千年の読書 の商品レビュー
それぞれの本との出会いを通して感じたことやエピソードが書かれている本なのかと期待していたのですが、思っていたより期待はずれでした。後半になるにつれ、設定したテーマを書籍の引用をしながら説明しているだけ、という印象です。前半は面白かったかも。もっと余裕がある時にゆっくり読めばよかっ...
それぞれの本との出会いを通して感じたことやエピソードが書かれている本なのかと期待していたのですが、思っていたより期待はずれでした。後半になるにつれ、設定したテーマを書籍の引用をしながら説明しているだけ、という印象です。前半は面白かったかも。もっと余裕がある時にゆっくり読めばよかった。 引用されている本の名言などはとても参考にはなりますし、紹介されている本も読んでみようかなと興味は湧きます。
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20代のいつ頃だったか、一冊の本で人生が変わった人がいると知り、自分もそうなりたいと思った。 あれから20年以上が過ぎた今、人生の大きな節目を迎えようとしている。もしかすると、ここ数年で読んだ何冊かの本が影響しているかもしれない。 偶然か必然か、この本の章の見出しに書かれている内...
20代のいつ頃だったか、一冊の本で人生が変わった人がいると知り、自分もそうなりたいと思った。 あれから20年以上が過ぎた今、人生の大きな節目を迎えようとしている。もしかすると、ここ数年で読んだ何冊かの本が影響しているかもしれない。 偶然か必然か、この本の章の見出しに書かれている内容は全て、今の自分の関心事に不思議なぐらい一致していた。 著者の前書きによると、人生に欠くことができない7つのテーマを取り上げたらしい。 ほとんどは普遍的なテーマだから、人生から本を欠くことができないと思う人にとっては、必然なのかもしれない。
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なぜ、私たちには本が必要なのか。 本とは、どんな存在なのか。 書店員の筆者が、それぞれのテーマをもとに選定した本の一部を引用しながら、考察して次の本へと話題を広げていく。 本好きな筆者が語る、本への向き合い方や本との出合い、本を大切にしている考え方に、うんうんと激しく共感でき...
なぜ、私たちには本が必要なのか。 本とは、どんな存在なのか。 書店員の筆者が、それぞれのテーマをもとに選定した本の一部を引用しながら、考察して次の本へと話題を広げていく。 本好きな筆者が語る、本への向き合い方や本との出合い、本を大切にしている考え方に、うんうんと激しく共感できる一冊でした。
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「親友が子どもを事故で亡くして、一年近く外出できなくなりました。親友を励ましてくれる本を選んでもらえませんか?」というお客さんからの質問に対して、「問合せを受けたとき、自分はこの先この仕事を続けていけるのか不安になりました。どれだけキャリアを積んだとしても、この質問に答えられるイ...
「親友が子どもを事故で亡くして、一年近く外出できなくなりました。親友を励ましてくれる本を選んでもらえませんか?」というお客さんからの質問に対して、「問合せを受けたとき、自分はこの先この仕事を続けていけるのか不安になりました。どれだけキャリアを積んだとしても、この質問に答えられるイメージが沸かなかったからです」と思ったという筆者。 相談ごとには、答えではなく、質問で返す方が良いと聞いたことがあります。 「ささやかな本の世界への招待状」とのことでしたがテーマごとにまとまった7章を通じて、書店員さんがよく聞かれる質問の答えのヒントとなる本もまとめて下さっているのかな、と。 読んだことがある本、聞いたことがある本、全く知らなかった本。いろんな本が混じっていて、読書好きとしては何度も読み返したくなる本でした。 『死ぬ瞬間』のエリザベス・キューブラー・ロスのその後の人生のエピソードに象徴されるように、本やそのあとがきだけではわからない、作者の背景・その後やその本の生まれた社会的背景なども丁寧に織り込まれていて、歴史の本を読んでいるような気分にもなりました。
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本を愛する著者の、本の紹介というか感想というか。出会い方ひとつで印象も変わる。人ももちろんだけど、本もそう。読むタイミングで全然違う感想を持つし、どうしてあんなに好きだったのに、もあれば、なんで再読を躊躇ったんだろうと思うこともある。 でも、読まなければ良かった本はひとつもない。...
本を愛する著者の、本の紹介というか感想というか。出会い方ひとつで印象も変わる。人ももちろんだけど、本もそう。読むタイミングで全然違う感想を持つし、どうしてあんなに好きだったのに、もあれば、なんで再読を躊躇ったんだろうと思うこともある。 でも、読まなければ良かった本はひとつもない。何もなかった、っていうのも大事な感想だから。あと、自分が大好きでも人もそうとはかぎらないけど、何にせよ、否定することだけはしたくない。どれもきっと、誰かの大切な本だから。 ここからもいくつか読んでみたい本が見つかった。本から離れられない著者の、本との出会いを覗き見できて嬉しい。自分にとってこの本が出会って良かった一冊になった。
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読書が好きな人、本屋が好きな人はもちろん、それらが苦手な人、普段関わらない人にぜひ読んでほしい。 この本で紹介されているのは私が普段読まないジャンルの本についてばかりだったので多少頭を痛めながら読んでいたけれど、だからこそ新しい出会いの扉を開いてもらったような気がした。 写真...
読書が好きな人、本屋が好きな人はもちろん、それらが苦手な人、普段関わらない人にぜひ読んでほしい。 この本で紹介されているのは私が普段読まないジャンルの本についてばかりだったので多少頭を痛めながら読んでいたけれど、だからこそ新しい出会いの扉を開いてもらったような気がした。 写真で本が紹介されているため、まるで本屋で未知のジャンルの本棚の前に立っているような気分になった。各ジャンル、1.2冊は読んでみたいと思った。 書店員さんである著者のことばが幾つも胸に残っている。やっぱり読書はすばらしい。
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章ごとに色が違う。食に関する章は、自分の生活と重ね合わせ、ワクワクしながら読んだ。お金と宗教の話を正しく理解するには、私はまだ知識不足だった。
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この本は、書店で見かけ、なんとなく気になったので購入しましたが、「本が好きな人が書いた本だなー」ということがよく伝わってきて、とても共感できました。 様々なテーマについて、多くの本を引用しながら丁寧に書かれており、楽しく読めました。 ぜひぜひ読んでみてください!
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菅原孝標女が「源氏物語」を読むのを止められなくなる様子は現代における私たちと同じで、ワクワクする。 第二次世界大戦中、アメリカは合計一億4000万冊の本を戦地に送った。戦場では奪うように読まれ、ある20歳の兵士はベティースミスの本に生きる力をもらう。 お礼にこの兵士は著者に手紙...
菅原孝標女が「源氏物語」を読むのを止められなくなる様子は現代における私たちと同じで、ワクワクする。 第二次世界大戦中、アメリカは合計一億4000万冊の本を戦地に送った。戦場では奪うように読まれ、ある20歳の兵士はベティースミスの本に生きる力をもらう。 お礼にこの兵士は著者に手紙を送り、著者は兵士と交流を始め、書くことと読むことでお互いを励まし合う。 驚いたのは、自由学園という日本の学校では毎日家庭科の授業の一環で自分たちの昼食を自分たちで作ること。 これこそ、生きて行くための教育ではないだろうか。4時間目は毎日家庭科。そこから学ぶことは家庭科だけではないはず。 「今まで食べた中で1番美味しかったものは?」 美味しい理由には思い出が大部分を占めているのがおもしろい。 三砂さんの読書への招待状はとてもバラエティに飛んでいておもしろかった。
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三砂さんの読書量にただただ脱帽、本を読んで自分のものにしている感じがして憧れた。こういう歳の重ね方をしたいな、と思わされた人に出会えて嬉しい 第2章が特に好きで、想像力という傘というところが最近考えていたことをしっくり文章に落とし込まれたものだったのでおすすめしたい〜
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