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13歳からの地政学 の商品レビュー

4.2

363件のお客様レビュー

  1. 5つ

    133

  2. 4つ

    158

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    2

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2022/06/20
  • ネタバレ

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・アメリカが世界一なのは海を貿易や海底ケーブルで支配しているから ・経済成長は人口とテクノロジー ・核兵器は、原子力潜水艦、海中からミサイル発射能力、深くて安全な海の3つがあって最強になる ・中国は深くて安全な海のため南シナ海にこだわってる ・遠交近攻 ・少数民族が多い大国は分裂しようとする遠心力が強いから政府は経済成長か暴力で抑え込む ・選挙なしのリーダーは戦争の英雄でないと支持が得られにくい ・アフリカがずっと貧乏な理由は欧米に金が流れ続けているから ・アフリカは国境も民族とか関係なく引かれたから統治が難しい ・シンガポールは他民族国家の成功例 ・大国は他国に目が向きにくい。無知からテロや戦争を起こしてしまうことがある ・日本は敗戦を天災のように扱ったのはスピード復行のための知恵だが、責任を取るべきやつがうやむやになるマイナスもあった ・地球温暖化もプラスに考える国もある。ロシアはおかげで北極あたりの天然資源がとれるようになった

Posted byブクログ

2022/10/17
  • ネタバレ

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地政学について中学生向けに書いてありますが、大人の私でも知らないことやためになることが書いてあり勉強になりました。とても読みやすく、親子で地政学を学ぶのにおすすめです。 アメリカがなぜ、世界一の大国なのか、大国になりつつある中国の問題とは、アフリカはなぜ貧しいのか等、さまざまなことが学べます。ロシアがウクライナに侵攻している現在、その理由も推測することができます。 特に面白かったのは、核兵器に対する記述で、ただ単に核兵器を持つだけでは、その効果が薄いこともわかり大変勉強になりました。

Posted byブクログ

2022/06/17

新聞記者として政治部、経済部、国際部、モスクワ特派員など20年以上のキャリアを積んだ著者が、高校生の大樹、中学生の杏兄弟に通称「カイゾク」と呼ばれる年齢不詳の男から7日間の世界の仕組みを教授される作品。大人も子供も今、読むべき一冊です。

Posted byブクログ

2022/06/16
  • ネタバレ

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設定に納得がいかなかったけど~†世界の貿易はほとんどが海を経由し,海を支配するアメリカが世界のしきり役になっている。このためアメリカのドルが世界中の貿易の大半で使われている†アメリカは自国通貨で外国から物を買うことができるので,豊かになっている†世界のほとんどのデータは海底を経由し,海の支配は情報をおさえることにつながる†情報はたくさん集めても,分析して使わなければ持っていないのに等しい†経済成長の度合いは人口と技術の伸びによって決まる†核兵器は①原子力潜水艦②海中からミサイルを発射する能力③深くて安心な海,の3つをそろえてはじめて最強のアイテムになる†中国は③である南シナ海を支配し,アメリカと対等になることを目指している†遠くの国と仲良くして近くの国の脅威に対応する「遠交近攻」は地政学の横道である†日本がアメリカと同盟を組んで,中国に対する立場を強めようとするのも遠交近攻の一環である†長い陸続きの国境は管理が難しく,領土を守るのにも大きな困難がともなう†中国など多くの大国の侵略的な行動には,自国を守ろうとする心理が強く働いている†少数民族を多く抱える大国は,独立や反政府ぬ語気をいつも必死におさえこもうとしている†選挙を行う利点は,暴力や流血なしに政権を変えられることにある†戦争に勝ったカリスマでなければ,選挙なしにリーダーであり続けることのは難しい†小国は遠交近攻で近くの大国に圧倒されないように,必死でバランスをとっている†伝統ある王家には,国民を1つにまとめて協力し合えるようにする力がある†多くの国では,王様と政治家は多忙な国の代表としての仕事をワークシェアしている†通常,国が分裂すると一般市民の生活は苦しくなる†アフリカが貧しい最大の原因は,お金が欧米などに大量に流れ出ているためである†アフリカの政治家が国民のお金を着服するのは,国境となった境界線が無理やり惹かれたことも背景にある†民族や部族の争いが多い国では選挙を行っても国内は安定せず,発展しにくい†多民族国家でもシンガポールのように,同じ国民としての意識を高めて豊かになった例もある†アメリカが超大国となったのは,地理的条件に恵まれていることが大きい†大国は他の国に目が向きにくく,無知からテロや戦争を引き起こしてしまうことがある†朝鮮半島のように大国に囲まれた土地は争いに巻き込まれやすく,独立を保つのが難しい†日本が敗戦を天災のようにとらえたのは,復興のための知恵だったが,マイナス面もあった†黒人差別などの社会問題が残る限り,関連するネガティブな歴史は蒸し返され続ける†内向きな中国は外国との付き合いに慣れていないため,世界中でトラブルを起こしている†無料で得られるネット上の情報にはうそも多く,信頼性を確認するのは難しい†地球温暖化を天然資源の開発を助けるとしてポジティブにとらえる国もある†歴史上,強い大国は自らが中心であるという世界観を他国に受け入れさせてきた†~†は各章末のまとめの引き写し。登場するのは高校1年の大樹と妹の中1の杏とアンティークショップの隻眼のカイゾクと謎の白人と初老の男性,何様?

Posted byブクログ

2022/06/16

読みやすく勉強になり普通に良本な感じ。 原爆と原子力潜水艦、中国と東シナ海らへんの話が特にためになった。 海を取る理由の1つにこれがあったんやなぁと。

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2022/06/15

物語のように読みやすく、章のボリュームも合間時間に読むには丁度よかった。地政学という本日を今まで読んだ事なかったので、世界の国々に関心が持てた。

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2022/06/13

社会科がとにかく苦手でえらく苦労した割に少しも身についていない私。 アンティークショップの謎めいたオーナーが通りかかりにショーウインドーに飾ってあった素敵な地球儀に見入る中高生兄妹に、7日間の講義の後に私の問いに正解した方にその地球儀をあげようという所から始まります。会話が進む...

社会科がとにかく苦手でえらく苦労した割に少しも身についていない私。 アンティークショップの謎めいたオーナーが通りかかりにショーウインドーに飾ってあった素敵な地球儀に見入る中高生兄妹に、7日間の講義の後に私の問いに正解した方にその地球儀をあげようという所から始まります。会話が進むにつれ自然に学んでいくことが出来るようになっていてとにかく取っ付きやすい。 wikiによると「地政学とは、国際政治を考察するにあたって、その地理的条件を重視する学問」であるそうな。そんな学問があったなんて全然知りませんでした。でも面白い!!こんなに地形が今の世界の生業で重要だったなんて!!でもアンティークショップおじさんの話はなるほどと思うことばかり。 なぜ戦争が起きるのか、国の経済が⤴になるには何か必要なのか、核兵器はどこにあるのか?テロは何故起きる?民族とは?差別とは?と次から次へと話題は流れるけど、スーッと入ってくるの間違いなしです。 最後のテストで高校生のお兄ちゃんの回答が素敵です。またお兄ちゃんは勉強は凄く出来るのに、妹のように将来何になりたいのか分からないとアンティークおじさんに話した時のおじ様の返しも凄く素敵。自分の息子にも言ってあげたいよー。 中学生の頃に出会ってたら今とは違う生活してたかもなー社会学って面白い!

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2022/06/12

地球儀から世界を見る ゆっくりと7日間共に学びました。 学べば学ぶほど自分が無知であることを知り 自分が無知であるあることを知れば知るほど より一層…学びたくなる… ホントにそうだな 大人になっても学びってたくさんある 素敵な本でした。

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2022/06/11

地政学とは、国際政治を考察するにあたって、その地理的条件を重視する学問のことだそうだ。 島国・日本にいるとどうしても鈍くなってしまうけど、「世界のしくみ」を理解するためには不可欠な視点なのだと思う。 「13歳からの」とタイトルにあるとおり、地政学の入門書。もちろん地政学の知識が...

地政学とは、国際政治を考察するにあたって、その地理的条件を重視する学問のことだそうだ。 島国・日本にいるとどうしても鈍くなってしまうけど、「世界のしくみ」を理解するためには不可欠な視点なのだと思う。 「13歳からの」とタイトルにあるとおり、地政学の入門書。もちろん地政学の知識がない大人にもおすすめ。

Posted byブクログ

2022/06/09
  • ネタバレ

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〇講義の最後にカイゾクの問いへの兄妹の回答を大切にしたい 〇地政学に対して、権力とか軍事とかのイメージを持っていたが覆された。学問は自分のそばに引き寄せられる 〇もしかして今の情勢はポスト・ドルを巡るものなのだろうか 〇外国語を学ぶということ、外国語を覚えずにいられるということの意味 〇ユーラシアの意味、知らなかった! 〇主タイトルと副タイトルが逆の方が、学校では手に取られやすかったかも。一般にはこのままの方がよいか 大樹と杏の兄妹はアンティークショップの店先で年代物の地球儀を見かける。 地域の子どもたちに“カイゾク”と呼ばれているショップの店長が、「夏休みの間7日間わしの話を聞いて最終日に問題に答えられたら、この地球儀を差し上げよう」と持ちかける。 二人は“カイゾク”のレッスンを受けることにした。特別な夏休みが始まる。 1:物も情報も海を通る  Everything passes through the sea ・海を支配する最強の国 ・なぜドルは世界中で使われるのか ・みんなが船で運ぶ理由 ・海底でデータが盗まれる ・世界最強のスパイ組織が負けた理由 ・世界で一番大きな深海を持つ国 ・経済成長って何? ・日本も移民の国だった 〇海の重要さに気づかされる。戦争は目に見える場所だけで起こっているのではない 2:日本のそばにひそむ核ミサイル  Nuclear missiles under the sea ・核ミサイルはどこにある? ・核を最強のアイテムにする3つの条件 ・中国が南シナ海を欲しがる理由 ・国際法って何? ・日本が核爆弾を持つ日は来るのか ・「遠交近攻」というテクニック ・国の位置が外交を決める 〇“国”の行動の裏にどんな目的があるのかを注意深く見ていく “持たない”ために“使われない”ために、考える時代なのか 3:大きな国の苦しい事情  Predicament of continental powers ・世界一の広さの大陸 ・陸続きの国境はどうなっているのか ・なぜ領土を求めつづけるのか ・少数民族って何? ・独立運動が起きるわけ ・治安維持に年20兆円を使う中国 ・中国の防犯カメラは何のため? ・なぜ戦争を起こそうとするのか ・記者に銃を向ける国 〇他を攻める国は怯えている。人間関係にもにていると思った。 4:国はどう生き延び、消えていくのか  Dismemberment of states ・自分の国がなくなった友人 ・平和はバランスから生まれる ・なぜ王様は必要とされるのか ・王様と首相のワークシェア ・権力を持つ王様が減ったわけ ・7つに分かれた国 ・なぜ大きな国の人々は外国語が下手なのか ・だまされないための知識 〇“王”の役割。象徴であるだけではない。 5:絶対に豊かにならない国々  International structure of poverty ・なぜアフリカにはお金がないのか ・お金は血液と同じ ・アフリカに悪いリーダーが多いわけ ・お金持ちの国にお金が流れる仕組み ・なぜアフリカ産のチョコレートを見かけないのか ・「安くて良いもの」の危うさ ・多民族でも豊かになった小国 ・アフリカから見た日本 ・貧しさから抜け出す方法 〇自身の購入の基準をもう一度見直そうと思った 6:地形で決まる運不運  Fortunes determined by geography ・終戦記念日の朝 ・世界一ラッキーな土地アメリカ ・テロリストとヒーローの違い ・世界に目が向かない大国 ・朝鮮半島の不運な地形 ・韓国人でロシア国籍のヤマモトさん ・敗戦を天災とした理由 ・なぜ過去のことが蒸し返されるのか 〇近隣諸国との関係を日本の立場だけではなく、相手国の立場でも考えていけたら。よい関係を結んでいけるように。 7:宇宙からみた地球儀  Blind side of globe ・夢がないのは悪いこと? ・地図上で最もゆがんでいる大陸 ・誰でもスパイにされてしまう国 ・情報もタダほど高いものはない ・温暖化で地球儀はどう変わるか ・なぜ日本は東の果ての極東と呼ばれるのか ・宇宙の地政学 〇世界の中心は? エピローグ カイゾクとの地球儀航海

Posted byブクログ