二重らせんのスイッチ の商品レビュー

辻堂ゆめ(著者)

2022/09/25

とても読みやすく あっという間に読み終えた

先に繋がるヒントを提示されながらストーリーが進むのに 退屈しない

ただ 面白かっただけに 若干都合が良すぎて 上手くまとめたなぁという印象が残るのが残念

次回作が楽しみな作家さん

2022/09/24

強盗殺人事件の防犯カメラに写っていたと容疑者となったが、身に覚えがない。DNA鑑定でも容疑者となり得る。これはどういう事？

2023/10/27

その計画に無理があるから集中できない - 辻堂ゆめ「二重らせんのスイッチ」★★★☆☆

タイトルの螺旋はDNAで、それが二重ってことでもうわかりますね。ただその点は序論なので、ネタバレうんぬんじゃないですね。出会ってからが本論だな。スイッチはボタンのほうじゃなくて、スイッチヒッターのほうか。
そもそもの計画に無理があるよね。やっぱり。ホクロがあるほうが”カナ”だし、シュッとしてるほうが”かずや”だもの(幽体離脱ー)。ということでそこが無理だって思っちゃうので以降が急につまらなくなります。
違和感のある書き方なのでアレ系だろうと予想したらやっぱりだった。それを超える勢いで最終章を、展開させたのはみごとだった。

2022/09/11

誤認逮捕に至る警察の捜査があまりにも杜撰ではないかと思ったが、防犯カメラやDNA鑑定でのミスは実際にもある事なのかもしれないと思いました。
登場人物の性格がちょっとキレイすぎるように感じましたが、まとまったラストにするためにはこのくらいでよかったのかも。

2022/09/08

　桐谷雅樹は身に覚えのない強盗殺人で逮捕される。犯行現場に残されたDNAは雅樹と一致。しかも、防犯カメラに映っていたのはまぎれもなく雅樹で…

　いきなり冤罪をかけられて、おまけに監禁されてどうなるかハラハラでした。
　双子なのかとは思ってましたが、まさか国際養子縁組なんてスケールだったとは驚きました。そして、明暗を分けた雅樹とジェイク。片や有名大学大学院卒、エリート会社就職、片や高卒の半グレ。
　ジェイクの仲間・ナガノとの「大いなる計画」もアッサリ終了して肩透かしなのかと思いきや、本当の「大いなる計画」はなりすましってのが納得でした。

　雅樹の彼女・奈美が凄く良い子で救われた所もありました。周りも日頃の雅樹の態度を信じてくれていたのもホッとしました。

　会うべくして出会った双子がようやく幸せになって明るい未来で良かったです。

2022/08/25

ミステリーなんだけど、ミステリーではないような物語。
双子のDNAは同じでも、全くの別人格なんだということを再認識した。
ラストがいい感じにまとまっていて、ホッとした。

2022/08/13

この作家の発想力は凄いと作品を読む度に思う
法学部出身ということもあり、その知識を多岐に盛り込んでいる
あり得ないことを、現実と思わせるのもこの作家のが凄いところだ
このストーリーのような養子縁組、実際にあったのだろうと思う

2022/08/07

❇︎
二重らせんというタイトルと表紙の絵から
双子に関係する物語に違いない。

なら、スイッチって一体何だろうと
タイトルの由来を楽しみに読みました。

ーーーーー
突然、身に覚えのない容疑で警察に逮捕され、
ましてや動かぬ証拠としてDNAが一致した
と言われたら。

ある日突然、人生が様変わりする。

DNA、生きてきた環境、過ごしてきた時間、
その人らしさを形作る基とはいったい何だろう。

2022/07/18

『卒業タイムリミット』がNHKでドラマ化された著者の新作。今作のトリックは双子。ミステリーのネタとしては手垢が付くほど擦られているが、そこに犯罪計画を主導する3人目が絡んでくることで物語の行方が読めなくなっている。ほぼその3人の会話劇でストーリーが進行するが、さり気ない台詞で伏線が張られていてグイグイ引き込まれて350ページを一気に読んでしまった。

2022/07/16

タイトルや表紙から双子のDNAネタバレしてるので、どんな展開中なのかと思いながら読んだら、面白かった！先が知りたくて一気読みしました。…あらすじに触れると即ネタバレになりそうな感じです。
…少しネタバレになりますが、残念だったのは展開は楽しかったけど、多胎児の育児の虐待率の高さをもう少し掘り下げてほしかった。虐待は母親の資質ではない割合が多いと思っているので。