空にピース の商品レビュー

藤岡陽子(著者)

2024/11/12

後半は一気に読んでしまった
ひかりのような小学校の先生に出会えた子供達はとても幸せだと思う
このような先生に巡り会える確率は多くない現実だが、それも社会の構図だと思う
いい影響を与えてくれる大人にたくさん出会える社会だといいし、そういう大人でありたいと思う

2024/10/21

教育の現場は思った以上に厳しい。ニュースより、この一冊を読むべき。ただ厳しいだけではなく、子供達の将来に関わる仕事はそれ以上のやりがいがきっとあるんだろう。様々な問題には先生たちも体当たりでいくしかない。とても尊敬する。

2024/08/29

教師としてどこまで関わるか、と無意識に線引きを考えながらも、それでも、ここで関わらなければいけないと。教師という職の難しさと責任の重さを考えさせられる。子どもにとって、1番近くにいる大人が、安心を与えられる存在でありたいものだ。

2024/06/29

ひかりのひたすらに前向きな性格と行動に元気をもらった！！
不登校や虐待、言葉の通じない生徒などなど…とにかく問題だらけのクラスなのに決して諦めず体当たりでぶつかっていくひかりは眩しくてかっこよかった
あまりに全力でぶつかっていくから、途中何度もひやひやしました…！笑
この先、上手くいかないことがたくさんあってもこんな寄り添ってくれる先生に出会ったことはこのクラスの生徒たちの支えになるだろうな〜
エピローグでぐっときた！！サウの作文、すごくいい〜
ラストシーンは晴れやかな気持ちになった(⁠^⁠^⁠)
全ての子どもたちが幸せであるように祈る

2024/06/17

こんな状況の小学生、本当にいるんだろうか、いるんだろうな。
先生もすごい仕事だ。
1人じゃ絶対足りない。
人を育てるって本当すごい。

2024/06/14

久しぶりに道徳的で真面目な本を読みました。
それにしても、気になるフレーズがちょこちょこと小出しで、気になって気になってノンストップ状態でした。

新しく赴任した先生が主人公なんですが、母子家庭、ネグレクト、貧困家庭、不法滞在、DV、発達障害、児童労働、小児性愛など、その六年二組が問題が多すぎてクラクラします。
ブレディみかこさんのイギリスでの貧困家庭のお話しにも似ていましたが、こちらはあくまでもフィクションです。実際ひとクラスにこんなに社会問題てんこ盛りはさすがにないと思いたい。

大人たちの信用を失った子供達の目線を合わせて、どうにかこころ通わせたいひかり先生ですが、そう簡単ではない。そこに別な事件が絡むという、特殊なストーリーで好きなタイプの本でした。
各家庭に問題があっても、顔をつっこんではいけない先生という立場。今後の社会のあり方まで考えてしまいます。

昨今は公立小中学校の先生不足でもあり、以前より先生の仕事量も増えて、ブラック企業のレベルまで達している職業と言われているようです。
ぜひ日本の制度を専門に行う政治家の皆さんが読んでくれたら、平等な社会で子供たちの教育を受けられる環境になるのかなと思いました。
勉強になります。藤岡陽子さんの本をまた読みたいと思います。

2024/05/04

教育格差、ネグレクトなど現代における子ども達が関わる社会問題を扱った本だった。
読み始めた頃は、表紙や帯から主人公ひかりの関わりによって子ども達が笑顔を取り戻して行く話と思っていた。
しかし、実際読んで見ると社会問題を基にした、殺人ミステリーだったと思う。
思っていたものと違っていたせいか、リアルな教育現場とは言えないものだったせいか、読み終えてみて、腑に落ちない気持ちになっている。

2024/05/04

救いのない結末だったら絶望するところだった。
社会の縮図である小学校で、
現実にはこぼれ落ちてしまう子供たちも多いのかもしれないけれど、希望を持たせてくれてありがとう。

神様、どうか、この世に生まれたすべての子どもたちを、幸せにしてください。

2024/04/28

良い話でした。ゆっくり味わって読みました。
ラストは、美容院で読んでいたのですが、あぶないかも…と思いつつ気をつけていたのに、目頭が熱くなり危うく涙が溢れるところでした。
家だったら涙、こぼしてたなぁ。

途中、ミステリーチックになり、お、その要素入れてくる?!とちょっとワクワクしたのですが、そこはそんなに、あれでしたね。

小学校には色んな家庭の子供が集まる。学校で同じように勉強して、給食を食べて、校庭で遊ぶけど、家に帰ると全然別の生活があるんだって、書いてあって
当たり前のことだけど、改めて思い知らされました。
つまり…先生って本当にすごい仕事ですよね。

私の知る、今の学校の先生たちは、この主人公のように真っ直ぐに生徒に向き合ってくれるような感じではなくて

そういう方達もいるかもですが
そこまでできないのが現状なのでしょうか。

それに、この話に出てくるような純粋な生徒もいるのかしら…

優しい心が洗われる話だと思いきや、なんかな。
今の教育現場の問題点を改めて突きつけられたような感じがします。

2024/04/10

めちゃくちゃ勉強になった。
地域によって差があることは何となく知ってはいたけども、こんなに違いがはっきりとしてしまうとは思わなかった。子供達に全く罪は無いし、全く罪がない親達もいる。学校の力だけじゃどうもしてあげれないことも沢山あるのだと痛感したが、サウの件のように手を差し伸べてあげれることもある、先生とはやはりと尊いすごいお仕事なんやと思った。
現実がこんな風に上手くいくとは限らないし(寧ろいくことの方が少ない)、先生の業務量や勤務時間を考えると出来ないことの方が多くなってるのだろうと思う。
子供も救い、救える家庭があることに気付いていくためにも、教師を増やしていくことの大切さを感じた。
社会が変わっていかない限り『貧困』や『犯罪』は減らないのだと改めてよくわかった。