紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 の商品レビュー
面白い! このシリーズ好き。 3つの連作短編集。 ①野良猫虐待事件をフィギュア造形のうんちくで解決。 ②大好きな父は白バイの隊員。しかし他界。 少年の心を印刷業界のうんちくで開く。 ③警察からの依頼。凶器が消えた奇妙な殺人事件の謎を、土生井さんと團さんの合わせ技の知識で暴く。 新...
面白い! このシリーズ好き。 3つの連作短編集。 ①野良猫虐待事件をフィギュア造形のうんちくで解決。 ②大好きな父は白バイの隊員。しかし他界。 少年の心を印刷業界のうんちくで開く。 ③警察からの依頼。凶器が消えた奇妙な殺人事件の謎を、土生井さんと團さんの合わせ技の知識で暴く。 新しい仲間! フィギュアの造形師、團さん。 何かを作る人は観察力に優れているのかも。 前巻の時にも書いたかもしれないが、 紙の情報量が多く専門的な知識が豊富でかっこいい。 紙のことがわかると、本の出版について、なるほど色々な事を知ることができるのだと感心した。 奥が深い。楽しい。 真理子さんとの進展は次の巻ということでいいですね!? 歌田先生!期待しています! 『このミス』大賞シリーズ。
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紙鑑定士という特殊?な職業の主人公が奮闘するミステリーの今回は連作中編集。 前作からの個性豊かな登場人物も再び登場し、主人公の温かみのある個性やそこに関わる人たちもすごく人間味が深くて気持ちよい。 事件にかかっては、相変わらず非常にコアでマニアックでうんちくたっぷり、オタク度高く...
紙鑑定士という特殊?な職業の主人公が奮闘するミステリーの今回は連作中編集。 前作からの個性豊かな登場人物も再び登場し、主人公の温かみのある個性やそこに関わる人たちもすごく人間味が深くて気持ちよい。 事件にかかっては、相変わらず非常にコアでマニアックでうんちくたっぷり、オタク度高く面白い。今後も期待のシリーズです。
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前作を読んで面白かったので、この作品が出たことを知り探して購入しました。 三作品とも味わいがありました。 また1人紙鑑定士のブレインが増えて楽しくなりました。
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「紙鑑定士の事件ファイル」の続編。 今回は長編ではなく、3作の中編から成る。 前作で絶妙なコンビネーションを見せた土生井が登場するかと思いきや、今回の相方は造形家の團に変わる。 紙鑑定士なのに、今作の始まりは小学生の女の子が持ち込んだ「紙粘土」専門外のことから、土生井からの伝手の...
「紙鑑定士の事件ファイル」の続編。 今回は長編ではなく、3作の中編から成る。 前作で絶妙なコンビネーションを見せた土生井が登場するかと思いきや、今回の相方は造形家の團に変わる。 紙鑑定士なのに、今作の始まりは小学生の女の子が持ち込んだ「紙粘土」専門外のことから、土生井からの伝手の伝手で團と巡り合う。 この團が2作目ではアメコミ、3作目ではコスプレといろいろなことに詳しく、主人公・渡部をアシストしていく。 今作は3作とも子供が登場し、1作目は少し違うが、子供と親の絆のようなものを丁寧に描いている。 トリックそのものより、登場人物の物語が楽しめる内容だと思う。 それでも、他の方も書いていたが、読む時は必ず前作から読まないと多分意味が分からないと思う。
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トリックにやや「んな、無茶苦茶な!」と思わせる部分はあるけど、面白い。シリーズ三作目もあるのかな?楽しみ。
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3つの中編が入っていますが 長編よりこっちのほうがピリッとして よりおもしろかった! 小学生からの依頼は紙粘土のような塊が発端で 小さな恋物語のお手伝いも。 アメコミがらみの謎では 前話に登場したフィギュア職人とともに 親子の不和を解決したり。 最後の話だけは「日常の謎」では...
3つの中編が入っていますが 長編よりこっちのほうがピリッとして よりおもしろかった! 小学生からの依頼は紙粘土のような塊が発端で 小さな恋物語のお手伝いも。 アメコミがらみの謎では 前話に登場したフィギュア職人とともに 親子の不和を解決したり。 最後の話だけは「日常の謎」ではなく 刑事に謎の解明を依頼される。 しかも殺人事件で被疑者になっている青年の 無実を証明したいというのだから…。 どの話でも当然のように 紙うんちくが満載で、わからなくても楽しい。 3件目がコスプレイヤーがらみだったので そっち方面の話題もいろいろ知れました♪
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+++ 野良猫虐待事件をフィギュア造形の蘊蓄で解決し、父を喪った少年の心を印刷業界の蘊蓄で開く。さらに、凶器が消えた奇妙な殺人事件の謎を、コスプレの知識で暴く! ? 新たな相棒・フィギュア作家の團(だん)と共に、紙鑑定士・渡部がさまざまな事件に挑む。3つの紙の蘊蓄が楽しめる連作短...
+++ 野良猫虐待事件をフィギュア造形の蘊蓄で解決し、父を喪った少年の心を印刷業界の蘊蓄で開く。さらに、凶器が消えた奇妙な殺人事件の謎を、コスプレの知識で暴く! ? 新たな相棒・フィギュア作家の團(だん)と共に、紙鑑定士・渡部がさまざまな事件に挑む。3つの紙の蘊蓄が楽しめる連作短編! 『このミス』大賞シリーズ。 +++ FILE:01 猫と子供の円舞曲 FILE:02 誰が為の英雄 FILE:03 偽りの刃の断罪 エピローグ +++ 前回の経験のせいか、紙鑑定士である渡部の捜査へのハードルが下がっているような気がする。今回も、事務所に持ち込まれた依頼から派生したとはいえ、事件の捜査まがいのことに手を出すことになる。プロモデラーの土生井にアドバイスをもらい、捜査の過程で新たに知り合ったフィギュア作家の團の協力も得て、謎を解く手掛りを見つけ出していく。本業の合間とは言え、すっかり捜査にのめり込んでいる印象である。いつか探偵に職業替えするのではないかと思うほどである。といっても、やはりそこは紙鑑定士、紙に関するマニアックな知識を駆使してヒントを見つけるセンスはさすがである。次はどんな謎が飛び込んでくるのか、楽しみなシリーズである。
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前作につづき今回も期待を裏切らない一冊でした。本作は3つの短編からなる構成、主人公の渡部は相変わらずの人のよさから端緒に触れた事案に次第に深入りしていき、いつの間にか最後には解決まで導いてしまう、なんとも不思議なキャラです。俺が俺がと前面に出るタイプではないし、むしろ自らをわきま...
前作につづき今回も期待を裏切らない一冊でした。本作は3つの短編からなる構成、主人公の渡部は相変わらずの人のよさから端緒に触れた事案に次第に深入りしていき、いつの間にか最後には解決まで導いてしまう、なんとも不思議なキャラです。俺が俺がと前面に出るタイプではないし、むしろ自らをわきまえ分相応の振る舞いをする人物だけに、(紙の蘊蓄を除けば)きわめて現実的なキャラクターといえるでしょう。それだけに非常に親近感がわき、ひょんなことから事件に関わるようになるその姿をみると、自分にもこんな活躍ができるのでは、と考えてしまいますね。 脇を固める人物も魅力的で、前回は土生井、今回だと團文禰が秀逸です。しかも渡部との出会いは彼を猫虐待の容疑者と見初め接近するところから、次第に仲を深めてゆく過程がこれまたなんともいえず、ふたりの関係が土生井のそれともダブり、ほどよい距離感なのがいいですね。 個人的には短編3つ目の事件に秘められた関係者たちの想いの深さに「やられて」しまい、こりゃ星5つだわなと思ってしまいました。ネタバレしてしまうのと当方の稚拙なレビューではうまく表現できない可能性が高く、たいしたことないと誤解を生んでしまいかねないので、ここに詳細は記しませんが、気になる方にはぜひ手に取ってみてください。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前の作品『紙鑑定士の事件ファイル』のスピンオフのような中編集。 前のを読んでいないと事情が分からない点が多々ありこちらの方を先に手に取ってしまった読者にはちょっと不親切かな… 幸いにして私は先のも読んでいたけど随分前だったので忘れかけていたところもあって。 オタクネタと蘊蓄ネタも相変わらずで主人公の渡部くんの人の良さも相変わらずで楽しく読み終えた。特に三話めの「偽りの刃の断罪」はゆっくり時間をかけ一緒に心を痛めつつ慎重になりつつ読書タイムを味わった。 この本のようなファイル形式で中編集がシリーズ化すれば、また読み続けたい。
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どんな紙でも銘柄を見分けられる男・渡部の〈渡部紙鑑定事務所〉にまたまた舞い込んだ依頼。 紙鑑定士の渡部が、伝説の模型作家・土生井や新登場のフィギュア作家・團の協力を得て謎を解き明かしていく3つの連作短編。 前作「模型の家の殺人」が面白くてシリーズ化を期待していたので嬉しい限り。...
どんな紙でも銘柄を見分けられる男・渡部の〈渡部紙鑑定事務所〉にまたまた舞い込んだ依頼。 紙鑑定士の渡部が、伝説の模型作家・土生井や新登場のフィギュア作家・團の協力を得て謎を解き明かしていく3つの連作短編。 前作「模型の家の殺人」が面白くてシリーズ化を期待していたので嬉しい限り。 今回も紙の蘊蓄が満載。その上、團によって披露されるアメコミやフィギュア製作に纏わるあれこれも詳細に描かれる。 アプローチは面白いんだけど、肝心の謎の部分がちょっと弱くて、ミステリファンとしては満足できないかな〜。 元カノとヨリが戻るのかという懸案事項もあり、まだまだシリーズは続きそうだ。
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