星を掬う の商品レビュー
花盛りを迎える我が娘 へ─ いまの私は母が理想と してた私の人生から、 だいぶかけ離れた人生 を送ってるの。 ピアノも就職先も結婚 相手もなにもかも。 母が願った私の人生を 私は求めなかったから。 それと同じように私が 願う娘の人生を、 貴方はきっと求めない んだろ...
花盛りを迎える我が娘 へ─ いまの私は母が理想と してた私の人生から、 だいぶかけ離れた人生 を送ってるの。 ピアノも就職先も結婚 相手もなにもかも。 母が願った私の人生を 私は求めなかったから。 それと同じように私が 願う娘の人生を、 貴方はきっと求めない んだろうな・・・ 貴方がこれからどんな 道を歩むにしても、 昏い目で未来を眺める ような人生だけは送ら ないでほしい。 ただただ幸せに向かう ために背中を押したい。 どうかそれだけの力を 私に与えてくださいと、 柄にもなく祈るような 気持ちになりました。 記憶の海を掬ってると たまに星の記憶を掬う ことがある─ その星は私たちの心の なかで輝き続ける。 それは母の願い、私の 願い、そして娘の願い。 それぞれが異なる道を 歩んでても、 その光は決して消える ことはない。 私たちは皆自分自身の 星を見つけ、 その光に導かれて進む のでしょう。 だから娘よ、貴方だけ の星を見つけて、 その光を信じて進んで ほしい。 私はいつだって貴方の 背中を押してるから。
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ただひたすらに色々しんどいお話だった。 町田そのこさんのお話で1番しんどいかもしれないし、再読はできないと思う…。 なので2時間ちょっとかかってしまった…、!やっぱり母娘の話書かせたらこの人はすごいと思う… そしてわたしはバービーよりもティモテが好きだったな笑ジェニーが大好きだ...
ただひたすらに色々しんどいお話だった。 町田そのこさんのお話で1番しんどいかもしれないし、再読はできないと思う…。 なので2時間ちょっとかかってしまった…、!やっぱり母娘の話書かせたらこの人はすごいと思う… そしてわたしはバービーよりもティモテが好きだったな笑ジェニーが大好きだったなって言うどうでもいい記憶を思い出しました。笑
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母に捨てられ、今ある不幸は全てそのことが原因だと思うことで自分を守る主人公の千鶴。 大切な思い出をラジオで紹介されたことで母の娘と名乗る恵真と出会う。 母と恵真と同居人の彩子と暮らすことで、母との記憶や母の想いを少しずつ掬っていく。 母娘の生き直し。 千鶴と同じように不幸を母のせいにする美保を見て 『人のせいにして思考を止めてきたことが不幸の原因。 親のせいじゃない。』 と思い至る千鶴。 母もまた母親から共感を求められ続け、精神の自由を奪われて育ったアダルトチルドレンだった。 呪縛を断ち切ろうと千鶴と別れたはずだったのに…。 「うそっこバナナサンド」やさつまいも好きを憶えていたり、『千鶴はできる子』と言ってくれたり、なりふり構わず弥一から守ってくれたり、母の想いと強さを感じる場面に胸がギュッとなった。 とりわけ、着ているワンピースを似合っていると言われた時の反応、ティモテのワンピースを縫ってくれて「お母さんもきっと似合うよ」と言われた時の反応に自分の母が重なりうるっときた。 きっと聖子さんも母親から言って欲しかっただろうな、そしてそう言ってもらえたことでどんなに心が軽くなったことだろう。 片親、DV、性加害、10代の妊娠、若年性認知症とあらゆる問題が集まった内容で少しやり過ぎ感があったが、母親の内面も丁寧に描かれ読み応えのある一冊だった。
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主人公は芳野千鶴29歳 小学校1年生のときに母に捨てられて 父と祖母に育てられ元夫のDVに苦しむ生活 ひょんなことから 母聖子、聖子を「母」と慕う恵真 娘に捨てられた彩子と4人で暮らすことになる 過去のことをなぜ?と母に聞きたい千鶴 それぞれの事情がある4人 普通でない母娘関係を...
主人公は芳野千鶴29歳 小学校1年生のときに母に捨てられて 父と祖母に育てられ元夫のDVに苦しむ生活 ひょんなことから 母聖子、聖子を「母」と慕う恵真 娘に捨てられた彩子と4人で暮らすことになる 過去のことをなぜ?と母に聞きたい千鶴 それぞれの事情がある4人 普通でない母娘関係を持つ女たちが さざめきハイツで共同生活を送るようになり。。。 皆何かに縛られて不幸な経験をして それでもそれに抗い生きていこうとする 自分を守れるのは自分だ 不幸でねじ曲がった中にもまっすぐ生きたい人の強い力を感じました 感情移入はしませんでしたし不幸の連続でしたが面白かったです
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正直まだまだ心の整理がついてないし、つくこともないかもしれない。 町田そのこさんの描く等身大の悩みはどこか現実的でリアリティが生々しく伝わってくる。 だからこそ、心が痛くなることもあるし、本を目を背けるが如く畳んでしまう。 それはやはり、練りに練られたキャラの対比と存在価値の証明...
正直まだまだ心の整理がついてないし、つくこともないかもしれない。 町田そのこさんの描く等身大の悩みはどこか現実的でリアリティが生々しく伝わってくる。 だからこそ、心が痛くなることもあるし、本を目を背けるが如く畳んでしまう。 それはやはり、練りに練られたキャラの対比と存在価値の証明だろう。 この本は少し、都合のいいところも多い。だが、それは52ヘルツと同じで作者の正解を描くためだ。それは僕たちを励ますため。 等身大の彼らの悩みは等身大をたまに超えてしまうこともあるし、事件に盲目的になってしまうこともある。 母に捨てられた千鶴は母に捨てられたことを認めることができ、前に進めたのだろう。 それは少し都合が良く見えたかもしれない。 ハッピーエンドなのかと疑ってしまうこともあるかもしれない。 だけど、それは僕たちの心を強く押す。背中にいきなさいと強く語りかける。 一人の人間の等身大の悩みを等身大の叫びを。それは完全な人間でもなければ、聖人君主でもない。 心から心から願うことに捻りもなく、それは心を彗星の如く捉える。 だから僕はこの小説が好きだ。 町田そのこさんが好きだ。 感想はここまでで、ここからは文学的構成について。 語りたいのが山々だが、深夜4時まで読み耽ってしまった。眠いから寝よう。 また今度語りたい時が来たら語ろう。 自分のために
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なんとなく話の系統が「傲慢と善良」に似てるなと思いました。人間何かのきっかけだったり経験でその後の人生全く変わると言っても過言じゃないと思います。自分の感性だったりその場の気持ちを尊重してこれからの人生を切り拓いていきたいですね。
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町田さんの本は読むのが辛くなるような内容が多く、どちらかというと苦手な方。 なのに不思議と読みたくなる。 多分それはその辛さや厳しさの中にある真実やメッセージに共感や発見があるから。 『星を掬う』というコトバに惹かれ、読み始めた本。 素敵な表現で前向きになれるコトバであり、新...
町田さんの本は読むのが辛くなるような内容が多く、どちらかというと苦手な方。 なのに不思議と読みたくなる。 多分それはその辛さや厳しさの中にある真実やメッセージに共感や発見があるから。 『星を掬う』というコトバに惹かれ、読み始めた本。 素敵な表現で前向きになれるコトバであり、新しい知識と意味があった。
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7/100 ゆっくり、ゆっくり、噛み砕く。苦しい〜。 絡み合って、拗れて、捻れてしまったものが年々、年を重ねるたびに増えていくんだろうなあ。なんでこうも自分を追い込んでまで読んじゃうんだろうと思うけど、なぜか読めてしまった。。 仕事柄出会う人たちの苦味とは違う部分の苦味を見た気が...
7/100 ゆっくり、ゆっくり、噛み砕く。苦しい〜。 絡み合って、拗れて、捻れてしまったものが年々、年を重ねるたびに増えていくんだろうなあ。なんでこうも自分を追い込んでまで読んじゃうんだろうと思うけど、なぜか読めてしまった。。 仕事柄出会う人たちの苦味とは違う部分の苦味を見た気がする。 わたしの不幸は、わたし自身の責任。 いろんなことがあって、寂しさや絶望があったけれど、たしかにわたしは生きてる。痛みを理由にするのは簡単だ。でも自分で生きるようになってからの痛みは、自分の責任だ。うまくいかないのも自分の責任だ。もう自分で立てそうだと思えた日。 わたしの人生は、最後まで私が支配するの。 それも、わたし自身の責任だ。 母親はずっと母親だ。唯一無二の存在。
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自分の人生は自分のものだからこそ、本心に反していても自分らしくある道を選んだ聖子さんが好きでした。五十代で認知症になったとき、もし千鶴を捨てず誰かの人生を生きてたら、聖子さんは実娘や家を恨んでたのではないかと思います。 他人を恨んだって仕方ないんだから、後悔しない人生を生きないといけない。という感じの本でした。
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母を思う子と子を思う母と、人間誰も聖人君子ではないし間違いだって犯す。子を思う親の思いは絶対だと思っているがそうで無い事も多々あって、だけども子が親を信じて頼りたい気持ちは絶対のような気がするんだよなぁ エマの献身的な行為には胸を打たれたが、彩子は母娘関係というか娘はいくらなんで...
母を思う子と子を思う母と、人間誰も聖人君子ではないし間違いだって犯す。子を思う親の思いは絶対だと思っているがそうで無い事も多々あって、だけども子が親を信じて頼りたい気持ちは絶対のような気がするんだよなぁ エマの献身的な行為には胸を打たれたが、彩子は母娘関係というか娘はいくらなんでも感が強く最後まで納得出来なかった。
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