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木曜日の子ども の商品レビュー

3.4

73件のお客様レビュー

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2022/03/28

うーん、戸惑う、、闇と人の愚かしさ。 愚かしさだけでいうともう少し深く行っても良いのかなと思うけど、中学生ぐらいの子だからね。 でもね、同じ年頃の子を持たせてもらってる自分としては、やっぱり考えちゃうかな。

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2022/03/26

学校の給食に猛毒のワルキューレを混ぜた無差別な殺人事件。それから7年後、その街で結婚を機に生活を始める3人の家族。 前半は、伊岡瞬さんの小説にある、ひとの本性の様な怖さを感じました。 主人公は40代。妻の連れ子の晴彦との関係に悩む。 学校のいじめの問題や息子が生まれてから会うま...

学校の給食に猛毒のワルキューレを混ぜた無差別な殺人事件。それから7年後、その街で結婚を機に生活を始める3人の家族。 前半は、伊岡瞬さんの小説にある、ひとの本性の様な怖さを感じました。 主人公は40代。妻の連れ子の晴彦との関係に悩む。 学校のいじめの問題や息子が生まれてから会うまでの空白の時間。晴彦の出来の良すぎる義理の息子としての態度も違和感に拍車をかける。 後半はカタストロフィの様に終末的な様相になり、登場する人たちの誰が味方で、誰が敵なのか混沌としてきます。 子供は生まれてくる場所を選べない。どんなに理想を語っても、やはり世界は理不尽だと思う。大人も子供も大変な世界に生きているのだと思わずにはいられません。 大人になるということは経済的な自由を手に入れることと引き換えに、更に大きな社会のルールに縛られることになるのかなと感じました。

Posted byブクログ

2022/03/18

読み出したら止まらなかったが、同時に読み進めるのが辛かった。 重松清さんって温かい作品のイメージが強いけど、たまにこういう心の深い闇、病みのような作品が出てくる気がします。

Posted byブクログ

2022/03/14

爽快なテンポで話が進んでいき、一気読みしやすい 子供を持つ親の立場でこの本を読むことはわたしにはできない

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2022/03/05

「ああ、もういいや、どうでもいいや、明日は来なくていいし、未来なんて要らないし、もうさっさと終わりたい…じゃあ、死ぬしかないじゃないですか」という言葉に、抉られた。つらい思いをした人たちは、まっくらななかで、こういう思いを抱えているだろう。 やるせないなあ。

Posted byブクログ

2022/03/02

事件/面影/気配/最初の事件/メモ/噂/週末/七年前/第二の事件/約束された土地/終わりの始まり/ 世界の終わりにたたずむ者/愚か者の涙 7年前の中学校で起きた事件。そして今再び……… 大人から見れば何を考えているかわからない中学生。中学生から見れば自分を見ない、つぶしにかかる...

事件/面影/気配/最初の事件/メモ/噂/週末/七年前/第二の事件/約束された土地/終わりの始まり/ 世界の終わりにたたずむ者/愚か者の涙 7年前の中学校で起きた事件。そして今再び……… 大人から見れば何を考えているかわからない中学生。中学生から見れば自分を見ない、つぶしにかかる気配さえ感じる社会。中学生だったころを思えばそんなことを思っていた気がする程度。 当時の傷ついた、ある意味歪んだ思いを育てていたらこんな考えになることもあるかも知れない。 ああ でも でも ………

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2022/02/24

結婚を機にその地に引っ越してきたのは、妻の連れ子がいじめにあっていたせいもある。 息子が通うことになる中学校は、7年前に無差別毒殺事件が起きたのだが、息子はその犯人に似ているらしかった。 その夏、犯人は社会に復帰。 やがて不審者情報、飼い犬の変死、学校へ脅迫状が届くなど不穏な状況...

結婚を機にその地に引っ越してきたのは、妻の連れ子がいじめにあっていたせいもある。 息子が通うことになる中学校は、7年前に無差別毒殺事件が起きたのだが、息子はその犯人に似ているらしかった。 その夏、犯人は社会に復帰。 やがて不審者情報、飼い犬の変死、学校へ脅迫状が届くなど不穏な状況に。 父である私は、息子を信じきることが出来ない。 そこから物語は別の表情を見せていく。 後半はちょっと付いていけなかった。

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2022/02/20

わたしの人生では理解できない、SFのような物語だったが、決してあり得ない話ではないのだと思う。親子の難しさ、いじめの苦悩など色々な問題があったが、最終的には主犯の狂気に染まってしまった。 インターネットやSNSが普及している現代、同じような思想の若者が繋がれることは良くもあり、...

わたしの人生では理解できない、SFのような物語だったが、決してあり得ない話ではないのだと思う。親子の難しさ、いじめの苦悩など色々な問題があったが、最終的には主犯の狂気に染まってしまった。 インターネットやSNSが普及している現代、同じような思想の若者が繋がれることは良くもあり、この話のような狂気が生まれるきっかけにもなりうると肝に銘じておく。

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2022/02/21

こんなことはなかなかねー… 結末が気になり、一気読み。 でも何かもやもや感が残る… なんか詰め込みすぎたのかも… 再婚相手のいじめられっ子だった中2の晴彦を理解し、晴彦の父親になりたいという、主人公の気持ちはわかるんだけど…

Posted byブクログ

2022/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バツイチの香奈恵との結婚により、42歳で突然中2の息子、晴彦の父親となった私。 自分に対して取ってつけたような笑顔を向ける晴彦とどうにか本当の親子になろうと、心機一転新しい街で家族としての生活を始めるが、その街は7年前に世間を震撼させた事件の舞台となった場所だった‥。 いじめやDVに苦しんできた母子を自分が幸せにするんだと気負う私に、次々と不可解な出来事が降りかかる。 どんなに近い親しい者同士でも心の内に秘めた思いを知ることはできない。その絶望感にふと世界の終わりに取り込まれそうになる私。単純な狂気対正義の戦いではないところにほんの少しの救いがある。

Posted byブクログ