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二重らせんのスイッチ の商品レビュー

3.6

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2022/05/02

大手ソフトウェア会社でプログラマーとして働く桐谷雅樹は、身に覚えのない事件の容疑者として逮捕される。必死に無実を主張するも、防犯カメラに映る犯人の姿は確かに自分と酷似していた。自ら希望したDNA鑑定の結果はまさかの一致率99.99%!  “タイトルがネタバレでしょ”と思いながら読...

大手ソフトウェア会社でプログラマーとして働く桐谷雅樹は、身に覚えのない事件の容疑者として逮捕される。必死に無実を主張するも、防犯カメラに映る犯人の姿は確かに自分と酷似していた。自ら希望したDNA鑑定の結果はまさかの一致率99.99%!  “タイトルがネタバレでしょ”と思いながら読み始め、予想通りの展開に唖然とした。が、さすがは辻堂さん。序盤の展開こそ読めたものの、そこから先はこちらの予想の更に上をいく展開に驚嘆した。ちょっと苦しいかなと思いつつ、十分楽しめたのでよかった。

Posted byブクログ

2022/05/01

あらすじを読んで、とても面白そうと思って一気読みしました。 分厚い本とは思えないくらい、飽きずに読めて、次々と本当の事実や想いがわかりやすく、面白かったです。

Posted byブクログ

2022/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きな作家さんなので迷わず手に取りました。 変な前置きがなく、いきなり物語が展開していくので、すぐに物語に入り込めました。一卵性双生児についての話は腐るほどあるけれど、国際養子縁組の仕組みに触れていて、新しい視点になっていたと思います。 ラストは私の予想とは違って、2人ともが良い方向へ向かっていったハッピーエンドだったのでよかったです。私の予想は最後の空港で2人が入れ替わるんじゃないか?って感じだったんですけどね笑

Posted byブクログ

2022/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Amazonの紹介より 2015年2月、桐谷雅樹の“日常"は脆くも崩れた。渋谷区松濤の高級住宅地で飲食店経営者が殺害され、現金およそ二千万円を奪われる事件が起きた。凶器が購入された量販店の防犯カメラに映っていたのは、まぎれもなく自分自身の姿。犯行現場から検出されたDNA型は雅樹のものと一致する。紙で切ったはずの手の傷跡、現場付近で寄せられた目撃証言……。すべては雅樹による犯行を示唆していた。やはり俺が犯人なのか――自らの記憶、精神をも疑いはじめた矢先、雅樹の不在証明が偶然にも立証される。しかし、待ち受けていたのはさらなる苦難だった。 上記の内容は比較的初めの方なので、どっちかというと、その後の展開に重要な要素が多くありますので、ネタバレなしで感想は正直書きづらいかなと思いました。 ネタバレなしでの感想となると、伏線の回収が鮮やかでした。今までの辻堂作品もそうですが、回収していく過程が清々しいので、読了もスッキリ感があります。 この作品でも、一つの行動の裏側では、こういうことがあったんだと後半になってわかっていきます。それがカチッとはまるかのように清々しさがあって、良かったです。 ネタバレを含めての感想では、実は主人公は双子なのですが、その背景には虐待や産後うつ、国際養子縁組といった社会問題があります。 辻堂さんの前作「トリカゴ」では、無戸籍をテーマにした物語であり、今回は養子縁組をテーマにしています。 最近の辻堂作品の傾向として、社会問題を組み込んでいるので、ミステリーだけでなく考えさせる要素もあって、今後の作品に注目したいと思います。 国際養子縁組という言葉は初めて聞いたので、その内容が一瞬本当の話なの?と思ってしまいました。 もしも自分の知らないところで、双子がいたとしたら? 現実ではなく夢なのではと思ってしまいます。 段々と明らかになる家族の隠された秘密。苦労の果ての末に、良くない結果を生んでしまいます。 その行動が間違いという言葉にしてしまうと、ちょっと違うのですが、何とかできなかったのかと悔やんでも悔やみきれない気持ちになりました。 みんな悪くないけど、悪い方向へと進んでしまうという複雑な心境に、子育てや教育をすることの難しさを感じました。 ミステリーを楽しむというよりは、ミステリーを通して社会問題を知ってほしいというメッセージがあるように思いました。 何事も正直に。特に家族内では、正面と対等に向き合っていくことが大切であると思いました。

Posted byブクログ

2022/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

DNAによるこの「証明」は完全無欠だと思っていた。まさか、そこにこんな大きな落とし穴があったなんて。 ということは、今後これを使ったトリックでは完全犯罪は作れないということか…おそるべし科学の進歩。 強盗殺人事件である日突然逮捕される。防犯カメラに写っているのは自分、現場に残されたDNAも自分のと一致。ってことは、犯人は自分なのか?全く身に覚えがないのに、これだけ証拠がそろっていたら言い逃れもできない… 怖い、これ、ホントに怖い。 タイトルである程度ネタバレはするけれど、何も書けない、感想が。 ただ、非常に面白く読み終えはしたのだけど、なんとなく腑に落ちないところもあれこれ。

Posted byブクログ

2022/04/20

強盗殺人容疑で逮捕された無実の青年が冤罪を暴き出すミステリー(著者は辻堂ゆめさん)。渋谷で起きた強盗殺人事件で覚えのない容疑で逮捕された雅樹、防犯カメラに自分そっくりの人物が写っておりDNA鑑定でも雅樹のものと一致する、すべては雅樹犯行を示唆していた… 表紙にそっくりの2人の 男...

強盗殺人容疑で逮捕された無実の青年が冤罪を暴き出すミステリー(著者は辻堂ゆめさん)。渋谷で起きた強盗殺人事件で覚えのない容疑で逮捕された雅樹、防犯カメラに自分そっくりの人物が写っておりDNA鑑定でも雅樹のものと一致する、すべては雅樹犯行を示唆していた… 表紙にそっくりの2人の 男性が描かれているのでなんとなく展開は予測できたが、テンポよくサクサク進んで面白かった。現代(小説の舞台は2015年)を舞台にしたエンタメ小説が好きな人にオススメ。

Posted byブクログ