1,800円以上の注文で送料無料

アルツ村 の商品レビュー

3.8

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/10/28

老老介護やヤングケアラーの問題がニュースで取り上げられるようになり、解決方法が見つけられないまま今もその問題に苦しむ人々がいる。 行方が分からなくなっている人のお知らせも、たびたび地域の放送でかかる。 実際介護で毎日大変な思いをされているご家族の方がこの本を読んだとしたら、ア...

老老介護やヤングケアラーの問題がニュースで取り上げられるようになり、解決方法が見つけられないまま今もその問題に苦しむ人々がいる。 行方が分からなくなっている人のお知らせも、たびたび地域の放送でかかる。 実際介護で毎日大変な思いをされているご家族の方がこの本を読んだとしたら、アルツ村というシステムについてどう思われるのか気になった。

Posted byブクログ

2022/10/19

認知症患者を抱えた家族の大変さ…想像以上のものでしょう。ヤングケアラーの問題も大きく関わっているお話しでした。 しかし、いや、まさかの展開でなんだか怖くなってしまいました…。

Posted byブクログ

2022/10/16

認知症やヤングケアラーの問題にも踏み込んだ小説。綺麗事を言わなければ周囲の厳しい目から叩かれるけど、綺麗事だけではやっていけない領域にきてるのだなぁとも思う。家族だからで自分の人生犠牲するのを当たり前にしてはいけないし、お金がなければ自分か相手を見殺しにするしか選択肢が出ないのも...

認知症やヤングケアラーの問題にも踏み込んだ小説。綺麗事を言わなければ周囲の厳しい目から叩かれるけど、綺麗事だけではやっていけない領域にきてるのだなぁとも思う。家族だからで自分の人生犠牲するのを当たり前にしてはいけないし、お金がなければ自分か相手を見殺しにするしか選択肢が出ないのも苦し過ぎる。色々考えさせられる話だった。

Posted byブクログ

2022/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先が気になって一気読み。 認知症とその介護の問題はこれから放っておけない 自分の身にも少なからずその時が来る 「認知症にならないためには長生きしないことですよ」その通りだと思う 夏美さんが救いがなくって辛い まさかの結末。

Posted byブクログ

2022/09/20

「いのちの停車場」を読んで次回も著者の本を読めたらと思いこの本を… ん?!何だ何だこれは介護ミステリー、サスペンスか!展開は早い気がしたけど先が気になる読書となりました。 ここで認知症とは脳の箇所によって症状の現れ方が違ったり、広大な大地の観光地への困窮問題、いろいろ考えてしまう...

「いのちの停車場」を読んで次回も著者の本を読めたらと思いこの本を… ん?!何だ何だこれは介護ミステリー、サスペンスか!展開は早い気がしたけど先が気になる読書となりました。 ここで認知症とは脳の箇所によって症状の現れ方が違ったり、広大な大地の観光地への困窮問題、いろいろ考えてしまうとこもあり。

Posted byブクログ

2022/09/16

衝撃的なスタートだったけど、読み進めるうちに、介護や認知症の病症や入居者の行動や様子が詳しく書かれていたり、南さんという作者さんは、よく勉強されているんだなと思っていたら、現役医師だったんですね。 スイスイ読み進められましたが、早く読みたくてラストを開いたらあまりにも衝撃的過ぎて...

衝撃的なスタートだったけど、読み進めるうちに、介護や認知症の病症や入居者の行動や様子が詳しく書かれていたり、南さんという作者さんは、よく勉強されているんだなと思っていたら、現役医師だったんですね。 スイスイ読み進められましたが、早く読みたくてラストを開いたらあまりにも衝撃的過ぎて夜眠れませんでした。 ラストをみてしまうと、最初の内容が真実なのか嘘なのか混乱します。 問題視されてるヤングケアラーや、DVにも触れられていて、重い内容なのに、次が気になり、読む手が止まりませんでした。 再度読んだら感じ方が変わるのでしょうか。

Posted byブクログ

2022/09/17

39歳の元看護師・三宅明日香は夫のDVに耐えきれず、7歳の娘・リカを連れて家を出る。車をひたすら走らせて、迷い込んだ山奥の小さな村。金属柵を乗り越えて、村内に入ろうとした瞬間、意識を失い、気がつくと、老齢の男性の家にいた。男性をはじめ、村の住民は皆、認知症を患っていた。 認知症患...

39歳の元看護師・三宅明日香は夫のDVに耐えきれず、7歳の娘・リカを連れて家を出る。車をひたすら走らせて、迷い込んだ山奥の小さな村。金属柵を乗り越えて、村内に入ろうとした瞬間、意識を失い、気がつくと、老齢の男性の家にいた。男性をはじめ、村の住民は皆、認知症を患っていた。 認知症患者の割合が世界一高いといわれる日本。介護に疲れきった家族の苦悩が募り、患者の虐待や精神的に追い詰められ自殺にいたるケースもあるという。認知症の中で半数以上を占めるアルツハイマー病は神経細胞の間に異常なたんぱく質「アミロイドベータ」がたまることから起きるといわれているが、まだまだ解明されていないことが多く、原因の究明や有効な治療法開発に繋がっていない。 本書では、治療の第一歩として正しい診断をするためには、画像診断だけでは不十分で、死後の脳解剖結果との突き合わせが必要だという考え方も紹介され、物語のシナリオに組み込まれている。また、オランダやフランスに実在する認知症の人たちが暮らす村や日本の遠野地方に慣習的にあったといわれる「デンデラ野」といわれる棄老伝説もベースとなっている。 年金額さえ支払えば、住居、食事、医療などの費用は無料、ただ、所在地は明らかにされず、家族との連絡は一切できない。そんなアルツ村に違和感を抱く明日香がたどり着く結末は?終盤、怒涛の展開を迎え、明日香の身の上に危険が迫る。そして、どんでん返しの事実が暴露される。 途方もない終盤の展開は、スリルとサスペンスに富むが、それまでの住人たちとの交流になんとなく感じていた優しく、リアルなトーンが一気に消滅する。 だが、認知症介護という社会的課題をわかりやすく啓蒙しようと、ミステリアスでホラーっぽい話に仕立てた著者の意図は十分伝わり、楽しみながら社会問題を身近に感じられた。

Posted byブクログ

2022/09/07

国民的問題である認知症に焦点をあてた小説。 北海道のある土地に認知症の人が住む地域があり、そこに迷い込み、娘と間違われた明日香は夫の暴力から逃れてきた,娘のリサを連れて。 しかしその他は認知症の壮大な実験場ないし研究所であった。それにきずいた明日香だったが、そこの医師からレビー小...

国民的問題である認知症に焦点をあてた小説。 北海道のある土地に認知症の人が住む地域があり、そこに迷い込み、娘と間違われた明日香は夫の暴力から逃れてきた,娘のリサを連れて。 しかしその他は認知症の壮大な実験場ないし研究所であった。それにきずいた明日香だったが、そこの医師からレビー小体型認知症と言われて、物語は大転回する。後半の話の展開はかなり無理があった。

Posted byブクログ

2022/08/08

夫の暴力から子供を連れて家を出た主婦明日香…迷い込んだ村では認知症の高齢者が支援を受けて生活していた…ここはどこなのか?どういったことで支援を受けられているのか…その目的は??すごい作品を読んでしまった…そう思わずにいられませんでした。こういう村の存在ももしかしたらあるのかも…近...

夫の暴力から子供を連れて家を出た主婦明日香…迷い込んだ村では認知症の高齢者が支援を受けて生活していた…ここはどこなのか?どういったことで支援を受けられているのか…その目的は??すごい作品を読んでしまった…そう思わずにいられませんでした。こういう村の存在ももしかしたらあるのかも…近い将来…ううん、もうすでにあったりして…実際介護に直面する家族のつらさ、大変さは並大抵のものではないです。そこにつけ込んで…ただ高齢者自身の気持ちをないがしろにしているのではないか…そうも感じました。ラストは意外な展開でした!南杏子さんの作品、初読みでしたが、ほかの作品も読みたいです。

Posted byブクログ

2022/08/08

認知症の人の事はわかりやすく理解できたが 伏線の回収がなく最後に真実を明かす感じで じわじわ真実を読み手にも疑わせてくれたらもう少し面白かったかも

Posted byブクログ