准教授・高槻彰良の推察(7) の商品レビュー
シリーズ第7弾。 「違う世界へ行く方法」「沼のヌシ」「人魚の肉」の 3編を収録。 高槻彰という人は、怪異の可能性を示唆されたら、 とりあえず確かめに行かずにはいられない困った人なのだ。 「違う世界・・・」と「人魚の肉」が面白かったぁ 後半の怒涛の展開が最高です。 遠山と沙絵と夏樹...
シリーズ第7弾。 「違う世界へ行く方法」「沼のヌシ」「人魚の肉」の 3編を収録。 高槻彰という人は、怪異の可能性を示唆されたら、 とりあえず確かめに行かずにはいられない困った人なのだ。 「違う世界・・・」と「人魚の肉」が面白かったぁ 後半の怒涛の展開が最高です。 遠山と沙絵と夏樹は、固定キャラ決定ですか? ドッキドキのワックワクでした。 次巻はもう少ししてからまとめ読みをしましょ。
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バランスが良かった。 彰良の謎も気になるけど、ずっと前巻のようなローテンション異界バージョンだとちょっとキツい。 「違う世界へ行く方法」は本来の学生からの相談ネタ。青春ぽいところも読後感○ 「沼のヌシ」相談相手といい、弘子おばあちゃんの秘密が彰良には刺さるところといい、1話よりは...
バランスが良かった。 彰良の謎も気になるけど、ずっと前巻のようなローテンション異界バージョンだとちょっとキツい。 「違う世界へ行く方法」は本来の学生からの相談ネタ。青春ぽいところも読後感○ 「沼のヌシ」相談相手といい、弘子おばあちゃんの秘密が彰良には刺さるところといい、1話よりは重いが、ミステリぽく収まっていておもしろかった。 「人魚の肉」は少し異界ネタ。夏樹くんも出て来て、まあまあ不穏な空気だけど短めで軽いので、楽に読めた。
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違う世界へ行く方法 異世界エレベーターは裏世界ピクニックで初めて知った。 大学デビューできる者もいれば、挫折してしまう者もいる。 確かに自分の席が決まっていない大学というのは所属意識が芽生えにくいのかもしれない。 そして別のことにハマって行かなくなってしまう者も。 それが趣味や将来に関係することであればいいが、いろいろな罠があるからね…。 エレベーターの中で飴をくれようとする女。 異世界の食べ物を口にする怖さは尚哉の例で十分に分かっていたが、現実の方がよりリアルで怖い。 先日も海外のハロウィンのお菓子に、よく似たドラッグが混ぜられていた、という話もあった。 沼のヌシ 尚哉と同じ能力を持つ遠山再登場。 開発の為に埋めようと沼の工事を妨害する老女。 彼女の娘が沼のヌシの花嫁になっているからという。 子供の頃に行方不明になった娘の身に起きた真相とは。現実を受け入れ死を悼むことで死者を弔うことができる。 人魚の肉 沙絵さんと警察の人再び。 人魚の肉を出すという噂のレストラン。 ある肉が入荷すると変化するHP。合言葉を言うと特別な部屋で提供される裏メニュー。 不老不死というのは孤独だ。 個人的に沙絵さんの声は日笠陽子さんで脳内再生している。 高槻は櫻井孝宏のイメージだったんだけどなぁ。
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人魚の話、カラクリは予想通りだったけど、気になるあの人が出てきて盛り上がりました。よく二人は八百比丘尼の誘いを断れましたね、人でないものが混じっているからかしら。
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このシリーズはあまり重くない事件が多いと思ってたけど、今回は死が絡んできたりいつもよりは少し重めだったように思う。 怪異ではなく人間の犯罪がメインの巻だった。 第三章の事件は警察の動きとしてこれ大丈夫?って感じはあったけど、まぁ怪異絡みの部署とかになってくるとまた違うんかなとも思ったり…。 沙絵さんのことも今回だいぶわかってきたし、今後も楽しみです。
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「違う世界へ行く方法」 現実から逃げ出したいから。 偶然が重なってしまったのかもしれないが、一度手を出してしまったら自力で抜け出そうとするのは難しいだろうな。 また一緒に頑張りだと思っても、立ち止まってしまった人に手を伸ばした後どうしようか分からないだろう。 「沼のヌシ」 幼く...
「違う世界へ行く方法」 現実から逃げ出したいから。 偶然が重なってしまったのかもしれないが、一度手を出してしまったら自力で抜け出そうとするのは難しいだろうな。 また一緒に頑張りだと思っても、立ち止まってしまった人に手を伸ばした後どうしようか分からないだろう。 「沼のヌシ」 幼く嫁いだ娘を守るために。 近寄らないようにするためだったのか分からないが、その言い伝えがなければ一人で居続けることもなかったろうに。 始めから真実を受け入れ話をしていたとしたら、もっと近くで大切な子を思い続けることができただろうな。 「人魚の肉」 合言葉がなければ食せない。 頻繁でなくとも仕入れる機会があるということは、何処からか支払うための金銭を手に入れているということだよな。 あまり考えたくはないが、多くはなくとも個室で食事をする人は何か分かって食べていたと考えると怖いな。
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3作収録されているが、それぞれ違う事件。このところ、推理小説というよりファンタジー小説の分類に入るような作品が増えてきている。まあ、このシリーズの特徴ではあるとは思うが・・・ まあ、悪くはない。もうすぐ続編が出るんだ。いつか解決するんだろうか、このシリーズ
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シリーズ第7弾で最新刊。3話からなる一冊。今回も面白かった。 ドラマシーズン2を観て面白かったので原作を読み始めたが、既刊本を全て読み切ってしまった。8巻目の発売が待ち遠しい! 「違う世界へ行く方法」 異世界への通じるエレベーターを試した後に失踪した学生。異界に通じる手段が本当にあるのか?と思いきや、現実には思いがけない事件が隠されていた。私が大学1年生だった時は授業を詰め込んでいたので、時間を持て余すことはなく、毎日、忙しかったなぁと懐かしくなりました。 「沼のヌシ」 尚哉の(人生の)先輩である遠山さんが高槻先生への依頼を持ってきて再登場。 沼を埋め立てるとヌシ様の祟りがあると主張するお婆さん。娘が小さい頃にヌシ様のお嫁さんになったと言う彼女にも哀しい事情があった。 「人魚の肉」 今回の3話の中で一番短い話だけど、一番好きかも。著者の前作『憧れの作家は人間じゃありませんでした』から、あさひちゃんと林原さんが登場。嬉しいコラボ。 そして、沙絵さんの謎も語られた。 人魚の肉として供されるもの、怖い…。
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まるで本当に民俗学の授業を受けてるみたい。 面白いし勉強にもなる。今回も怪異の原因が人に関わるものがほとんどだった。 ただ、先生の中に潜むもの、八百比丘尼の存在は本物の怪異としてまた謎が深まったなー これからは先生の中にいる正体がどんどん明かされていくのかな。 そしてそして、澤村...
まるで本当に民俗学の授業を受けてるみたい。 面白いし勉強にもなる。今回も怪異の原因が人に関わるものがほとんどだった。 ただ、先生の中に潜むもの、八百比丘尼の存在は本物の怪異としてまた謎が深まったなー これからは先生の中にいる正体がどんどん明かされていくのかな。 そしてそして、澤村先生の他の作品である憧れの作家シリーズであさひと林原が登場!前作は高槻先生が好きな小説が恋人を探して輪廻を繰り返す愛の小説って書いてた記載のみだったけど、今回はがっつり絡みがあって嬉しかった!!吸血鬼先生と高槻先生の存在する世界線よ、、 どちらも好きなシリーズだからコラボ嬉しい。 澤村先生の作品には日常に潜む人外がたくさんいて私は大好き〜
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シリーズ第7弾。ドラマばっちり拝見したのですっかりその配役で読んじゃいました。まだまだ謎が多いなあ。
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