で自分の人生を詳細にデータベース化したり、睡眠食事風呂以外の刺激を禁止した生活を送ったりと、人体実験を行っていることも多い。自分が2000連休になっても同じようにはならないと理解させられるとともに、著者の実体験は納得感が強い。 しかし最後まで読んでも作者の人となりはほとんどつかめなかった。途中で好きな食べ物を聞かれて思い浮かばず困るシーンがあったが、観察対象としての自分に興味があるだけなのかなと思った。
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最初はいかにもニート的な、俗な感じでこの先が不安だとかインターネットやってるとか言っていた作者が、社会や他者との接点を極限まで減らしていく中で、人生や思考をデータベース化したり、無意識の動作を意識化したりしだす。自己のすべてを表層意識と理性で捉え直していくことで、どんどん離人症め...
最初はいかにもニート的な、俗な感じでこの先が不安だとかインターネットやってるとか言っていた作者が、社会や他者との接点を極限まで減らしていく中で、人生や思考をデータベース化したり、無意識の動作を意識化したりしだす。自己のすべてを表層意識と理性で捉え直していくことで、どんどん離人症めいて自分が希薄化していく。 自分のことを上田と、他人事のように言うのが怖かった
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息子が図書館から借りて読んでいたのを、横取りしたみたいに読みました。最初はフリーターのご託だろうと読み進めてみると、どんどんディープな世界に作者が、降りていって、最後は狂気ギリギリの世界まで行き着く。でもその読後感は爽やかで、今年一押しの本です。作者が同郷なのも読みやすさの一端か...
息子が図書館から借りて読んでいたのを、横取りしたみたいに読みました。最初はフリーターのご託だろうと読み進めてみると、どんどんディープな世界に作者が、降りていって、最後は狂気ギリギリの世界まで行き着く。でもその読後感は爽やかで、今年一押しの本です。作者が同郷なのも読みやすさの一端かも…と思いました。
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