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R.I.P. の商品レビュー

3.8

35件のお客様レビュー

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2023/06/21

結局先生がサイコパスで真也を操ってた、でFA? 一也は妹に懐いてほしかったのにそうならなくて 拗ねてたってこと? もやもやして安らかに眠れない・・

Posted byブクログ

2023/02/18

途轍もなく気が滅入る作品だった。 SNSで自殺志願者を募り、三人もの人を殺め、死体遺棄したのは優しかったはずの兄。 妹の手記形式で事件の全貌が明らかになっていく。 自殺幇助の是非、真の思い遣りとは。 根底に流れるテーマは重い。 私の心の中が誰にも分からない様に、死を考え苦し...

途轍もなく気が滅入る作品だった。 SNSで自殺志願者を募り、三人もの人を殺め、死体遺棄したのは優しかったはずの兄。 妹の手記形式で事件の全貌が明らかになっていく。 自殺幇助の是非、真の思い遣りとは。 根底に流れるテーマは重い。 私の心の中が誰にも分からない様に、死を考え苦しんでいる人の気持ちを理解する事は不可能だ。 自殺して欲しくないと思う時、それは私の感情であって、当人の本当の苦しみに寄り添えていない事を突きつけられる。 人間らしさが欠如しているのは一体誰なのか最後まで振り回された。 今夜は安らかになど眠れそうにない。

Posted byブクログ

2023/02/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

いつもの久坂部さん。 久坂部さん好きには目新しい物は無いかも。 噛み合わなさのじれったさとか面白かったです。

Posted byブクログ

2022/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久坂部さんの著書はどれも引き込まれる 「Rest in peace」 「善良なサイコパス」と「邪悪な健常者」 ある日突然殺人容疑者の妹になった薫子の思いも常識的なものだが、真也の発言も当事者の気持ちに寄り添ったものだったりしてわからなくなる 「生きることを無意識にいいことだと思い込んでいる」   死の欲動が強い人として女の太宰治といわれた久坂葉子という作家をあげている 真也は最後に自殺について 「漫然と憐れむことの無神経さ、思慮のなさにおまえは気づかないのか、そういう悪気のないふつうの感覚が、浅はかな自殺の否定につながっているんだ。」と薫子に言っている ほんとうの思いやりとは… 薫子の最後は…

Posted byブクログ

2022/08/21

休日午後の二時間読書 自殺の助けって重いお話。真相があっけなく、反則っぽく感じるけれど、そこがテーマではないから気にすることはないのかな。 サクッと読めたのは、ひたすら速いテンポ。小気味よい。無駄なくストーリーがサクサク進む。非常にわかりやすい。結論はないし、ハッピーエンドで...

休日午後の二時間読書 自殺の助けって重いお話。真相があっけなく、反則っぽく感じるけれど、そこがテーマではないから気にすることはないのかな。 サクッと読めたのは、ひたすら速いテンポ。小気味よい。無駄なくストーリーがサクサク進む。非常にわかりやすい。結論はないし、ハッピーエンドでもない。余韻?難しいな。確かにそんな考え方もできるかな?って感じ。肯定はしないけれど否定できないかな。

Posted byブクログ

2022/07/12

+++ 優しかった兄が、三人もの自殺志願者を殺めた――。世間から極悪人と糾弾される村瀬真也。連続凶悪事件を犯した兄が語り始める不可解な動機を解き明かそうと、妹の薫子は奔走するが、一線を越えてしまった真也の「知らなかった一面」に衝撃を受ける。自殺志願者を次々殺めた男の告白から見えて...

+++ 優しかった兄が、三人もの自殺志願者を殺めた――。世間から極悪人と糾弾される村瀬真也。連続凶悪事件を犯した兄が語り始める不可解な動機を解き明かそうと、妹の薫子は奔走するが、一線を越えてしまった真也の「知らなかった一面」に衝撃を受ける。自殺志願者を次々殺めた男の告白から見えてきた真実とは――。行きすぎた正義と、無関心な親切は、どちらが正しいのだろうか。誰もが目を逸らしたくなる問題に、著者自身も懸命に向き合い書き下ろした長編小説。 +++ 自殺したい者とそれを幇助した者、という現実を描いているが、本質はそこにとどまらず、個人の苦しみと他者の関わり方、誰の気持ちを優先するか、等々、立場や視点によって見え方が変わってくるものごとに焦点を当てているように思える。三人の自殺に手を貸した慎也の考え方には、最初は拒否感しかなかったが、読み進めるうちに、納得できるとは言えないまでも、そういう側面もあるかもしれないと、見方を変えて考えてみるきっかけを与えてくれた。だからと言って、慎也を擁護しようとは思えないのではあるが。そして、さらには、信頼して心を預けた人の影響がどれほど計り知れないかということも思い知らされる。導き方によって、人の進む道は変わってしまうのだと、改めて怖ささえ感じる。読後も重いものが胸に沈む一冊である。

Posted byブクログ

2022/06/25

本当の思いやりとは……人に寄り添うということは…… 優しい次兄が自殺志願者 3人を殺め、死刑宣告…… 彼は自殺志願者を殺したことは、悪いことではなく、寧ろ人助けをしたと、淡々と述べる。 殺めることは、その人に寄り添い、理解した上で行っていることと。なかなか理解はできないが、自...

本当の思いやりとは……人に寄り添うということは…… 優しい次兄が自殺志願者 3人を殺め、死刑宣告…… 彼は自殺志願者を殺したことは、悪いことではなく、寧ろ人助けをしたと、淡々と述べる。 殺めることは、その人に寄り添い、理解した上で行っていることと。なかなか理解はできないが、自分に置き換えてみたとき、自分勝手な考えで動いている自分が身に詰まされる思い……

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2022/05/25

家族のことを思うことや、死を悲しむことまで エゴだと言われてしまうと、何も言い返せない。 でも、エゴと言われても人間には感情というものがある。 でも、本人が本当に悩んだ結果としての自死を 本人を尊重してあげるのも分かる。 でもその本人のために自分の感情をないがしろにするのも な...

家族のことを思うことや、死を悲しむことまで エゴだと言われてしまうと、何も言い返せない。 でも、エゴと言われても人間には感情というものがある。 でも、本人が本当に悩んだ結果としての自死を 本人を尊重してあげるのも分かる。 でもその本人のために自分の感情をないがしろにするのも なんか違う気がするし。 あ~難しい。正解なんて無いよなー。

Posted byブクログ

2022/05/21

久坂部先生の本だから、医療系かと思ったら、自殺ほう助の話でした。 極悪の健常者と、善意のサイコパス 自殺願望はグラデーション 妙に納得してしまった

Posted byブクログ

2022/05/12

自殺志願者を殺めた真也の妹、薫子の視点で物語は語られる。家族の立場と当事者の立場の違いで、何が最善の選択なのか答えは出ない。生き方の多様性 は受け入れられるが、極論過剰な気がした。

Posted byブクログ