佐久間宣行のずるい仕事術 の商品レビュー
社会人としてどんな職業の人にも通ずる、マインドや姿勢について書かれた本。筆者が実際の新卒入社したときからの経験に基づいており、具体例とともに紹介されている。 とても基本的なことだが、今の私にとっては必要なことが簡潔にまとめられている。
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テレビ東京で名物番組を数多く手掛け、今は独立して活動する名物プロデューサーによる仕事術の書として話題の一冊です。 タイトルが「ずるい仕事術」で、テレビ業界という特殊な職場での活躍、ということで、どんなすごい仕事術が紹介されているのかと思ったら、かなり王道の仕事術の印象でした。著者...
テレビ東京で名物番組を数多く手掛け、今は独立して活動する名物プロデューサーによる仕事術の書として話題の一冊です。 タイトルが「ずるい仕事術」で、テレビ業界という特殊な職場での活躍、ということで、どんなすごい仕事術が紹介されているのかと思ったら、かなり王道の仕事術の印象でした。著者の経歴の中では「ずるい」と思ったのかもしれませんが、決してそんなことはなく、しっかりとジャンル分けし、自分の経験を参考にしながら、素直な言葉で語りかけている内容で、心に響くものでした。 特に、仕事に悩んでいる人、自らのキャリアに疑問が持っている人、そして、仕事に馴染めない若手といった人には共感できる点が多いと思います。 ▼どんなとき、人は他人を攻撃するのか。それは「メンツを潰されたとき」だ。 人はメンツで動いている。「ナメんなよ」が、争いごとの9割と言ってもいい。 ▼正論をまっすぐ吐くと、たいていは嫌われる。だから言いたいことがあるときは、伝え方に気をつけよう。コミュニケーションは「最短距離」より「平らな道」を行くことだ。 ▼陰口が自分の耳に届いたとき。それでも自分の意志を貫ける人だけが、やりたい仕事に取り組める ▼自分の「得意」は、「努力の割に評価されること」の中にある。「そんなに努力していないのに、やたら褒められる(感謝される、驚かれる)。 ▼チームにチームクラッシャーになりかねない問題児がいるときは、事前に「封じ込め」作戦が効果を上げる。これは先手を打って、不正解な行動は「ダサい」という空気をチーム内につくってしまうというものだ。 封じ込め作戦にはもう一つある。「嫌なヤツ」の話をねつ造する方法だ。 ▼リーダーに大切なことは、犯人を明らかにすることよりも、トラブルに至った「仕組み」を特定し、それを解決すること。あらゆるトラブルはすべて、チーム全体で考えるのだ。 個人的なミスの裏のは、必ず「仕組み」の問題が隠されているからだ。 ▼上司は、部下のことを思うならかんたんに仕事を引き取ってはいけない。受け取ったら面倒くさくても、フィードバックして修正させる。そしてもう一度提出させて、チェックする。それでも及第点ではなかったら、もう一度フィードバックして修正させよう。 正解の方向性だけは見せて、そこからのディテールは本人に任せるのがいい。 ▼佐久間流発想術 ①反転法:「感情の反転」「当たり前からの反転」 ②掛け合わせ法:まだ世にないであろう「設定」から、新しい企画に育てていくやり方 ▼「悪い失敗」は、仮説がない挑戦の結果、もたらされたもの。 「いい失敗」は。仮説を踏まえた挑戦の先にあるもの。 ▼薄くダラダラ失敗を続ける人は、「損切り」ができない人だ。いつか逆転ホームランを打てるんじゃないかと期待しつつ、自発的に努力することもなく、ただ「待つ」という選択をしてしまう。そうならないために必要なのが「期間」と「目標値(KPI)」の初期設定だ。これが未達の場合は潔く企画を撤退させる「損切りマインド」も大事になる。 ▼10年後の自分をクリエイターたらしめるのは、今日のインプット。蓄積の差は、必ずいつか現れる。 ▼プロフェッショナルとはなにか。 僕の定義は、「対価と同等の働きをする人」。 ▼会社を辞めるかどうか悩んだらどうするか。僕がおすすめしているのは、期限を決めてゴールを設定し、そこまでは全力で努力してみるということだ。迷ったら「どうしよう」とブレーキペダルを踏むのではなく、ブレーキから足を離し、アクセルを踏み込んでみる。期限を決めるのは、100%の力で打ち込むためだ。 「仕事がつまらない」と絶望する前に、やれることは全然あるから。 ▼会社を辞めた方がいいのだろうか、続けられるのだろうか。そんなふうに思ったときにできることがもう一つある。問題を二つに「分解」するのだ。「組織」の問題と「自分の能力(スペック)」の問題だ。 組織の問題を、個人の能力でカバーするには限界がある。でも、能力が足りないまま組織の悪口を言うばかりでは成長できない。行く手を阻む壁は会社なのか自分なのか。その見極めができてこそ、その努力が実を結ぶ。 ▼運は愛想と誠実さによって架けられた「信用」という名の橋を渡ってやってくる。だから愛想の悪い人は信用を得られないし、運も来ない。 自分の機嫌は自分でとる。これができる人の元に運は来る。 ▼変化とは「起きる」ものではなく「起こす」もの。小さな一歩でかまわない。まずは前に踏み出せば、奇跡が待っていることがある。 <目次> 第1章 仕事術編 第2章 人間関係編 第3章 チーム編 第4章 マネジメント編 第5章 企画術編 第6章 メンタル編
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「あちこちオードリー」を毎週楽しみにしている。 たまに番組内でコメントしたりしているのを見かける。 その人が仕事論の本を出した。 特に、著者の番組にいたく感動したわけでもないけれど、「いつも観ている面白い番組の人は、どんなことを考えているのかな」と気になって読んでみた。 「コン...
「あちこちオードリー」を毎週楽しみにしている。 たまに番組内でコメントしたりしているのを見かける。 その人が仕事論の本を出した。 特に、著者の番組にいたく感動したわけでもないけれど、「いつも観ている面白い番組の人は、どんなことを考えているのかな」と気になって読んでみた。 「コント:嫌いな人」は面白い。 やってみようかな。でも、「嫌い」って言っちゃうと後々メンタルきつくなるから、「コント:めんどくさい人」くらいにしておこう。 「おもしろい」の因数分解は必要だと思った。 本腰入れて考えてみよう。 そのために、著者がやってるグーグルカレンダーのルーティンは参考になる。 アレンジしてやってみよう。 「自分の機嫌は自分でとる」は、社会人のマスト。最近よく思う。 愛想がまだないので、どうしてもフラットになりがちだけど。 今後も気をつけよう。
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ラジオが大好きで、本もオススメされて読んだ。 クスッと笑える話も多いんだけど、どうしたら仕事が楽しくなるかが、佐久間さんの具体的なエピソードを交えて書かれていた。 仕事を上手くこなす方法が書かれた本は沢山あるけれど、これは自分から仕事を楽しくしていく、もしくは楽にしていくため...
ラジオが大好きで、本もオススメされて読んだ。 クスッと笑える話も多いんだけど、どうしたら仕事が楽しくなるかが、佐久間さんの具体的なエピソードを交えて書かれていた。 仕事を上手くこなす方法が書かれた本は沢山あるけれど、これは自分から仕事を楽しくしていく、もしくは楽にしていくためのコツがたくさん書かれていた。 お盆明けの憂鬱な気分を、いい意味で奮い立たせてくれた。
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自分の性格と真逆の仕事術。というよりか、自分の感情とかよりも、いかに自分の仕事をしやすくするか、やりたい事を実現できる環境を作るかという事を徹底して考えている佐久間さんは凄いと思う。 よっぽど自分や周りの人を知れていないとできない事だし、私も見習う。 ただ、やはり好きなことや...
自分の性格と真逆の仕事術。というよりか、自分の感情とかよりも、いかに自分の仕事をしやすくするか、やりたい事を実現できる環境を作るかという事を徹底して考えている佐久間さんは凄いと思う。 よっぽど自分や周りの人を知れていないとできない事だし、私も見習う。 ただ、やはり好きなことや熱中できるものを見つけることがなによりも大事だと思った。その熱量が伝わって、良い人間関係が出来上がりやすくなる。人々は何かに全力を注いでる人ほど魅力的に見る。 自分は学生時代とかでそういったものを見つけられなかったけど、いつ、どんなきっかけでそういったものが見つかるかわからないから、諦めずに日々行動して、熱中できるものを見つける。 何度か読み直したいと思える本だった
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テレビの裏方的存在のテレビプロデューサーである佐久間宣行氏だが、オールナイトニッポンゼロでの面白いトークをきっかけに知ることになり、本まで買ってしまった。あまり期待はしてなかったが、読んでみると至極真っ当なことを書いていることに驚いた。才能だけでなく、泥くさく真面目に生きることが...
テレビの裏方的存在のテレビプロデューサーである佐久間宣行氏だが、オールナイトニッポンゼロでの面白いトークをきっかけに知ることになり、本まで買ってしまった。あまり期待はしてなかったが、読んでみると至極真っ当なことを書いていることに驚いた。才能だけでなく、泥くさく真面目に生きることが大切なんだと気付かされた。
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これからの仕事へのアプローチで参考になるものがあればと思い読んでみた。 概ね自分の思うところと一緒で、そう言えば最近はあまりストレスなく主張したことをやれているなと感じている。 心に響いた点は。 自分なりの仮説を持つこと。 給料分の価値を出すプロ会社員。 運は信用の積み重ね ≒...
これからの仕事へのアプローチで参考になるものがあればと思い読んでみた。 概ね自分の思うところと一緒で、そう言えば最近はあまりストレスなく主張したことをやれているなと感じている。 心に響いた点は。 自分なりの仮説を持つこと。 給料分の価値を出すプロ会社員。 運は信用の積み重ね ≒ 縁。 響いた理由は。 仮説が無いと失敗の分析ができない=成長しない。 フリーランスや専門家にならなくてもプロフェッショナルな意識を持つ=歯車ではない。 何事も人と人のつながりが大事。 どのように活かすか。 様々シミュレーションし可能性の幅を持つ。 あいつが言うなら仕方がないと思わせる説得力、論理展開を磨く。 難しい仕事ほど笑顔ですぐやる。 仮説を持って検証できる物差しを身に付ける。周りが納得するような知識に裏付けられた説得力。いつも笑顔で障壁なく仕事できる環境作りを心がける。 「ずるい」とあるが生産性からすれば当たり前のことと感じた。
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まあ当たり前のことを書いているが、佐久間さんがいうから持つ説得力みたいなものがある。改めて、言葉は誰が言うか、どのような経験の元言うか、大事と学び
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本に書かれている仕事術で、いくつも参考にしたいと思った。 ・とにかく楽しそうに働いて、その姿をまわりや上司にアピールする →この仕事がやりたかった、この仕事をさせてくれてありがとうという感謝を伝えることになるから ・雑用の中に意味がある。本気でやっていれば、それを見ててくれる ・報告、連絡、相談 報告はマストで進捗状況と優先順位は共有する ・会議は事前準備で勝つ →想定質問を用意して、淀みなく答えられるようにする →必要になりそうな資料はあらかじめ用意する →アイデアを持っていく →前回の会議で話題に出たことは調べて次の会議に持っていく ・会議後は、その日の要点と次の会議に達成すべきこと、次回までに自分がやっておくことを書き留める ・ひとつひとつの仕事に仮説を立てて、実行し、実行したら検証する ・社内初はローリスクハイリターン ・自分のキャラを理解する →自分のキャラやスキルを正しく理解してもらう。自分が勇者なのか僧侶なのかわからないのが問題。 そんなに努力していないのに、やたらに褒められるところが良い。 ・突き抜けた長所のない人は使われなくなるので 声をかけられたらなんでもやるべき ・◯◯をやりたいをアピールし続ける ・企画書はラブレター →その企画書は誰が読むのかを意識する →相手は何を求めているか。なぜこの番組が視聴率を取れるか。→なぜ今必要なのかの説得力 →社会の空気やマーケットの傾向、SNSの声などを用いながら、数字やデータ、ロジックで裏打ちする ・何が面白いのかを相手に伝わる形でアウトプットする ・やりたいこと×ジャンルで企画を考える (ex 不倫ドラマ×逃避行、サスペンス、デスゲームなど) ・インプットしつづける ・KPIの設定が大切 (視聴率だけではなく、「子どもたちにはやるギャグか歌を生み出す」「イベントで大動員する」など)
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1.最近、youtubeでよく見るチャンネルだったので、佐久間さんのことを知りたいと思い、購入しました。 2.テレ東で22年間勤めてきた著者自身が実践してきた仕事のやり方について書かれています。「たかが仕事」と割り切っているので、ドライな性格ではあるものの、自分が面白いと思うこ...
1.最近、youtubeでよく見るチャンネルだったので、佐久間さんのことを知りたいと思い、購入しました。 2.テレ東で22年間勤めてきた著者自身が実践してきた仕事のやり方について書かれています。「たかが仕事」と割り切っているので、ドライな性格ではあるものの、自分が面白いと思うことを視聴者に届ける努力は怠らないという熱い一面もあります。自分がやりたいようにやるためにはどうすればいいのかを書かれた本です。 3.企画はインプットの量で決まる、嫌いな人とのコミュニケーションの仕方等、書いてあることは基本的にはどの本と似たり寄ったりの内容です。しかし、佐久間さんを通して書かれた言葉になっているので、より説得力を増したり、やる気にさせたりしてくれます。 私自身、ラジオパーソナリティをはじめ、企画側に回りました。そして、イベント活動にも参加しており、見本として、このような人がいてくれたことがとても嬉しいです。 「どういう企画が当たるかということがわからない以上、自分をコツコツ磨いて、仮説と検証を繰り返していくしかない」という内容があったので諦めずに企画を練り続けていきたいと思います。
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