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空にピース の商品レビュー

4.1

101件のお客様レビュー

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2023/09/03

現場にいるから分かる。こんなにうまくはいかない。けれど、こうあって欲しい。こういう救いがあればいいというのは願いとして、ある。こういう先生がひとりでも増えたらいいと思うけど、先生の私生活がまるでなくなるので、やっぱり色々と辛いなと読んで思った。

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2023/07/30

貧困地区の小学校の先生大変すぎな?荒れている教育環境って子どものせいもあるけど、結局は毒親とか周りの施設に働いている大人が無能だったりとか、かなりの部分大人のせいだなと思った。物語としてはできすぎだけど、若い小学校教諭が奮闘していく物語と思えば、まあ面白いかった。他の藤岡さんの小...

貧困地区の小学校の先生大変すぎな?荒れている教育環境って子どものせいもあるけど、結局は毒親とか周りの施設に働いている大人が無能だったりとか、かなりの部分大人のせいだなと思った。物語としてはできすぎだけど、若い小学校教諭が奮闘していく物語と思えば、まあ面白いかった。他の藤岡さんの小説のほうが好きかなあ。

Posted byブクログ

2023/07/29

教師5年目の主人公澤木ひかりが、問題を抱える児童たちが多い小学校に赴任してからの奮闘ストーリー。教員の仕事の素晴らしさを訴えるような綺麗なお話ではなくて、どちらかと言うと、今の日本の子どもたちが抱える問題、貧困や虐待、学級崩壊などがフォーカスされ、教員の大変さや児童の困難さが際立...

教師5年目の主人公澤木ひかりが、問題を抱える児童たちが多い小学校に赴任してからの奮闘ストーリー。教員の仕事の素晴らしさを訴えるような綺麗なお話ではなくて、どちらかと言うと、今の日本の子どもたちが抱える問題、貧困や虐待、学級崩壊などがフォーカスされ、教員の大変さや児童の困難さが際立つ物語であった。また、とある一つの殺人事件が物語の核を担うのだが、それが良かった!ハラハラドキドキしながらページを捲る手が止まらなかった。 すべての子どもたちが幸せでありますように、と願うばかりだ。

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2023/07/09

一気読みでした。 良くも悪くも書かれている小学生はみんな素直で、その子らに本気でぶつかる先生がとても眩しかったです。 いろんな問題を抱える子がいる中で、どう関わっていくか、どんな力になれるのかを考え、 子どもの変化にやりがいを感じられる人は教師に向いているし、なんなら自分の先生に...

一気読みでした。 良くも悪くも書かれている小学生はみんな素直で、その子らに本気でぶつかる先生がとても眩しかったです。 いろんな問題を抱える子がいる中で、どう関わっていくか、どんな力になれるのかを考え、 子どもの変化にやりがいを感じられる人は教師に向いているし、なんなら自分の先生になってほしかったと思います。

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2023/08/05

タイトルと装丁からして青春物のソレかと思って読んだらかなりの重たい話でした。実は自身が育った街の環境も此の作品に似ていて共感する所が多々あり現実味があって昔を思い出した1冊です。

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2023/07/01

脚色している部分も多いけれど、困難な小学校の一部ではあると思った。 少子化対策…と言うけれど、幸せとは言えない子どもたちが増えていくのも課題なのではないかな。

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2023/06/12

決して良い環境とは言えない地域にある小学校。 育児放棄、虐待、移民問題などなど。 見て見ないふりをする教師が多い中、なんとかならないかと奮闘する若い女性教師。 どの子供も平等で幸せであって欲しい、 私はいつでもあなた達の味方だよ、という、 この教師の気持ちが切々と伝わってきた。

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2023/06/01

中々重い話しだった。 私は田舎で住んでいて、子供の頃こんな格差は感じた事なかった。住む地域によって、こんな事があるんだなと感じた。救われるところもあったけど、根本的は解決にはなっていなくて、でももしこの子達が自分の身近にいれば、どうにかして手を差し伸べる事が出来る人になりたいと思...

中々重い話しだった。 私は田舎で住んでいて、子供の頃こんな格差は感じた事なかった。住む地域によって、こんな事があるんだなと感じた。救われるところもあったけど、根本的は解決にはなっていなくて、でももしこの子達が自分の身近にいれば、どうにかして手を差し伸べる事が出来る人になりたいと思うし、この子達の未来が輝いたものになって欲しいと思う!

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2023/05/26

読み始めた時は灰谷健二郎『兎の目』の現代版みたい、という感じでした。 貧困、虐待、児童わいせつなど色んな問題が描かれていて、読んでいて辛かった。 子どもの置かれた過酷な環境と自分の無力さにうちひしがれながら 「神様、どうか、この世に生まれたすべての子どもたちを、幸せにしてくださ...

読み始めた時は灰谷健二郎『兎の目』の現代版みたい、という感じでした。 貧困、虐待、児童わいせつなど色んな問題が描かれていて、読んでいて辛かった。 子どもの置かれた過酷な環境と自分の無力さにうちひしがれながら 「神様、どうか、この世に生まれたすべての子どもたちを、幸せにしてください」 と祈る主人公と同じ気持ちで読み進めました。 この作者の作品は、やっぱり涙なしには終えられません。

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2024/05/23

体罰、虐待、ネグレクト、不法滞在、ひとり親、貧困…きっと「隣の」現実世界で存在しているであろう、子どもたちを取り巻く環境が辛すぎる。 「環境は選べない」という言葉にとりまく大人の責任を感じ、辛い環境を作った大人に憤りも感じる。子どもを辛い目にあわせる親があっていいか。傲慢と甘えと...

体罰、虐待、ネグレクト、不法滞在、ひとり親、貧困…きっと「隣の」現実世界で存在しているであろう、子どもたちを取り巻く環境が辛すぎる。 「環境は選べない」という言葉にとりまく大人の責任を感じ、辛い環境を作った大人に憤りも感じる。子どもを辛い目にあわせる親があっていいか。傲慢と甘えと怠慢じゃないのか。 それでも子どもたちは親の愛を求め、素直で純粋で優しい。 そんな辛い環境の子どもたちでも、学校は平等に存在するのが救い。そして、寄り添い、救おうとする担任の先生の姿は尊敬、声援しかない! 先生がいてくれるから、という子どもたちの希望だ。実際はそんなこととてもできない。先生にだって自分の人生がある。 息子の今の担任の先生が、子どもたちにポジティブな言葉がけをたくさんしてくれる、細かなことによく気づく先生。 そのありがたみを痛感する。

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