真夜中のマリオネット の商品レビュー

知念実希人(著者)

2023/03/18

連続殺人事件の容疑者である美少年と、彼を疑いつつも真相を追う女医のクライムサスペンス。

少年は天使か、悪魔か。
残忍な連続殺人鬼は一体誰なのか。
最初から最後まで怒涛の展開でした！

スピーディーでスリリング。オセロのように白から黒、黒から白へと翻弄され続けました。
ただ少し雑な印象を受けたのと、主人公の女医さんに感情移入しきれなかったのが残念でした。
精巧に作られた人形のように端整な顔をした少年と美人救急医という設定だし、映像化もありえるかも（笑）

2022/10/19

恐ろしかった。
人間の直感ってあながちバカにできないくらい重要だ。異常性や不信感はどうしても薄れてしまうけど、最初に感じた違和感を忘れてはいけないんだ。

犯人と対峙するとき、何言ってるか本当に訳分からず腑に落ちなかったけど、なるほどな。なんだか命を賭けたあの人たちが浮かばれない。

でも、その決断をした後に少しでも理性が残っていたならばもう少しマシなバッドエンドには行けたんじゃないかな。

そう出来なかったのは、人の心を持った普通の人だったからなんだろうけど。狂ってしまうほどの出来事。真犯人のように異常な精神を持っていない限り狂う。

とても後味の悪い作品だった。

2022/10/17

結局は、自分の患者が連続殺人の犯人か否か、ということがメインプロットであり、その犯人に惹かれつつ女医が捜査するというだけの単調な展開。
しかも女医の捜査では限界があるし、そもそも犯人や話の仕掛けも、伏線やミスリードを誘うようなセリフが多すぎてわかってしまう。
話が小粒の上に、女医の心情描写も同じことの繰り返しで退屈だし、キャラも特に目新しくもなく、気楽に読めるが物足りない。
ラストの話の構図が変わるところがウリとなるはずだが、ここが意外と曖昧なのが残念。

2022/10/11

10月-05。3.5点。
女性救急医の主人公。「真夜中の解体魔」に恋人を惨殺された。ある日、救急搬入された美少年が。彼は犯人なのか。。

スピード感あり、一気読みした。
但し、中盤以降真犯人がわかってしまった。
でも、最後の一ヒネリは面白い（そのヒネリも何となくわかってしまったのだが。。）

2022/10/09

第一章　深夜の来訪者
第二章　シュレーディンガーの少年
第三章　人形たちの輪舞曲

「真夜中の解体魔」に婚約者を殺された救急医の秋穂は、交通事故で重傷を負った「真夜中の解体魔」らしき少年・涼介を助ける。だが彼に無実に思える証拠を見せられ、ともに真犯人を探すことに…。

2022/10/07

どんでん返しがあるんだろうなあ、と思ってはいたが。
読後感はあんまし。
あと、ヒロインにもあんまり感情移入出来ない。

2022/10/04

最後はなんだか置いて行かれたような、突き放されたような感覚でした。医学的な模写が詳しくてリアルに想像してしまうような場面もあったり。わたしはわりと単純なので、コイツ嫌いだなーと思っていた人物が最後の最後で好きになってしまったり、その逆も然り。

ただ結末に意外性があったかと言うと、予想できる範囲なので星は3つぐらいでした。

2022/09/20

いやー知念さんの作品でこんな結末になるなんて思わなかったなー。あともう少しでゴールって所で、落とし穴に落ちたような絶望感は半端なかったです。完全に躍らされていた。完全に騙されていた。
この本の題名そのままでした。

2022/09/20

星3.5

情景もリアルに浮かんで読みやすい！

ただ読み直すほど面白いかと言われるとどうだろう。

2022/09/14

読み終わったけど、良い意味で後味悪…ッ！

いやぁ、、明らかにヤバいやろ？という方に進んでいく主人公にヒヤヒヤするやら、翻弄されました。
この翻弄される感じは作者の意図するところなのか。

美形美形と言われくる少年だったけど、一体どんな容姿なんだろうか。美形が故に恐ろしさも倍増である。

知念さんの作品、初めて読んたのですが読みやすくて面白かったー！他にも読んでみよう！