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タイムマシンに乗れないぼくたち の商品レビュー

3.5

121件のお客様レビュー

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    14

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  3. 3つ

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2022/11/21

現在の私は、恐らく人生で最大のピンチと言っても過言でないくらいの やるせない日々を送っている。 生きることどころか息をすることさえ上手にできないような主人公たちを見つめる、 作者のどこまでも穏やかな視線が 読んでいる私の心まで温めてくれたみたい。 切ないのにうれしくてちょっと泣け...

現在の私は、恐らく人生で最大のピンチと言っても過言でないくらいの やるせない日々を送っている。 生きることどころか息をすることさえ上手にできないような主人公たちを見つめる、 作者のどこまでも穏やかな視線が 読んでいる私の心まで温めてくれたみたい。 切ないのにうれしくてちょっと泣けてくる。 この物語を読めて良かったな。

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2022/11/06

※ コードネームは保留 タイムマシンに乗れないぼくたち 口笛 夢の女 深く息を吸って、 灯台 対岸の叔父 自分は一人だと思っていた、 一人でいいと諦めていた、 そんな自分が一人じゃなかったと感じさせて くれる、そんな優しい話たち

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2022/11/05

「コードネームは保留」「タイムマシンに乗れないぼくたち」「口笛」「夢の女」「深く息を吸って、」「灯台」「対岸の叔父」の7話が入った短編集。 生きづらさや息苦しさ、孤独を重苦しくないタッチで描いているので、自分も周りにうまく馴染めなかった時代を思い出しながらもすんなり読むことができ...

「コードネームは保留」「タイムマシンに乗れないぼくたち」「口笛」「夢の女」「深く息を吸って、」「灯台」「対岸の叔父」の7話が入った短編集。 生きづらさや息苦しさ、孤独を重苦しくないタッチで描いているので、自分も周りにうまく馴染めなかった時代を思い出しながらもすんなり読むことができた。 少しだけ光が見えそうな余韻を残して話を締め括っているのがいい。 「コードネームは保留」「夢の女」が特にぐっと来た。

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2022/10/13

 寺地はるなさん。 初めて手にしました。 素敵な作家さんですね。  他の作品も手にしたいと思いました。

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2022/10/10

思っていることを上手に外に出せない。 喋らないからって考えてない訳じゃない、何も思っていない訳じゃない。 色んなことが積ってゆく、色んなものが溜まっていく。 いつも何か力が入っていて。 どこかで力を抜ける瞬間が欲しい。 力が入ったままでは、見えるものも見えないから。

Posted byブクログ

2022/10/07

寺地はるなさんは、「夜が暗いとはかぎらない」に続いて2冊目。 まず、タイトルがキャッチーですよね。 こちら、一風変わった設定の七篇からなる短編集。 どれもじんわりと切なさ、やりきれなさが漂うも、どこか温かさも感じる作品ばかり。 殺し屋という設定を頭の中に描いて生活するOLの物...

寺地はるなさんは、「夜が暗いとはかぎらない」に続いて2冊目。 まず、タイトルがキャッチーですよね。 こちら、一風変わった設定の七篇からなる短編集。 どれもじんわりと切なさ、やりきれなさが漂うも、どこか温かさも感じる作品ばかり。 殺し屋という設定を頭の中に描いて生活するOLの物語、「コードネームは保留」。 博物館に行って恐竜を見るのは大好きだけど、クラスメイトになかなか馴染めない小6の草児の物語、「タイムマシンに乗れないぼくたち」。 保育園に通う姪っ子、美姫のお迎えが日課の初音の物語、「口笛」。 シングルマザーの明日実が先立たれた夫のパソコンを覗くと、サエリという女性との物語が綴られていた。やがて、サエリは明日実の前に姿を現すようになる、「夢の女」。 自分のことを好きになれない中学生は、次第に映画にのめり込むようになる「深く息を吸って」。 いつも自分の前でくだらない喧嘩を繰り広げる元同級生カップルたち。常に第三者のポジションになってしまう主人公を描いた「灯台」。 川向こうに住む嫌われ者で変わり者の叔父の物語、「対岸の叔父」。 私は、「タイムマシンに乗れないぼくたち」、「口笛」、「夢の女」が良かったかな。 決して突拍子がないわけでもないのに、上手い設定を考えついたなぁという物語が多い印象。 寺地はるなさん。気になる作家さんですね。これからも読んでみたいと思います。

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2022/10/02

少し世間の感覚から外れていて、ちょっと周りと馴染めないという人たちの物語。 私自身、生きづらいと思うことは、普通にある。そんなときは、設定を作って暮らしてみようかな。殺し屋ほど突飛じゃなくても、実は会社員を装ったスパイとか、実は母親に化けた宇宙人とか。 どれも好きだったけど、そ...

少し世間の感覚から外れていて、ちょっと周りと馴染めないという人たちの物語。 私自身、生きづらいと思うことは、普通にある。そんなときは、設定を作って暮らしてみようかな。殺し屋ほど突飛じゃなくても、実は会社員を装ったスパイとか、実は母親に化けた宇宙人とか。 どれも好きだったけど、そこまで強く残らなかったみたいで、次の本を読んでから感想を書こうとしたら、なかなか思い出せなかった。。 でも、殺し屋とか、奇人の叔父とか、姪の面倒をみる叔母とか、やっぱり好きな話だな。

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2022/09/29

ひとりが気楽だと思うのはわがままなんですかね。 自分のさびしさのために、他人に危害を加えてはならない。 ぜいたくとうれしいは、イコールではない。 女だからかならずドロドロするなんてことはない。 ドロドロした性分の者は一定数存在するが、性別は関係ない。 自由に見える人は、ま...

ひとりが気楽だと思うのはわがままなんですかね。 自分のさびしさのために、他人に危害を加えてはならない。 ぜいたくとうれしいは、イコールではない。 女だからかならずドロドロするなんてことはない。 ドロドロした性分の者は一定数存在するが、性別は関係ない。 自由に見える人は、まわりが思うより自由でないかもしれない。

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2022/09/13

孤独を抱える人達を描いた7つの短編集。 集団に馴染めない時の居心地の悪さを思い出し、そわそわしました。明るい未来が垣間見えたり、ホッとする部分があるのはよかったのですが、登場人物にあまり共感できず、スッキリしない印象です。 自分の中では、閉塞感が勝ってしまって… 「灯台」の主人...

孤独を抱える人達を描いた7つの短編集。 集団に馴染めない時の居心地の悪さを思い出し、そわそわしました。明るい未来が垣間見えたり、ホッとする部分があるのはよかったのですが、登場人物にあまり共感できず、スッキリしない印象です。 自分の中では、閉塞感が勝ってしまって… 「灯台」の主人公には共感できる部分がありました。

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2022/09/07

『水を縫う』と同じ著者 短編集 それぞれの話は独立しているものの、 どこか孤独を抱えた人たちの話であり、でも周りにいる人たちもそれぞれ、幸せそうに見えても、その人なりの葛藤を持っていて、もしかしたら相手のことをお互いに羨ましく思って見ているかもしれないという話 生きるのが楽にな...

『水を縫う』と同じ著者 短編集 それぞれの話は独立しているものの、 どこか孤独を抱えた人たちの話であり、でも周りにいる人たちもそれぞれ、幸せそうに見えても、その人なりの葛藤を持っていて、もしかしたら相手のことをお互いに羨ましく思って見ているかもしれないという話 生きるのが楽になるかもしれない

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