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星を掬う の商品レビュー

4.2

698件のお客様レビュー

  1. 5つ

    267

  2. 4つ

    269

  3. 3つ

    105

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    2

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2023/12/06

自分の痛みにばかり声高で、周りの痛みなんて気にしもしないなんて、恥ずかしいと思えよ。 私の人生は、最後まで私が支配するの。

Posted byブクログ

2021/11/14

自分自身を見つめ直し、悔い改めることは人生を変えてしまうくらいの変化をもたらすこともある。と考えさせられるお話でした。 私が感じたこの本の醍醐味は「星を掬う」と題された、この表現。主人公がそう感じられるまでに至る変化に、人の気持ちは雑念で複雑になっていくが、単純で暖かいものなんだ...

自分自身を見つめ直し、悔い改めることは人生を変えてしまうくらいの変化をもたらすこともある。と考えさせられるお話でした。 私が感じたこの本の醍醐味は「星を掬う」と題された、この表現。主人公がそう感じられるまでに至る変化に、人の気持ちは雑念で複雑になっていくが、単純で暖かいものなんだろうな、と思わされてしまいました。 最後の数ページ「星を掬う」の表現を噛み締め、色々なことを考えさせられ、よかった、とシンプルな感想で終われました。

Posted byブクログ

2021/11/14

読むたびに心が荒み、黒く濁る感情になった。 心に刺さった言葉は、「そういうのは十代で整理しておけって」でした。 私も親に捨てられたと感じながら生きた時代があり、長く整理がつかずにいたので、ものすごく細い刃で刺さった言葉でした。 難しいですね‥。 ぜひ皆さん読んでみてほしい本...

読むたびに心が荒み、黒く濁る感情になった。 心に刺さった言葉は、「そういうのは十代で整理しておけって」でした。 私も親に捨てられたと感じながら生きた時代があり、長く整理がつかずにいたので、ものすごく細い刃で刺さった言葉でした。 難しいですね‥。 ぜひ皆さん読んでみてほしい本です。

Posted byブクログ

2021/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本を読み終わって最初の感想は なんて素敵な本に出会えたんだろうだった。 すれ違い葛藤する母と娘の感情がそれぞれの視点で描かれて、もどかしさと切なさを感じた。 正直、良すぎて筆舌し難い。 1番印象に残ったのは、母の『いきなさい』という言葉だろうか。 こんなに泣いた本は初めてなのではないかというくらい大号泣した最高の一冊だった。 また、数年後に読み返してみたいな

Posted byブクログ

2021/11/13

若年性認知症と言う実に重たい課題をテーマの小説だ。更に元夫のDVに苦しむ元妻、そして似た様な人達の話は読むのに辛い話だ。でも最終章ではほっこりした。読んで良かった❗️

Posted byブクログ

2021/11/13

本屋大賞受賞後初の長編ということで、期待して読んだ。しっかりと響く作品だ。痛々しいが救いがある。 元夫からの暴力で心身ともにボロボロの千鶴は、かつて自分を捨てた母・聖子のもとに逃げる。しかし、母は52歳で若年性認知症を患っており、娘に捨てられた介護福祉士の彩子と、聖子を「母」と...

本屋大賞受賞後初の長編ということで、期待して読んだ。しっかりと響く作品だ。痛々しいが救いがある。 元夫からの暴力で心身ともにボロボロの千鶴は、かつて自分を捨てた母・聖子のもとに逃げる。しかし、母は52歳で若年性認知症を患っており、娘に捨てられた介護福祉士の彩子と、聖子を「母」と慕う美しい恵真と3人で暮らしていた。 千鶴、聖子、彩子、恵真4人の「普通」の母娘の関係が築けない者たちの共同生活を描く。 登場する男たちが圧倒的に醜い。町田そのこさんはは「クズ男って、書いていて楽しい(笑)」とインタビューでおっしゃっていたが、そうだろうなぁ。いきいきと描かれているもの(笑) こんな男ども、早く死んでほしい、と憎悪が募り、メチャメチャ腹立たしい思いさせられました。 反面、母・聖子の認知症はこの小説の重要な要素(タイトルにも繋がる!)なのだけど、リアルさが少し足りない気がした。特に母の内面の描写は説得力がなく、感情移入を妨げた。少し残念。 そして、生クリームの代わりにマヨネーズを使ったバナナサンド!母娘の関係を再構築するきっかけとなるような料理(?)として登場するが、僕はマヨネーズが大嫌いなんで。「あまじょっぱい」って…ゲテモノすぎ。背筋がぞ〜っとした。そんなもの世の中に存在してはいけない。 この本の中で最も怖かったシーン。

Posted byブクログ

2021/11/12

読み始めは辛いことの重なりで、頁を進めることに抵抗感を覚えるほどの様子が描かれていた。しかしそういった苦しさや、切なさの真相がどんどんと露になり、読み終わる頃には涙が止まらなかった。ただただ感動した。

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2021/11/11

涙が止まらなかった。最後の最後で千鶴が母にかけた言葉で大号泣。やられた。 母親に限らずみんなそうなんだろう。父親だから、男だから、女だから、こうあらなければならない的な。 だけど、生きかたも、考え方も、らしくあらなければいけないことなんてない。自分は自分でいいし、自分らしく生きれ...

涙が止まらなかった。最後の最後で千鶴が母にかけた言葉で大号泣。やられた。 母親に限らずみんなそうなんだろう。父親だから、男だから、女だから、こうあらなければならない的な。 だけど、生きかたも、考え方も、らしくあらなければいけないことなんてない。自分は自分でいいし、自分らしく生きればいい。 不幸を誰かのせいにしなくていいように。

Posted byブクログ

2021/11/11

この本が少しでも気になって、引っかかるなら読んでほしい。過去に母親といざこざや許し難いことが起きた人には是非。この中に何か見つかるかもしれないです。

Posted byブクログ

2021/11/09

⭐︎52ヘルツ〜の衝撃でハードルが上がっている中、さすがと思わせる作品。単行本奮発した甲斐ありました。母と娘の絶妙な難しさ、色んな生き辛さや苦しみを詰め込み、それでも人との繋がりの温かさも感じられる素晴らしい作品。また読み返したいです。

Posted byブクログ