流浪の月 の商品レビュー
表現が素晴らしい作品でした 様々な生きづらさがある社会において安心して生きるとはなんなのか 自由とはなんなのか 希望とはなんなのか 恋愛とはなんなのか あらゆることを考えさせられました 僕たちが生きるこの時代に活きていく作品だと思います
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本屋大賞を読み漁ってる時に、Amazonで”本屋大賞”って検索してでてきたから買った1作目。 ◾️作中のテーマ事実と真実 物語をどの視点/面から見るかで、世間で捉えられてる事実(どういった事象が起きたかを記したもの)と、当事者のみがしる真実(事実の裏に隠された背景)が全く異なる...
本屋大賞を読み漁ってる時に、Amazonで”本屋大賞”って検索してでてきたから買った1作目。 ◾️作中のテーマ事実と真実 物語をどの視点/面から見るかで、世間で捉えられてる事実(どういった事象が起きたかを記したもの)と、当事者のみがしる真実(事実の裏に隠された背景)が全く異なる作品を読んで、この話って実はこうやったんやってなる感覚になるのが大好き。 そういった意味では、今回の小説も小学生/中学生/社会人になってからの主人公の女性(世間的には誘拐された女の子)、大学生の時に誘拐した男性の当時/その後を描いた本作は、事実と真実が全く違う様を、各々の目線/異なる時代で語られるのが非常にタイプだった。 ◾️普通ってなんやろ/当事者以外がごちゃごちゃ言うべきじゃないなって 世間的にこれが”普通”とされるてる性の対象/性自認/家族の形があるなかで、正欲では普通の性の対象ってなんなん?って考えさせられた一方で、この作品では上記の通り2人の主人公の関係性は、誘拐犯とその被害者やけど、その背景には2人以外知らん真実がある中で、それを知らん世間の人が一般論として判断してって言うのが描かれてた。 こういう作品読むとなんで当事者以外がごちゃごちゃ言うんやろとは思うけど、実際に自分が生活してる中でそういう偏見を持たずに、物事を全て見れてるかと言うとそう言うわけではなく、そういった意味で自分を見つめ直すこともできた作品。
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1日半で読了。 寝不足になりながら一気に読みました。 更紗と文の関係は私には理解できないけれど、世の中にはそういう関係もあり得るのかなと、今までの自分の想像の外に連れて行ってくれた、素敵な物語でした。 あとがきで、吉田さんが「凪良ゆうの小説を読むことは、自分の中にある優しさを疑...
1日半で読了。 寝不足になりながら一気に読みました。 更紗と文の関係は私には理解できないけれど、世の中にはそういう関係もあり得るのかなと、今までの自分の想像の外に連れて行ってくれた、素敵な物語でした。 あとがきで、吉田さんが「凪良ゆうの小説を読むことは、自分の中にある優しさを疑う契機となる。その経験は、本当の優しさを知る一助となる」とのこしています。私の本当のやさしさとは?もう少し凪良さんの作品を読んでみたいと思いました。
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優しさが、親切心が、逆に人をがんじがらめに動けなくしてしまう。 だれかに優しくできる人でありたいと願っていた私は、その優しさは中途半端で、だれかの救いにはなり得ないのだと知った。 だれかのことを理解したいという気持ちは、自分のためのもので、相手のためのものではなかったんだ。 で...
優しさが、親切心が、逆に人をがんじがらめに動けなくしてしまう。 だれかに優しくできる人でありたいと願っていた私は、その優しさは中途半端で、だれかの救いにはなり得ないのだと知った。 だれかのことを理解したいという気持ちは、自分のためのもので、相手のためのものではなかったんだ。 でも、それでも知りたいし、知ってほしいと思うから。 ひとりは寂しいし、人と生きていくことをやめられないのかな。
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「誰も、なんも、知らないくせに。」 優しいってなんだろうってここ最近ずっと考えてた。 「凪良ゆうの作品を読むことは自分の優しさを疑う契機となる。」 受けた傷にばかり敏感になってしまうけど、 私も自分の常識で誰かを知らず知らずのうちに押し込めて傷つけてたのかもしれない と、改めて抉られるような気持ちになった。
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ひとりのほうがずっと楽に生きられる。それでも、やっぱりひとりは怖い。 事実と真実は違う。それぞれの真実も違う。 とりあえず二人が二人でいられるラストは救われる。
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お互いにしか理解できない関係って 説明できないけど尊いものだなと思う そういう関係の人を作りたくても作れないものだし お互いがお互いしか分からないなんて なんて共依存で羨ましい
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自分が自分でいるために必要な人が存在してくれている。 社会的には一緒にいてはいけない人。しかし自分にとって必要な人。2人の関係性に名前などいらない。 あなたは私を構成する一部。欠けると自分では無い。
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中途半端な理解と優しさで、わたしをがんじがらめにする 事実と真実は違う、本人にしかわからない 他人の善意は思い込みでしかないことも 理解者が1人でもいることで人は生きれる
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