プロジェクト・ヘイル・メアリー(上) の商品レビュー
『火星の人』のアンディ・ウィアー最新作。前作『アルテミス』から一転、再びサバイバルが始まるのか……? あの『火星の人』の主人公のノリが戻ってきた。今回も科学を駆使したサバイバル風な始まり。だが主人公の状態により、現在と過去の2つの時間軸で物語が進んでいくのが特徴。すべてが謎に包...
『火星の人』のアンディ・ウィアー最新作。前作『アルテミス』から一転、再びサバイバルが始まるのか……? あの『火星の人』の主人公のノリが戻ってきた。今回も科学を駆使したサバイバル風な始まり。だが主人公の状態により、現在と過去の2つの時間軸で物語が進んでいくのが特徴。すべてが謎に包まれたなか、少しずつ明らかになっていく様子が面白い。前作までをさらに上回るセンス・オブ・ワンダーが広がっていく、ワクワク感が半端ない。先が気になりつつ下巻に進む。
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ジョン、ポール、ジョージ、リンゴに そこは家族の名前とかが入るん違うんかい!というね 冒頭から早くもアンディーの悪ふざけが始まっていて期待が高まりますw 本作はもちろん前々から気になっていて市の図書館に予約はしてたんですが、予約人数が多くて読めるのはまだまだ先だったんです ん...
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴに そこは家族の名前とかが入るん違うんかい!というね 冒頭から早くもアンディーの悪ふざけが始まっていて期待が高まりますw 本作はもちろん前々から気になっていて市の図書館に予約はしてたんですが、予約人数が多くて読めるのはまだまだ先だったんです んでも秋さんのレビューを読んで待ち切れなくなってしまい近隣を探したら隣町の図書館にあったので借りてきました!(隣町は貸出可) ナイス!隣町! 買おうと思ってたのでグッジョブ隣町! そして期待に違わぬ抜群の面白さ いやー上巻はほぼほぼ何かしらの「説明」をしてるんですよ ただただ延々と「説明」が続く小説なんて普通退屈この上ないじゃないですか それがなぜこんなに面白いの? 不思議すぎる アンディーすげー! 限界突破の面白さ確定の下巻へGO!
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僕は読んだ本は面白くても面白くなくても紹介していますが、これは面白い本だということを強調したい。今まで読んだSF小説の中では一番面白かったのではないだろうか。 前提知識無しで読んだ方がいい本だと思うので内容には触れないが、とにかくページ毎に読みどころがあり、一度読み出すと止まら...
僕は読んだ本は面白くても面白くなくても紹介していますが、これは面白い本だということを強調したい。今まで読んだSF小説の中では一番面白かったのではないだろうか。 前提知識無しで読んだ方がいい本だと思うので内容には触れないが、とにかくページ毎に読みどころがあり、一度読み出すと止まらない。 SFとは "Science Fiction" だが、作品によってSとFの混合比率が違う。『スター・ウォーズ』ならS:F=1:9くらい、『2001年宇宙の旅』なら8:2くらい、『E.T.』なら5:5くらい、『三体』なら2:8くらちではないだろうか。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は8:2くらいだと思う。なので、宇宙や科学に何の興味もない人には合わないかもしれないが、こういうのが好きな人は一刻も早く読んでほしい。
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★5 記憶を失くした状態で目覚めたらそこは… 壮大すぎるSF巨編 #プロジェクト・ヘイル・メアリー 普段はSFはほぼ読まず、ミステリーばっかり読んでいます。 しかしどうやら全体的に謎っぽいお話なのと、世間での圧倒的な評判の良さに思わず手を伸ばしてみました。 何コレ! 超絶面白...
★5 記憶を失くした状態で目覚めたらそこは… 壮大すぎるSF巨編 #プロジェクト・ヘイル・メアリー 普段はSFはほぼ読まず、ミステリーばっかり読んでいます。 しかしどうやら全体的に謎っぽいお話なのと、世間での圧倒的な評判の良さに思わず手を伸ばしてみました。 何コレ! 超絶面白いんですけど! 空想科学小説とはよく言ったもので、作者の頭の中はどうなっているんですか?!という発想力。こんなドデカいスケールの背景設定をよくぞ考えた。 そして物語として成立させる構成力、登場人物、プロット、そして痛烈な心情描写。 バチクソ完成度が高く、そのまま映画で見てみたいというレベル。 また知識量もすごいんです。もちろんプロのSF作家で専門知識もあるんでしょうが、次々放たれる化学や数学の情報が本の中で自由自在に踊っているようです。 この小難しい理系知識を圧巻の筆力で、読者をどんどん世界に引き込んでいきます。 そして何といっても登場人物がいいんです! 誰が一番良いのかって、読んでいたらすぐわかるんですけど…言えないの(是非読んで)。主人公との絡みが激アツで、思わず手に汗握って応援しちゃいましたよ! もうね、読めば読むほどワクワクが止まらない。 そして、ついにそんなことになっちゃうの?! って感じで…上巻が終了。 本作の絶賛推しポイントは、下巻のレビューにて。
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翻訳もの苦手、ごりごり文系の人間でもするする読める。 知らないもの、予測できないものに出会ってわくわくする読書体験。 ロッキーとの出会いと関係の深め方もよかった。ほろりとしてしまったところも。 下巻もたのしみ。
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SFとしての解像度がエグすぎる。 しかも文系の自分にもわかるような書き方でメカニズムを事細かに書いてるし。どこまで正確に理解できてるかはわからないけど。あとどこからどこまでがフィクションなんだかわからない。理系になりたい! そこにロッキーが出てくることによって、 言語学、異文化間のアプローチ、文化的差異、生物学、様々なことが学問的に行われる。 一番面白いのはやっぱり、映画メッセージのような異星人とコミュニケーションを試みるところ。どんな環境にすみ、お互いのコミュニケーション方法をすり合わせ、単位、ボキャブラリーをすり合わせ、その過程で知覚する器官の違いに気がつきまた試行錯誤を重ね。地球人にとって当たり前のことがロッキーにとって当たり前ではなく。 最後いざこっちにくるよーってなった時、来客があるとは思ってなかった。って表現をみてなんだか泣きそうにもなった。寂しかったんだな二人とも。もう親友です。 やや理解が早すぎるところ、解決までのスピードが早いところ、ストラットの剛腕ぶりはご都合主義的なところはあるかもだけどそこはSFだし!許せよな。 それを加味してもめちゃくちゃ綿密な構成だと思う。 頭使うからちょっとずつ読んでるつもりだけど、楽しくてあっという間に読んでしまう。後半も楽しみが過ぎる。もう初見で読めないのが悲しくてしょうがない。 プロジェクトヘイルメアリーに参加して 記憶を飛ばすしかないな。
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尿道の出血の赤い線見て“細い赤い線”のメールのこと思い出すの…笑 映画っぽさある ロッキーとのやりとり、楽しい
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記憶のない男が目を覚ました場所は、病院のような部屋のなか。高性能なロボットアームが世話をしてくれて、そしてなぜかたくさんの実験用具が置いてある。 記憶はないもののどうやら自分には科学の知識が相当あることが徐々に分かってくる。 そして同じ部屋にはミイラのようになった二人の男女の死体...
記憶のない男が目を覚ました場所は、病院のような部屋のなか。高性能なロボットアームが世話をしてくれて、そしてなぜかたくさんの実験用具が置いてある。 記憶はないもののどうやら自分には科学の知識が相当あることが徐々に分かってくる。 そして同じ部屋にはミイラのようになった二人の男女の死体も横たわっていて…… 可能な限りネタバレはもちろんあらすじすらも避けて読んでほしい作品。 自分の場合はキンドルの半額セールで購入した後、結構積読していてあらすじの記憶があいまいでしたが、それゆえにたぶん一番良い楽しみ方ができたのではないかと思います。 一種の脱出ゲームのように物語は始まります。ここはどこなのか。この部屋は何なのか。男は部屋の中にある実験用具や機械を使い、その結果から推測していく。この過程が詳細でリアルで面白い! 自分は化学の知識は並みの中高生に劣るかもぐらいのものだけど、仮説を読み解きありえないと思う真実にたどり着く過程は、ミステリ好きとしては相当に楽しく読めました。 そして部屋の正体と記憶の回復で明らかになる男の正体と目的。そこから物語は一気にスケールアップします。 それだけでも相当面白いと思っていたのですが、さらに上巻中盤のあのシーンで呆気にとられました。 「ここまででもそうとう大風呂敷広げたのに、まだこんな話をぶち込んでくるのか!?」 しかし、その大風呂敷もしっかりと丁寧に対応する。一つ間違えば破綻するか、あまりの要素の多さに白けてしまいそうになるストーリーを様々な科学知識を駆使し成立させ、物語を前に押し進める。 著者の科学愛、あるいはSF愛こそがこの物語の根底にある気がします。 とにかくできるだけネタバレやあらすじすらもなるべく触れずに読んでほしい。そうすれば物語により新鮮に驚きをもって挑めるはずです。
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おもしろい!文字通り寝食を忘れるというやつだ! あの「火星の人」と同じ著者。期待を裏切らない。深刻な問題でもユーモア感たっぷりで語られていく。SF小説というよりもファンタジー小説だ。でも、それでいてそんじゃそこらのSFものよりも遥かに多くのscientific要素がふんだんに盛り...
おもしろい!文字通り寝食を忘れるというやつだ! あの「火星の人」と同じ著者。期待を裏切らない。深刻な問題でもユーモア感たっぷりで語られていく。SF小説というよりもファンタジー小説だ。でも、それでいてそんじゃそこらのSFものよりも遥かに多くのscientific要素がふんだんに盛り込まれているのはさすが!
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SFにそこまでハマりきれていたかったけど、この本は事前情報通りめちゃくちゃおもしろい。 たまに科学的な話で置いてけぼりになるけど、それを差し引いても最高。続きが気になるというより、下巻読むのがわくわくする!
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