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黒き荒野の果て の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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2026/03/11

作品全て読みましたが、テイストがそれぞれ異なりどれも濃い!熱量が素晴らしくて引き込まれます。これまで見てきた数多くの走り屋映画のシーンが思い起こされるボーレガードの走りっぷり、冒頭のレース場面から釘付けです。とんでもないやつと組んだおかげで酷いことになっていく展開、そこで放たれる...

作品全て読みましたが、テイストがそれぞれ異なりどれも濃い!熱量が素晴らしくて引き込まれます。これまで見てきた数多くの走り屋映画のシーンが思い起こされるボーレガードの走りっぷり、冒頭のレース場面から釘付けです。とんでもないやつと組んだおかげで酷いことになっていく展開、そこで放たれるボーレガードの言葉には重みすら感じられます。結末では家族ともども幸せになって欲しい、と願っていました。とんでもないパワーのアメリカンマッスル車、エンジンにニトロとかまるで映画の世界。ホンダの車はそりゃ「車のようなもの」になるよね。

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2025/05/27

ここ数年で読んだ翻訳ミステリーとしては一番の収穫。何よりも主人公ボーレガードのセリフ、行動、そして愛車(ダスター)すべてがカッコいい。話の展開もダスター同様スピーディーだし、迫力もある。 脇役たち、中でも父親代わりの叔父ブーニーの人柄と言葉にしびれます。細部まで行き届いた筆致、素...

ここ数年で読んだ翻訳ミステリーとしては一番の収穫。何よりも主人公ボーレガードのセリフ、行動、そして愛車(ダスター)すべてがカッコいい。話の展開もダスター同様スピーディーだし、迫力もある。 脇役たち、中でも父親代わりの叔父ブーニーの人柄と言葉にしびれます。細部まで行き届いた筆致、素晴らしい。

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2025/03/29

頬に悲しみ…が良かったので読んだ、頬に悲しみ…の方が想像しやすく入り込みやすかった カーアクションがイメージできなかったので、好きな人はもっと楽しめるんだろうな 読んだ時の状況とか、集中力にも寄る 先にこっち読んでたらもっと面白かったかも

Posted byブクログ

2025/01/15

定義というよりもイメージしているクライム・ノベルというのがあって。これが完全にイメージ通り、読みたい、完全にクライム・ノベルな一冊。 引退して自動車修理工場を営む元凄腕のゲッタウェイ・ドライバー、ライバル店の出現で生活がピンチに陥ったところに過去に仕事...

定義というよりもイメージしているクライム・ノベルというのがあって。これが完全にイメージ通り、読みたい、完全にクライム・ノベルな一冊。 引退して自動車修理工場を営む元凄腕のゲッタウェイ・ドライバー、ライバル店の出現で生活がピンチに陥ったところに過去に仕事でトラブった相手からデカい“仕事”の誘いが。これが最後とその“仕事”を受けることにするが… こんな話は何年か前の深夜にDVDで観たことがある、そんな気もしてくる“良くある話”だ。だけど、そんな“良くある話”とドラマ、そのなかに書き込まれるディティール、生活や文化や街並み、様々な引用や知識、哲学が読みたいのだ。 “良くある話”にスムーズに乗って、ディティールに惹きつけられ、そこにドラマが加わりグルーヴが生まれる。そのなかで主人公はじめ登場人物たちが解決しようとするのは、起こした、起こってしまった事件ではなく、人生そのもので。それは銃撃戦が終わっても、最後の頁を捲っても、あるいは希望が書かれたとしても、決定的に解決することが出来ない物語。解決することのない人生、人生の解決の出来なさを書くのがクライム・ノベル、というような気もしてくる。 久しぶりに読んでも最高だった。最高にクライム・ノベルだった。S・A・コスビーはこの一冊で大好きな作家になって、2,3作目もとても良かったけれど、いちばん好きなのはこの1作目。”良くある話“と書き込まれるディティール、解決しない物語。クライム・ノベル。

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2024/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・あらすじ アメリカのサウスカロライナ州、レッドヒル群が舞台。 ボーレガードは、裏社会で伝説的な走り屋だった。 家族ができた事をきっかけに裏社会からは足を洗い自動車修理工場を経営していたが、資金難によりその工場の経営が傾き出していた。 家族のため、従業員のため、生活のためにボーレカードは昔の仲間から持ちかけられた宝石店への強盗計画に乗ることにした。 そしてそこからボーレガードはギャングの抗争に巻き込まれてしまう。 ・感想 コスビー作品の暴力描写が相変わらずすごい!すごく痛そう!! 私がとても思い付かない事やってのける。 カーチェイスとかカーアクションの描写の臨場感も良かった。 今回もめちゃくちゃクレバーな主人公。 足を洗って真面目に暮らしたいのに色々な問題、環境のせいでうまくいかない。 そして本人もスリルと分泌されるアドレナリンの魅力に抗えない……。 ラストに妻のキアから「あなたは変われない」と言われ、本人もこれだけ家族を危険に晒したあとですら「変われるかわからない」という返答。 このラストが良かった。 親友が殺され、息子が危険な目にあったあとですら人間は簡単に変われない。 スリルジャンキーになってるボーレガードが可哀想ではあった。

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2024/10/27

頬に哀しみを刻めが面白かったので、読みました。今作も過激でハードなアクションたっぷりのクライムサスペンス。終わり方も良かった。

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2024/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ボーレガードは車の修理工場の経営者であり、凄腕の運転技術を持つドライバーでもある。 生活は厳しい。 同業者に客は奪われ、子どもたちはお金がかかる年頃だ。 このままでは取引先への支払いもできず、破産に追い込まれそうな状況で、一攫千金の仕事が舞い込む。 ストーリーはシンプル。 だが、読ませる。理由は登場人物たちが、欲望に満ちた、正直な人間の姿として描かれているからだろう。 ボーレガードは父親の残像に縛られ、社会的にも真っ当な能力があるにも関わらず、犯罪に手を染める。 なぜなら「金」が必要だからだ。 このままでは修理工場は倒産し、子どもたちに良い教育を受けさせてやれない。 では、どうして犯罪なのか? これがボーレガードの性(さが)として描かれる。 ボーレガードだけでなく、ロニーや他の登場人物たちも「金」に人生を狂わされていく。 本当は貧乏から脱したかっただけなのに。 幸せを誰よりも欲するが、その手の入れ方を誤った男たちの寂しい物語でもある。

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2024/09/11

これは面白かった。 S・A・コスビーはどの作品も面白く、作品を重ねる毎に描かれている物語的にも描いている社会背景的にも作品的にも深度が深まってる印象がある。 だが、個人的には一番好みのタイプなのが本作。 かつて裏稼業で生活していた男が、愛する者と出会い足を洗う。だが、表の世界での...

これは面白かった。 S・A・コスビーはどの作品も面白く、作品を重ねる毎に描かれている物語的にも描いている社会背景的にも作品的にも深度が深まってる印象がある。 だが、個人的には一番好みのタイプなのが本作。 かつて裏稼業で生活していた男が、愛する者と出会い足を洗う。だが、表の世界での生活が苦しくなり、再び裏稼業に手を出す。簡単だと思っていた仕事が、実はギャングの金で……というどこかで観たことあるようなシンプルな物語ではある。 だが、これがS・A・コスビーが描くと見事なクライムノベルに仕上がっている。 これは映画化したら絶対最高だろう、というシーンがいくつもある。 クライマックス、ダスターという愛車の登場シーンからカーチェイスシーンまで絶対映画だったら見せ場になるシーンで、文章でありながらもそのイメージでかなり痺れた。 当然ながら映画化の話もきているらしい。 映画が今から待ち遠しい。

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2024/08/29

久々に骨太なハードボイルを堪能。 メインストーリーはありがちな設定だが、主人公のキャラが深く描きこまれていて、生い立ちからくる父親へのトラウマ(ここが少し冗長)、その反面としての現家族への強い想いをベースに、男同士の友情、裏切りがフィルムノワールのように濃厚に描かれている。 バ...

久々に骨太なハードボイルを堪能。 メインストーリーはありがちな設定だが、主人公のキャラが深く描きこまれていて、生い立ちからくる父親へのトラウマ(ここが少し冗長)、その反面としての現家族への強い想いをベースに、男同士の友情、裏切りがフィルムノワールのように濃厚に描かれている。 バイオレンスシーンもあって、どこかエルモア・レナードやデニス・ルヘインを思わせるような切なさも漂う。 歯切れのよい文章が実にうまく、暗いトーンの比喩や暗喩も見事でラストまでじっくりと楽しめる。

Posted byブクログ

2024/08/10

凄腕ドライバーが主役のノワール小説というとこで面白かったけれど、主人公が深みにハマっていくのが結構自業自得なところがあったり、親子三代で血は争えない的な描写があって、少しモヤモヤする部分もあった。

Posted byブクログ