自分の頭で考える読書 の商品レビュー
本の読み方について、構造的な理解ができる。 読み方には3つある。問いの発見、答えの発見、既知のリマインド、というのは大きな気づきだった。読む前の目的が途中で変わることもあるだろう。気分によっても変わるだろう。これらを組み合わせて読書をするとよさそう。
Posted by
Voicyのbook café でも語られていることも多かったが、再確認の意味も含めて面白かった。 問いと答え、具体と抽象、熱狂と懐疑など、二項対立の行ったり来たりが読書なのかなと思ったが、要は、自分で考えながら読みたいように読むのが読書なんだ。正解はない。
Posted by
タイトルの「自分の頭で考える読書」とは、「他人の頭で考える読書」をしてしまうことへの警句。 自分の中で「問い」を持ち、読書を通じて自分なりの「答え」にたどり着くのが「自分の頭で考える読書」 また、本にはその著者が掲げた「問い」と「答え」が含まれているが、それが自分にとって新しいの...
タイトルの「自分の頭で考える読書」とは、「他人の頭で考える読書」をしてしまうことへの警句。 自分の中で「問い」を持ち、読書を通じて自分なりの「答え」にたどり着くのが「自分の頭で考える読書」 また、本にはその著者が掲げた「問い」と「答え」が含まれているが、それが自分にとって新しいのか、既知のものなのかで、本を選ぶ際のポートフォリオを組めるという。読書は往々にして負荷の少ない「既知のリマインド」に偏りがち。それを自分自身の認知行動を変え負荷をかけてでも、「問いの発見」や「答えの発見」につながる読書をすべきであるというのが本書の主張。 また、「問い」に関し、共通項としてグルーピングする「抽象化」を行った上で、その後に十分「具体化」するなど含蓄のある話がたっぶり盛り込まれている。 いわば、読書の哲学といった奥深い内容になっているため、自分にはレベルが高すぎると感じた部分も多々あった。 しかし、できるだけ、その本のメッセージと符号する空間での読書、時時の自分の心身状況にあった本を読む「並行読書」の勧めなど、力みすぎない読書も示されていた。 著書の読書に関する達人ぶり、哲人ぶりを強く実感、読書の意味や自分の成長に向けた活用の仕方を少し学べた感はあった。
Posted by
「本を読むという行為は生きるということと相似形だと思っている」という筆者の考えに共感する。 読書を通して自分を知るというのは、私もいつも感じていることなので。 紹介されている本でいくつか気になったものがあったので、読むのが楽しみ。
Posted by
2023年一発目の読書は、コテンラジオから超相対性理論経由でファンになった荒木博行さんのこちら。 ファンになっていなくても、このタイトルを認知したならいずれ読んだだろうなぁ。 本の読み方は人それぞれ。 わたしはどちらかと言えば単に活字を読むのが好きなのと、知らないことを知るのが...
2023年一発目の読書は、コテンラジオから超相対性理論経由でファンになった荒木博行さんのこちら。 ファンになっていなくても、このタイトルを認知したならいずれ読んだだろうなぁ。 本の読み方は人それぞれ。 わたしはどちらかと言えば単に活字を読むのが好きなのと、知らないことを知るのが楽しいから本を読んでいる。 仕事に役立てよう!とか、 自分を変えたい!とか、あまりそういうモチベーションで本を読んでいない。 だから自己啓発本とかあまり読んでこなかった気がする。 この本で書かれている、 「問い」と「答え」については全然意識していなかったけど、 新たな「問い」の発見、既知の問いに対する新たな「答え」の発見、「既知のリマインド」という本の分類の仕方は、それこそわたしなりの新たな問いの発見に繋がってめちゃくちゃ興味深かった。 あの本とあの本とあの本はわたしにとっては問いの発見だったな、アレとあれとあのへんの本は答えの発見で、全編肯首しまくったのはあのあたりの本だ! とか、自分の読んできた本を思い出しながら、時にはアレはどこに当てはまるかな?とか考えながら読んだ。 そして読みながら、多分わたしは問いを見つけるのが下手くそだし、抽象化することはできてもそこから具体に戻るのが 苦手なんだなぁということにも気づけた。 全編なんともゆるくかわいいイラストが掲載されていて、ほっこりする。 読みやすい文章、かわいいイラストからも荒木さんの人柄が滲み出ていて、ますますファンになった。 そんで嬉しいのが、この本にたくさん出てきた64冊もの著者の蔵書リスト。 読んでみたかった本もたくさん載っていて、今年一年は読む本探しに苦労しなさそう。 幸先の良い2023年の読書スタートが切れました。満足!
Posted by
現実に即した色々な出来事の要点を抽象化して蓄積する 世の中は速いスピードで色々変わっていくけれど、抽象化していれば横展開が可能になる。 それを読書にも応用しよう、という本。 読書から得た知見を抽象化し、蓄積する。さらに現実的にどう応用できるのか?と具体化も大事。 (読書をする時に...
現実に即した色々な出来事の要点を抽象化して蓄積する 世の中は速いスピードで色々変わっていくけれど、抽象化していれば横展開が可能になる。 それを読書にも応用しよう、という本。 読書から得た知見を抽象化し、蓄積する。さらに現実的にどう応用できるのか?と具体化も大事。 (読書をする時に、具体的な悩みを抽象化して、思いもよらないところからヒントを得るのも大事) 具体も抽象を行き来して知見を深めてゆく、という本。 後半はトピック的なことが色々。 ・即時的な効果を期待しないで読む本も大事 ・読んだ知識を蓄積させるには、読んだあとのアウトプット方法を自分なりに確立させると効果的(自分はここでの要約と、読みながら友人にどう説明するか想像する、の2点だなと思った)
Posted by
読みやすい 抽象化できることで色々な共通点が見つけ出せる それらしい思いつきは抽象化ではない 本は余白がある、自分のペースで自分の頭で考える 動画は情報が多過ぎて考えられない 問いの発見、答えの発見、既知のリマインド 具体と抽象を行き来することが大事 死にゆく沈殿と生き...
読みやすい 抽象化できることで色々な共通点が見つけ出せる それらしい思いつきは抽象化ではない 本は余白がある、自分のペースで自分の頭で考える 動画は情報が多過ぎて考えられない 問いの発見、答えの発見、既知のリマインド 具体と抽象を行き来することが大事 死にゆく沈殿と生き残る沈殿 脳に刻み込む→書く、話すなど 懐疑があることが大事 何でもすぐに答えが出せる時代に、問いを抱え続ける事が大事、時間を置いて答えを見つけることが大事
Posted by
220ページの、多読であれば良いというわけではなく、良い本を読み、その思想に熱狂しつつも「懐疑」を忘れない。そして、そこから生まれた「問い」を抱え続け、そのモヤモヤとした状況に耐えうる力を鍛えること。それこそが読書をする時に忘れてはならない姿勢なんだという文章に感じ入った。 とり...
220ページの、多読であれば良いというわけではなく、良い本を読み、その思想に熱狂しつつも「懐疑」を忘れない。そして、そこから生まれた「問い」を抱え続け、そのモヤモヤとした状況に耐えうる力を鍛えること。それこそが読書をする時に忘れてはならない姿勢なんだという文章に感じ入った。 とりあえず、今本棚にある本を少しでも多く読むことには変わりないのだけれど、来年からは、もっと一冊一冊をじっくり味わいたい。読み始めて面白くなければ若しくは入れなければ、一旦諦めて本を閉じれば良い。何を問い、どう答えているかだけ見つければ、そこに付箋してまたいつか読めば良い。この言葉には救われるなあ。
Posted by
読書に関する考え方を変えてくれた この本を読んでから、気持ちを楽に読書を出来るようになった 本への理解が深まるようになった
Posted by
読書との向き合い方の指南書である。読書とは肯定的な行為であることが前提にあり、その書籍が投げかける「問い」と「答え」(あるいは新たな「問い」かもしれない)に真摯に向き合うことだと感じた。 著者は冷凍保存という言葉を使っているが、私は基礎研究という言葉で同じようなことを思っていた。...
読書との向き合い方の指南書である。読書とは肯定的な行為であることが前提にあり、その書籍が投げかける「問い」と「答え」(あるいは新たな「問い」かもしれない)に真摯に向き合うことだと感じた。 著者は冷凍保存という言葉を使っているが、私は基礎研究という言葉で同じようなことを思っていた。読書をすることで短絡的に役に立つことばかり考えていないで、その書籍にあった言葉がいつかの自分に役立つことがあるかもしれないと思って書籍と向き合っている。 最後に著者が本書で紹介している書籍を紹介している。 また、ここから書籍の旅が始まる。
Posted by