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オオルリ流星群 の商品レビュー

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114件のお客様レビュー

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2022/11/11

147中年の仲間たちの再会と再生の物語。一緒に生きた時を再び共有できる仲間がいることは幸せです。単に水に流したり聞かなかったふりをするより今でも涙を流しながら語れるって羨ましい限りです。

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2022/10/14

秘められた恋心に葛藤するもの、自分の夢と愛する人との間で心揺れるもの。45歳になり自分の人生を振り返るもの。新しい道を切り開こうとするもの。自分の道が見つけられずもがき苦しむもの。青春時代の懐かしい仲間達と出会い天文台を作るという目標に向かい協力してゆくうちに隠された過去が、取り...

秘められた恋心に葛藤するもの、自分の夢と愛する人との間で心揺れるもの。45歳になり自分の人生を振り返るもの。新しい道を切り開こうとするもの。自分の道が見つけられずもがき苦しむもの。青春時代の懐かしい仲間達と出会い天文台を作るという目標に向かい協力してゆくうちに隠された過去が、取り返しのつかない真実が見え隠れする。伊与原さんの持ち味を生かした理系の知識と優しさの融合。思わず夜空の星々を見上げたくなるような、そしていろんな感情があふれ出しそうになるような作品でした。

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2022/10/13

一言で言えば、大人の青春。 子どもでも、大人でもないその時期にしかできないこと。私も高校生活、いろいろあった。大人にならなきゃ、わからないこともある。 代わりなんていくらでもいる。だから、心がつぶれると思ったら、仕事なんて放り出しちまえばいい 理屈だけで生きていけるんだった...

一言で言えば、大人の青春。 子どもでも、大人でもないその時期にしかできないこと。私も高校生活、いろいろあった。大人にならなきゃ、わからないこともある。 代わりなんていくらでもいる。だから、心がつぶれると思ったら、仕事なんて放り出しちまえばいい 理屈だけで生きていけるんだったら、どうしてわたしはこんなに苦しんでるの 彼女は自分と同じ、弱くて脆いただの人間 星を見つけるためには、天文台が必要だ 私は星を見るのが好きです。 空を見上げるのも好きです。 天体観測をしに、天文台に行きたくなりました。 いつ行こうかな

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2022/10/12

※ 高校最後の文化祭で夏中をかけて展示物を 一緒に作った仲間たちが28年後に再開し、 仲間の夢である天文台を作るために協力して いく中で、互いの関係性を新しく築いていく 人間関係の再構築と人生の再出発の物語。 文中の『大人の夏休み』表現がぴったりで、 年月を経ても協力し合える...

※ 高校最後の文化祭で夏中をかけて展示物を 一緒に作った仲間たちが28年後に再開し、 仲間の夢である天文台を作るために協力して いく中で、互いの関係性を新しく築いていく 人間関係の再構築と人生の再出発の物語。 文中の『大人の夏休み』表現がぴったりで、 年月を経ても協力し合える関係はとても 素敵です。 いつだって隣の芝は青く見えてしまい、 人は順風満帆で悩みや挫折なんて無縁に 思えていまうのは、若い学生の時だけでなく 大人になってからも同じだと痛感させられます。 でも、年を重ねたことで知識や知恵がついて、 人生と改めて向き合い直せる勇気をもらいました。

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2022/09/27

高校生の頃の仲間たちが、45才になって再び集まり一つのものを作る。上下関係のない中で昔を懐かしみながら何かを成し遂げるのが、羨ましい感じがしてよかったです。

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2022/12/17

伊与原新さんの作品が好きで、こちらを購入しました。科学的な知識が織り交ぜてある点が特に好みです。全体を通した穏やかで優しい雰囲気、人間味のある登場人物たちの言動が、伊与原さんらしい世界観だなぁと感じながら読ませていただきました。

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2022/08/21

やはり恵介がタペストリー制作から抜けたことと、飛び込み自殺をしてしまったことが、解せない。説得力に欠ける。だからといって、この小説がつまらなかったわけではないが。 「不不惑の四十」が描かれているけれど、僕はずっと「不不惑」のまま六十代になってしまっている。損得を忘れて何かに打ち込...

やはり恵介がタペストリー制作から抜けたことと、飛び込み自殺をしてしまったことが、解せない。説得力に欠ける。だからといって、この小説がつまらなかったわけではないが。 「不不惑の四十」が描かれているけれど、僕はずっと「不不惑」のまま六十代になってしまっている。損得を忘れて何かに打ち込める瞬間が描かれているのが、羨ましくって嫉妬したよ。

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2022/08/17

振り返って誇らしくなるような青春を持っているのって、人生のどこかで強みになる。一方で、アラサーになってわかるけれど、何歳になってもあの頃思い描いていたほどには青臭い自分を捨てられないし、年を重ねても何かに熱量を傾けることはできる。よい本でした。

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2022/08/03

高校の文化祭で結束した友人達が、中年になりそれぞれ苦悩を抱えながらも平凡な生活を送っていたところ、ふとしたきっかけで大きな目標を得て奮闘する物語。小さな天文台が、幸運を得て出来上がっていく様子はワクワクしました。亡くなった友人と引きこもりの友人の絡みはあまりスッキリしませんでした...

高校の文化祭で結束した友人達が、中年になりそれぞれ苦悩を抱えながらも平凡な生活を送っていたところ、ふとしたきっかけで大きな目標を得て奮闘する物語。小さな天文台が、幸運を得て出来上がっていく様子はワクワクしました。亡くなった友人と引きこもりの友人の絡みはあまりスッキリしませんでした。オオルリももう少し絡んで欲しかったような。楽しくは読めました。

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2022/07/29

すごく良かった。 感動した。泣くほど感動した。 でも、それは多分自分の経験に重ねて読んでしまったからだとは思う。 全ての人に刺さるかどうかは、私には判断できないレベルでした。 高校生最後の暑い夏、仲間たちは大きなオオルリのタペストリーを作った。 そして、45歳になったいま、仲...

すごく良かった。 感動した。泣くほど感動した。 でも、それは多分自分の経験に重ねて読んでしまったからだとは思う。 全ての人に刺さるかどうかは、私には判断できないレベルでした。 高校生最後の暑い夏、仲間たちは大きなオオルリのタペストリーを作った。 そして、45歳になったいま、仲間たちは丹沢に小さな天文台を作った。 大人たちの夏休み。同級生たちの夏休み。 作者伊予原新氏は、科学的な知識をベースに、面白い作品を生み出している。 今作品でももちろん科学的な知識はベースになっているのだが、より物語の部分が読ませる作品だったと思う。 そして、舞台は神奈川県秦野市。 厚木で大きな絵を作った、私の記憶と丸かぶり。 あの夏。

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