脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか の商品レビュー
池谷脳AIプロジェクトの紺野大地さんと池谷裕二さんの共著。 脳とAI研究の 今まで、現在、これから、 がわかりやすく書かれていて、読みやすい。 AIがこんなに生活に 当たり前に馴染むなんて 数年前には思わなかったなあ。 この先の進化も楽しみだ。
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脳の研究者である著者2人が人工知能の現状と未来の可能性について数々の研究結果をもとに書いた一冊。 脳のしくみや人工知能の研究の軌跡を本書で学び、人工知能は自ら学習することにより進化を遂げた歩みを感じることができました。 視覚の観点からみても機能でカバーするのではなく、脳を直接刺...
脳の研究者である著者2人が人工知能の現状と未来の可能性について数々の研究結果をもとに書いた一冊。 脳のしくみや人工知能の研究の軌跡を本書で学び、人工知能は自ら学習することにより進化を遂げた歩みを感じることができました。 視覚の観点からみても機能でカバーするのではなく、脳を直接刺激することで認識する方法の研究を行ったり、精神疾患を診断できるようになるためにバイオマーカーを確立したりするなどさまざまな研究が進んでいて脳と人工知能を用いた研究の最前線を知ることができました。 また、イーロン・マスクによる脳と人工知能を繋ぐ試みや東大合格やノーベル賞受賞などを目指す試みの研究が進んでいることも本書で知ることができました。 そして、脳情報の読み取りと書き取りの方法を知ることができるだけでなく先端を走っている企業や電気、磁気、超音波、光などのツールなども知ることができました。 まだまだ脳のメカニズムは解明されていないことも知り、人工知能が解明に一役を担う可能性があることも本書を読んで感じました。 科学やアートなどの分野での研究も進んでおり、脳のメカニズムと人工知能の可能性が融合することで今では想像もできないことができるようになるかもしれないという人類の未来が飛躍的に向上しそうな期待を抱いた一冊でした。
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脳とAIの融合研究の過去、現在、未来として、その時々での最先端の研究例が紹介されていて、どのように研究が進んできたかよくわかる。 その進展の早さには驚くばかりだが、そこには多額の研究資金と多くの研究者がいたことを忘れてはならない。 白川英樹先生の"日本人にノーベル賞受...
脳とAIの融合研究の過去、現在、未来として、その時々での最先端の研究例が紹介されていて、どのように研究が進んできたかよくわかる。 その進展の早さには驚くばかりだが、そこには多額の研究資金と多くの研究者がいたことを忘れてはならない。 白川英樹先生の"日本人にノーベル賞受賞者が多いのは、私たちは日本語で書かれた教科書を使い、日本語で学んでいるからかもしれない。"という言葉も印象的。英語ができることよりも、母語でより深い思考をすることの重要性を述べられたものだが、AIの発展がそれを助けてくれるかもしれない。 脳はまだまだ解明されていないことが多く、AIと融合することで、いろんな可能性が広がると期待する一方で、場合によっては人を傷つけたり、軍事利用など破壊的な用途に使われたりすることもあり得ることや昨今の世界情勢を考えると、いくら倫理的な課題も議論しながら進めているとはいえ、このスピード感が少し恐い気もした。
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前に観た映画『アップグレード』はSFであるが”神経科学とメタバースの融合”により現実になるかもしれない。赤外線や紫外線が見えるようになったらどういう感覚になるものやら。倫理的な問題も多いが試してみたいと切に思う。 また再読したい本。
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脳科学研究の社会応用の歴史と現状、今後がまとめられている本です。内容は読みやすく、専門外の人でも苦労なく読めると思います。現状でもかなり興味深いことができているということが、本書を読めば分かると思います。 ただ、序盤に「脳科学が発展した架空の世界ではこんな風になりますよ。ね、素晴...
脳科学研究の社会応用の歴史と現状、今後がまとめられている本です。内容は読みやすく、専門外の人でも苦労なく読めると思います。現状でもかなり興味深いことができているということが、本書を読めば分かると思います。 ただ、序盤に「脳科学が発展した架空の世界ではこんな風になりますよ。ね、素晴らしい世界でしょう?」といった雰囲気で語りかけられるような箇所がありますが、ディストピアにしか思えませんでした(特にご飯を栄養剤だけで済ますという箇所)。 自分が脳の研究をしているので内容は知っているものも多かったですが、機械学習分野が大きな投資を得たことで急速に発展したように、神経科学分野も今後大きな投資を受ければ一気に夢のような技術がつくられる可能性がある、という話は希望が持てました。
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紺野大地、池谷裕二「脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか」読了。数々のワクワクする驚くべき知見もさることながら脳とAIが融合すれば高次元科学の領域が拓け要素還元主義の科学の限界を越える可能性が考えられるとの事。そうなれば気候変動等への問題解決の糸口になるか...
紺野大地、池谷裕二「脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか」読了。数々のワクワクする驚くべき知見もさることながら脳とAIが融合すれば高次元科学の領域が拓け要素還元主義の科学の限界を越える可能性が考えられるとの事。そうなれば気候変動等への問題解決の糸口になるかも。
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脳の可能性の限界を,人工知能を用いて探る研究が平易に紹介される.延命のための医療進歩と一線を画し,生命の持つ知的能力の限界を探る点は極めて興味深いが,一方で,将来得られる知見が道具化すると,道具なしの状態で知的活動を行わない(行えない)ヒトが益々大勢を占めそうで恐ろしい.
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人工知能や脳との連携分野が実際にどのような状況であるかを、第一線の研究者が解説している書籍なので、概観には最適。 「オッカムの剃刀」が人間の認知限界からきているのではとの考え方が面白かった。AIは複雑な世界を複雑なまま理解できるが、人間にはそれができない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。最新の人工知能の研究について分かりやすくまとめており、今後の研究がどうなるかワクワクが膨らむ内容だった。まぁ、実現されないだろうなと思うことも多々あり。(健常者の脳に電極を刺すなど侵略型な例) 人口知能の研究が進み今後人類の活動に取り入れられていけば人類の脳が拡張され、それによって更に人口知能も進化し、人工知能と脳が共進化していくことが可能であり、それが今後目指すべきことなんだろうということが理解できた。
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