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ヨルガオ殺人事件(下) の商品レビュー

4.2

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/11/24

下巻にて、本編も本編中の小説(愚行の代償)も無事完結。どちらも納得の謎解き感であった。 今思うと、愚行の代償の犯人はずいぶんいい人に描かれていたのに急に・・、感があるけれども、まぁそれはそれとして、いくつかの仕掛けに主人公が気付いて最終的に犯人の特定に至る過程は快感。 また、小説...

下巻にて、本編も本編中の小説(愚行の代償)も無事完結。どちらも納得の謎解き感であった。 今思うと、愚行の代償の犯人はずいぶんいい人に描かれていたのに急に・・、感があるけれども、まぁそれはそれとして、いくつかの仕掛けに主人公が気付いて最終的に犯人の特定に至る過程は快感。 また、小説の最後に謎解きの総まとめみたいなものな下りがあるが、ここまでたくさんのヒントが隠されていたのかと驚き。自分は名探偵にはとてもなれなそうもなく、ページを繰る手をとめて真犯人を想像することもなく読破してしまったが、このような小説を本当に謎を解きながら読んでいる人にとっては、なおさらたまらない一冊であることだろう

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2022/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さすがアンソニー・ホロヴィッツ。 作中話の「愚行の代償」もおもしろくて、下巻はものすごい早さで読み終えてしまいました。 わたしもセシリーのように、ヒントを探ろうと、関係性は?殺し方は?動悸は?などあれやこれや考えてみたけれど、そういうことではなく「キーワード」が散りばめられていたなんて。完敗。 そして、アランのことはやっぱりきらい。 作品を読むごとに、実在しない作家だとは思えないほど、わたしの中のアラン像が確立されていって、そしてきらいだわーと何度も思う。 今回は、優秀すぎるマデレン・ケインが怪しいのを感じ取れただけで、よしとすることにします^ ^

Posted byブクログ

2022/10/24

事件の謎がわかるミステリーの後半から始まる下巻。 作品の中の作品を読み終えるが謎は謎のまま。 辛抱強く辻褄をあわせていくと少しずつ謎が解けていく。その感じがよかった。 読み終わり、この人物こんなことをするからこんな目にあっても…と思う象徴的なものが目にはいり、びっくりした。

Posted byブクログ

2022/10/09

途中、え?もしかして犯人わかったかもと思ったけど違ってた。それもまたミステリを読む面白さのひとつ。本編も作中作も楽しめました。

Posted byブクログ

2022/10/03

小説と現実の両方の登場人物で混乱しそうでした。 どちらの謎解きも面白かった! そう、ヒントはたくさん隠されているんですね。 第三弾が出たらすぐ読みたいです。

Posted byブクログ

2022/10/03

内容(ブックデータベースより) アガサ・クリスティへの完璧なオマージュ イギリスのホテルで起きた殺人 謎解きが二度も味わえる、至高の犯人当てミステリ! “すぐ目の前にあって──わたしをまっすぐ見つめかえしていたの"名探偵アティカス・ピュント・シリーズの『愚行の代償』...

内容(ブックデータベースより) アガサ・クリスティへの完璧なオマージュ イギリスのホテルで起きた殺人 謎解きが二度も味わえる、至高の犯人当てミステリ! “すぐ目の前にあって──わたしをまっすぐ見つめかえしていたの"名探偵アティカス・ピュント・シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残し、姿を消した。『愚行の代償』の舞台は1953年のイギリスの村、事件は一世を風靡した女優の殺人。誰もが怪しい事件に挑むアティカス・ピュントが明かす、驚きの真実とは……。ピースが次々と組み合わさり、意外な真相が浮かびあがる──そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる、ミステリ界のトップランナーによる傑作! 令和4年10月1日~3日

Posted byブクログ

2022/09/25

下巻は一気読みだった。 スーザンを通しての謎解きがスリリング。 作中作もヒントを探しながら読むので面白い。 最後まで息が抜けない。

Posted byブクログ

2022/09/13

「ヨルガオ殺人事件」作中作「愚行の代償」捜査開始~+元編集者・スーザンの失踪事件解決編。 良かった点 作中作がまたまた単独でもよかった。 メリッサの愛人も絶対コイツだろというのが外れちゃったし、もう一つの殺人もそういやそんな手紙来てたなあ~あちゃ~と明後日から殴られた気分に。 ...

「ヨルガオ殺人事件」作中作「愚行の代償」捜査開始~+元編集者・スーザンの失踪事件解決編。 良かった点 作中作がまたまた単独でもよかった。 メリッサの愛人も絶対コイツだろというのが外れちゃったし、もう一つの殺人もそういやそんな手紙来てたなあ~あちゃ~と明後日から殴られた気分に。 翻って現代、セシリー探しの詰め方も意外な感じで明かされて、マジですか物証もないのにそんなに追い詰められちゃうの?!ってまずは思った。けど大事なのは刑事責任じゃなくて家族からの信用だったから、そうか別れ話で財産なく追い出されちゃうのが嫌だったんだな~とここまで考えて、おおっと作中作の動機もピッタンコじゃないかいアラン・コンウェイは性悪だな!!とのけぞる。どこまで綿密なんだこの作者。そして名探偵は好きだがその生みの親は嫌い!というスーザンの意見に深く同意。 よくなかった点 セシリーが「人や占いを信じすぎる素直な子」として描かれてたけど、浮気相手の子を離婚もせずに、夫婦の子として育てる女性はそれなりに性悪じゃないんかとそこだけ人物像がブレた気がする。口の上手い夫に都度丸め込まれてたのかもしれないけど、罪悪感とか葛藤とか入れてくれたら完璧だったのに~。「ずっと分かってたのに」だけじゃもの足りないなーと思ってしまった。 あと彼女が最初にビシっと「あの人!」って明言してればとか、呑気に犬の散歩なぞせず自分と娘の安全を確保してから話をしてればとか、野暮なことは言いっこなしで。 総評 みっちり密度が高くてお腹いっぱいに面白かった。 スーザンの私生活とアンドレアスの関係にも改善がみられてよしよし。 (途中別れちゃうのかと思ったけど、王子様的再登場にギャーいいとこ持って来やがって!前も助けに来てくれたな!とテンション上がった) 解説でシリーズ継続の意向と書いてあったので、タイトルだけ知ってる残り作中作の内どれが来るのか、今から掌で転がされるのが楽しみ。

Posted byブクログ

2022/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヨルガオ殺人事件・後編 作中作の続きからスタートし、結末まで読んだ後この話はこれで終わらないと言うことに気づくぐらい面白かったです。物語の展開だけではなく、犯人の意外な正体なども作中作とは思えないぐらい面白かったです。 そして現実の事件では、その小説で消息を絶った女性が何に気づいたのかを探っていくが、作中作とは違いなかなか協力を得られないまま出発日時に迫っていくところや、相棒との関係性など作中作との対比がとてもはっきりしていたところが印象的であった。そして、小説に隠された謎は最後の最後に明かされるが「レオ」や「獅子」がわかるような単語を交ぜているという所が犯人に対する手紙のようにも思えて、アランの底意地の悪さがよくわかるなぁと思いました。結末も、あまり気持ちの良いものではない中で、スーザンとアンドレアスの関係性が前回よりも深まっていたところが清涼剤にもなっていていいなと思いました。 前回のカササギ・今回のヨルガオはどちらも、ストーリーや作中作の伏線回収やキャラクター造形の完成度が高く、続編が書かれたらまた読んでみたいと思いました。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 スーザン・ライランド:日笠陽子 アンドレアス・パタキス:櫻井孝宏 ローレンス・トーハーン:田中秀幸 ポーリーン・トーハーン:小山茉美 エイデン・マクニール:谷山紀章 ステファン・コドレスク:浪川大輔 デレク・エンディコット:小林親弘 リサ・トレハーン:佐藤利奈 エロイーズ・ラドマニ:戸松遥 ジョアン・ウイリアムズ:豊崎愛生 マーティン・ウィリアムズ:安元洋貴 アラン・コンウェイ:大塚芳忠 メリッサ・コンウェイ:田中敦子 ケイティ:茅野愛衣 リチャード・ロック:堀内賢雄 アティカス・ピュント:大塚明夫 マデレン・ケイン:湯屋敦子

Posted byブクログ

2022/09/02

二つの事件の解決編。 登場人物が多いうえに、それぞれの事件でつながっていたりするので把握が大変なのだけれど、二つの事件の点と点がつながって線になったときの腹に落ちたような納得感と面白さは、他の作品ではあまりないような体験だった。

Posted byブクログ