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赤と青とエスキース の商品レビュー

4.3

1165件のお客様レビュー

  1. 5つ

    532

  2. 4つ

    415

  3. 3つ

    147

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    6

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2024/06/05

留学するきっかけをくれた本です この本のおかげで今美術館に行くことがとても楽しい 大好きな作品だ

Posted byブクログ

2024/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あれれ。 あんまりハマりませんでした・・・。 青山美智子さんだし、本屋大賞2位だし、と読む前からの期待が大きすぎたのでしょうか。 「エスキース」とは下絵のことだそうです。下書きとは違うらしい。一章の「金魚とカワセミ」で描かれたひとつの絵がこの後の短編の軸となっていきます。 二章、三章と、「ふーん、つながりはやっぱりこの絵ね」くらいの気持ちで読み終え、四章で「そうきたか」と思いました。そして、「エピローグ」でキレイにすべてがつながります。 短編と短編のつながり、構成の仕方はさすがです。まさしく、青山美智子作品という感じがしました。これまで私が読んできた青山美智子作品と違って、本書は時系列で展開されていて、一章からエピローグまで実に30年の月日が流れていました。読者は知らず知らずのうちに、レイとブーとともに30年の時間を過ごしていたことになるのです。ひとつの絵を中心にした大河ドラマみたいな感じでしょうか。 ただ、なんというか、少しうまくつながりすぎたかな、というか、そんな気がしないでもなかったです。例えば、「リリアル」のオーナーがユリさんだったとか・・・それと、一貫して赤と青の対比が出ていたけれど、あまりこう、響いてくるものはなかったというか。 青山美智子さんのこういう展開・構成に慣れてしまったから驚きがなかったのかもしれません。この作品で、青山さんを知ったとしたら、「すごい、つながった!」となっていたかも。 個人的には、主要人物の二人(レイとブー)や、重要アイテムの絵を描いた画家でもなく、漫画家タカシマ剣が一番印象に残りました。けっこう個性強かったですよね?この人、他の青山作品に出てきたりしてないかな~。 そうか、レイもブーもあんまり特徴的な個性が浮かび上がってこなくて、主人公なのに(私にとっては)影が薄かったから、本書自体あまりハマらなかったかもしれません。「茜」って名前なのに、「レイ」っていうのも、なんかピント来なかったです。が、これは好みの問題ですね。

Posted byブクログ

2024/06/05
  • ネタバレ

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一つの絵をめぐる大河小説というか、ジャンル分けがしづらいですが、間違いなく恋愛小説ではあります。 ただ、構成が非常に凝っていて、様々な伏線が張り巡らせられている経年的展開がエピローグで一気に回収されるミステリーではないミステリー的な要素が新鮮な感じがしました。 その手法は、ちょっとずれているかもしれませんが、ジェフリー・アーチャーの名作「ケインとアベル」を彷彿させられました。

Posted byブクログ

2024/06/03

https://lib-opac.smt.city.sendai.jp/winj/opac/search-detail.do

Posted byブクログ

2024/06/02

ひとつの絵を軸に繰り広げられる物語に時間の流れと登場人物を確認しながら読む。なのに、エピソードを読んでまた読み返さざるを得なくなった。 エピソードですべて伏線は回収されすっきり。 30年の時の流れとともに描かれるひと組の男女の物語。 今までの著者の作品とは少し違うけれど、変わらず...

ひとつの絵を軸に繰り広げられる物語に時間の流れと登場人物を確認しながら読む。なのに、エピソードを読んでまた読み返さざるを得なくなった。 エピソードですべて伏線は回収されすっきり。 30年の時の流れとともに描かれるひと組の男女の物語。 今までの著者の作品とは少し違うけれど、変わらず人との繋がり、人の優しさを感じられる物語だった。

Posted byブクログ

2024/05/31
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どうして、「ブー」なんて、変な名前なんだろうと思っていた。でも、エピローグを読んで、「蒼」という名前を知った。「I‘m Blue」と声に出して言ってみた。かっこいい!レイは「茜」だから「red」こっちも声に出して言ってみた。しっくりくる。 画商の仕事とか絵に一目惚れする人とか、自分の身近な話じゃないなあと思っていたけど、絵と額縁と登場人物たちが、赤と青で繋がった時、すとんと納得できた。もう一度、初めから読み直してみた。村崎さんは赤と青を混ぜた色だと気づいた。

Posted byブクログ

2024/05/30
  • ネタバレ

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最後につながる連作短編集。 印象は悪くない…のだけど、ドラマやマンガの「原作」のようで、小説を読んだ感じがしなかった。 多分、1行モノローグが多すぎるせいだと思う。 話の構成自体は上手いし登場人物の心情もよくわかる。でも、感情がギアチェンジした瞬間のモノローグが「1行文の羅列」になり、それが90年代の少女漫画を読んでいるような、昔のコバルト文庫を読んでいるようなファンシー感に満ちていて、スッと冷めてしまうのだ。 話自体はまとまっていると思うし、著者が水彩のエスキースという主題に惹かれてよく調べて書いたのもわかる。でも、改行モノローグの多用は書面に広い空白をつくる。それを埋めるだけの美しく強い言葉が見当たらなかったと思う。残念。 あと、会話が口語にしては不自然に感じる箇所がいくつかあった。特にユリが相手を諭すような場面。 4つのエピソードの中では「トマトジュースとバタフライピー」がよかった。才能への嫉妬と自尊心の歪みがよく書けている。

Posted byブクログ

2024/05/30

赤と青、エピローグまで読んでなるほど。 ブーとレイの現在と同じくらいの年齢であるタイミングで読めたことが感慨深い。

Posted byブクログ

2024/05/29
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エスキースという絵を通したいろいろな人の物語なんだと読み進めていました。しかし全てが繋がってブーとレイの物語だとわかった時、感動で胸がいっぱいになりました。 また、視点を変えてキャラクターを見ることで印象が次々変化した点が面白かったです。

Posted byブクログ

2024/05/28

こどもの名前を色で付けるのも素敵だなとか、留学中に出会えた友達と国を行き来して会えるのが本当に幸せなことだよねって自分の生活と重ねて読んで心があったかくなった

Posted byブクログ