木曜日の子ども の商品レビュー
終始陰鬱とした物語で、途中心が折れそうになりながら、読了。 ネタバレしたくないので、感想は少なめに。 主人公は、中学生男子の母親と結婚した男性。 冒頭いきなり、7年前の中学生同級生毒殺事件から。 不穏しかない。 タイトルの 木曜日の子ども は、 マザーグースの有名な詩の一...
終始陰鬱とした物語で、途中心が折れそうになりながら、読了。 ネタバレしたくないので、感想は少なめに。 主人公は、中学生男子の母親と結婚した男性。 冒頭いきなり、7年前の中学生同級生毒殺事件から。 不穏しかない。 タイトルの 木曜日の子ども は、 マザーグースの有名な詩の一部で Thurthday's Child has far to go. 木曜日の子どもは遠くへ行く(苦難の道を行く、とも訳されている) 事件が起きた曜日が木曜日であることから、この事件は〈木曜日の子ども〉となづけられた。 舞台は、その中学校の学区に主人公一家が引っ越してきたことからはじまる。 終始ゾワゾワと落ち着かない感じで、背筋が凍ることばかり。 重松さんの作品ということで、最後までちゃんと読まないと、と頑張りました。
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ずーっと不穏で最後まで不穏。 中学生が闇に惹かれてしまうのはとても理解できるけれど、沢井や大人になった「彼ら」がそこに取りつかれているのは少し滑稽に映った。 そういう幼稚さとか異常さが最後に爆発するお話なのかなと思いました。
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「おまえ」が出てくると恐怖を感じるのは疾走を思い出したからだろうか…。暗い重松清キター!! 前半は晴彦の何かあるな…という感じで、後半はおいおい…まさかそんなこと…という感じ。後半は現実味なさすぎて少し置いてけぼりな感じもあったものの、全体的に楽しくて、一気読み。前半が個人的には好み。 映画になりそう。
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人の心の内の闇を見た気がしました。 世界の終わり。自分がいなくなったあとの世界。目に見える世界だけが消えてしまえば、それで自分の世界は終わるのだ。あっけなく。あっさりと。 あらゆるすべての世界が、自分の意識の中で作りあげられたとものだとしたら、自分の死は世界そのものの死になりうる。 ー世界とはなんだー 相手か私。どちらかの世界が消えれば世界はなくなってしまうのか。今の私にはそうは思えない。 今は。
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久しぶりに重松さんの本を読んだ。今までの感じとは違う気がして、重松さんの作品か?と思ったくらいだった。 しかし、現代の子どもの心の描写、何かにすがりたいほど辛くて、でも、身近な大人には相談できないというところは、さすがと思った。 複雑化している子どもの心、難しい。子どもの本心とは...
久しぶりに重松さんの本を読んだ。今までの感じとは違う気がして、重松さんの作品か?と思ったくらいだった。 しかし、現代の子どもの心の描写、何かにすがりたいほど辛くて、でも、身近な大人には相談できないというところは、さすがと思った。 複雑化している子どもの心、難しい。子どもの本心とは何か。軽く考えてはいけない。
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重松清の作品初読みです。 映画化やテレビドラマ化されてきた作品とは全く異なる質感の作品かと… しかし物語のオチは重松さんの作品に貫かれているテーマ…家族。 読むのをやめたくなるような気分の悪さが伴う作品でした。 もう二度と読むことはないと思います。
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重松さんの本は中学生のときにエイジを読んでむちゃくちゃ好きになってたくさん読んできた。全体的な表現は重松さんぽいのが多くて懐かしくなったけど、僕が冷めてしまったのか、全体的に中二感が否めず、のめり込めなかった。
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読みやすいが 内容は微妙。 前半はドキドキしたが後半がつまらない。 母子家庭でいじめとか今日日ないと思う。し、それで転校先に 殺人事件が起きた中学校を選ぶ(調べておこうよ。。) のもありえないし、その現場を見に行く家族、見せに行く不動産屋も意味不明だし、買った土地がまさにその被...
読みやすいが 内容は微妙。 前半はドキドキしたが後半がつまらない。 母子家庭でいじめとか今日日ないと思う。し、それで転校先に 殺人事件が起きた中学校を選ぶ(調べておこうよ。。) のもありえないし、その現場を見に行く家族、見せに行く不動産屋も意味不明だし、買った土地がまさにその被害者の家だったとか もういわくつきまくりの戸建!笑 ツッコミどころ満載。 それでも前半はドキドキしたが、 後半は カプセル飲む飲まないの掛け合いが 長いし同じ屁理屈ダラダラ何回も繰り返しで 斜め読みしてしまいました。。
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後半までは、ハラハラ、スリルがあって引き込まれたが、、後半の流れがリアリティがなく残念に思ってしまった。
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重松清さんの作品は三作品め! 映画化される『とんび』が良き昭和良き家族の物語であったのが懐かしい・・・ 本作品は『とんび』と比べると真逆の方向に振られた家族の物語! バツイチで連れ子ありの女性と職場結婚する事になった主人公の清水は連れ子の晴彦(14歳)の良き父親であろうとする...
重松清さんの作品は三作品め! 映画化される『とんび』が良き昭和良き家族の物語であったのが懐かしい・・・ 本作品は『とんび』と比べると真逆の方向に振られた家族の物語! バツイチで連れ子ありの女性と職場結婚する事になった主人公の清水は連れ子の晴彦(14歳)の良き父親であろうとする事に努力しようとするハートフルな物語と思いきや・・・ 7年前に給食に毒物を混入させ、同級生9人の命を奪った上田祐太郎が、かつて住んでいた街を舞台に少しずつ得体の知れない何かが動き出す・・・ 癒しを求めている時、仕事に疲れている時に読むのはオススメしません。 間違いなく、物語と現実の距離感が読み手の気持ちを不安にさせます。
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