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母親からの小包はなぜこんなにダサいのか の商品レビュー

4.1

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2022/04/04

本屋さんで最初に見たとき、ちょっと笑える感じのエッセイか?と思ったけど全然違いましたww 「母からの小包」をテーマにした6話の心温まる短編集♬ どの話もよかったな〜。 「擬似家族」と「最後の小包」が特に好き。 母親って近くにいると、あーだこーだちょっとうっとおしかったりするんだ...

本屋さんで最初に見たとき、ちょっと笑える感じのエッセイか?と思ったけど全然違いましたww 「母からの小包」をテーマにした6話の心温まる短編集♬ どの話もよかったな〜。 「擬似家族」と「最後の小包」が特に好き。 母親って近くにいると、あーだこーだちょっとうっとおしかったりするんだろうけど、誰よりも子どもの事を気にかけてくれる存在なんだろうな。 私は母を子供の頃に亡くしてるけど、おばあちゃんから時々小包が届く。 その時々の季節のもの。そしてやっぱり隙間埋めに新品のタオルやら手作りマスクやらが詰め込まれてる笑 あと子供の頃グミが好きだったから、いまだに必ずたくさんのグミ。←もういらん笑 手作りマスクの柄は全然趣味じゃないし、っていうかもう普通に買えるから〜。 そういう"ダサい"ものも入ってるんだけど、改めて凄く嬉しいし、その気持ちに感謝でいっぱいになった。 小包には送り主の思いがいっぱい詰まってる。 こういうのを送ってもらえる相手がいるって、ほんとに幸せでありがたい事なんだな。 凄く温かい気持ちになった。 いつか私もこんな風に相手のことを思って、ダサくても温かい小包を送ってあげたいな。

Posted byブクログ

2022/04/03
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号泣だこれは。最後のがヤバかった。母親の気持ちが痛いほどわかる、いろんな変化球で、直球で、羅臼のは恋バナチックだったけど、モノを送るってほんとにただモノの移動じゃないんだと思い知らされる数々の物語。 離れて暮らす娘と、近くに暮らす息子と、一緒に暮らす息子がいる身としてはどうしたって泣けてくるんだわ。

Posted byブクログ

2022/03/30
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【心がしんとなった。】上京した大学生の美羽の元に届いた母からのビスケットの天ぷらが詰められている小包。東京に出ることに反対の母と東京に残りたい娘。【さくっと鳴るビスケットの音。これは母と自分との、長い戦いのゴングなのだ】 【きっと悪気もなく言っているはずの義母も、自分の母親も大樹もまとめて、このフォークでぶっ刺してやりたい、と思った】キャリアウーマンの母と家事を軽くみている夫。ぶつかり合いながらかっこつけていた母親からの『ダサイ小包』で心がほぐれていく主婦の莉奈。小包に【擬似家族】を重ねる愛華。送るもの、送られるもの、6つの想いが小箱に詰められ届いた。いつか息子が大きくなったら私もきっと愛情をたっぷり詰め込んだ『ダサイ小包』を送るのだろうな。(笑)

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2022/03/26

母から届く小包をダサいと思った事はないが、言わんとする事は何となく分かる。 私は、必ず入っていた手紙が嬉しかったかな… 最後の「〜母より」の当たり前のソレが心にジンワリ広がって… どんなに月日がたっても、やはり温かく思い出せる。

Posted byブクログ

2022/03/24
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タイトルに惹かれて借りてみることにした本。なるほど、小包関連の小説が書かれている。そして原田ひ香さんの本の中には必ず美味しいものが出てくるから好きだ。前半のビスケットの天ぷらとか‥あとはどこだっけ、蒸しパンみたいなのも作ってみたいと思ってしまった。 そして実際にいももちを読んでる間に作ってみた(笑)  小包って心があたたまるよね。うん。だれかに小包送りたい気持ちになった。

Posted byブクログ

2022/03/21

母親からの小包(または、のような小包)が出てくる6編の短編集。一部、人物が繋がっているが、基本的に、独立した物語になっている。母親からの小包は、食べ物の他、こちらでも安く買えるのにというものや、こんなものまでというものを、あれやこれや無秩序に詰め込んで、「ダサく」て、ずっしり重い...

母親からの小包(または、のような小包)が出てくる6編の短編集。一部、人物が繋がっているが、基本的に、独立した物語になっている。母親からの小包は、食べ物の他、こちらでも安く買えるのにというものや、こんなものまでというものを、あれやこれや無秩序に詰め込んで、「ダサく」て、ずっしり重い。しかしそれは、実直で素朴な母親の愛情の重みなのかもしれない。中でも、最終話の「最後の小包」が特に良かった。文字通り、短編集の最後を飾る小包の話であって、また、この「最後の」というところに大きな意味がある。これはもう、涙なくして。

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2022/03/19

タイトルとオレンジの表紙に惹かれて手に取り、一気に完読。面白かった。 早くに母を亡くした私は、母親から小包をもらったことは残念ながらないが、知人が母親からもらった荷物を見せてもらった事がある。ぎっしりと彼の好物や季節の洋服、肌着、そして手紙と親の愛情ってすごいなと感心した覚えが...

タイトルとオレンジの表紙に惹かれて手に取り、一気に完読。面白かった。 早くに母を亡くした私は、母親から小包をもらったことは残念ながらないが、知人が母親からもらった荷物を見せてもらった事がある。ぎっしりと彼の好物や季節の洋服、肌着、そして手紙と親の愛情ってすごいなと感心した覚えがある。 特に疑似家族と最後の小包がよく、自然と涙がにじんだ。弓香に母親の気持ちが伝わって良かった。まさおさん家族らといい関係を結べることを願うばかりだ。 仕事でハードな時に、さらっと読めていい涙を流せる小説は有難い。

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2022/03/09

短編集と知らずに読み始めました。なので、二話目が始まった時、全く別の話で拍子抜けしてしまいました。もっと先が読みたかったな、もっと登場人物の深いところまで読みたかったな、と。 でも、話が変わる度に全く別人の主人公でありながら、主人公の抱えているものや環境が複雑になっていって、まる...

短編集と知らずに読み始めました。なので、二話目が始まった時、全く別の話で拍子抜けしてしまいました。もっと先が読みたかったな、もっと登場人物の深いところまで読みたかったな、と。 でも、話が変わる度に全く別人の主人公でありながら、主人公の抱えているものや環境が複雑になっていって、まるで同じ主人公がどんどん成長していっているような錯覚を起こしました。 どのお話も親子の気持ちのすれ違いが描かれています。親の気持ちも子の気持ちも理解できて、だけど親子だからこそ捻くれてしまって素直になれないのも分かって‥‥あー、原田ひ香さん、うまいなぁと思ってしまいました。 今朝、見た朝ドラの『カムカムエヴリバディ』が、ちょうど失恋しそうな娘に寄り添う母のシーンで、この本の影響もあってかなんだか泣けてしまった。 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか?それは親の愛情が、そもそもがダサいものだからなのである‥‥と思いました。

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2022/04/18
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*昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!? 業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物――。実家から届く様々な《想い》を、是非、開封してください* 題名から、もっとぷぷぷと笑える内容かと思っていたら、どちらかと言うとしんみりしちゃう読後感でした。 とは言え、どのお話も絶妙に琴線に触れるポイントが練り込まれ、なかなかに巧いストーリー展開です。 ああ、わかるなあ…と共感しつつ、自分だったらどうするかな?と考えつつ読みましたが、そんな身近にありそうな設定も良かったな。

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2022/02/20

クスッと系・サクッと読める系かなと思い、 手に取ってみたが… いい意味で予想を裏切られた。 私は実家から小包を貰ったことは無いけど、 実家に帰った時「持って帰り!」と言われる物は 大体ダサいし使い道ないものばっかり。 そうゆうところは全国・どんな時代でもお母さんは お母さんなん...

クスッと系・サクッと読める系かなと思い、 手に取ってみたが… いい意味で予想を裏切られた。 私は実家から小包を貰ったことは無いけど、 実家に帰った時「持って帰り!」と言われる物は 大体ダサいし使い道ないものばっかり。 そうゆうところは全国・どんな時代でもお母さんは お母さんなんだなと… 特に 「擬似家族」「最後の小包」がよかった。 最後の小包は泣いてしまった。 ダサくても使い道がなくても、小包にはお母さん からの愛情がたっぷり詰まってるてことが すごく伝わってくるいいお話。

Posted byブクログ