1,800円以上の注文で送料無料

観察力の鍛え方 の商品レビュー

4

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/06/09

とてもとても参考になった本。色々なところで自分の考え方とリンクし、また新しい視点をもたらしてくれた。自分の考え方も整理できました。良書です。

Posted byブクログ

2022/06/06

1.私は観察することが苦手です。観察しても何か閃くこともないし、退屈になってきます。 ただ、観察することの大切さは充分に理解しております。だからこそ、観察力を高めるために読みました。 2.本書は鍛え方と言っているが、実は違います。著者自身、観察力というものについて答えが出ておら...

1.私は観察することが苦手です。観察しても何か閃くこともないし、退屈になってきます。 ただ、観察することの大切さは充分に理解しております。だからこそ、観察力を高めるために読みました。 2.本書は鍛え方と言っているが、実は違います。著者自身、観察力というものについて答えが出ておらず、明確な定義もないと述べています。そして、本書は著者自身も観察力とは何かと問いながら作っているのがこの本です。 観察を見誤るのはなぜか?感情まで読み取るにはどうするか?などのテーマを述べてます。 3.観察して明確な答えを出すことが大切だと思ってましたが、最後の章で「曖昧でもいい」という結論に驚きました。観察が歪む原因は心理学でもわかっていたので気にしませんでしたが、曖昧であることの良さ、深さを学べました。

Posted byブクログ

2022/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

○怒りは大切なものが脅かされている  悲しみは無いものに注意が向いている  感情を俯瞰すると自分の欲求がわかる。 ○感情がバイアスに由来したものでないか、検証する。 ○まずは真似る、真似る事は安易なことではない、  自己流の方がよほど安易。  一流は容易に真似ることができない。  自分の足りていない部分がわかる。 ○論語の40にして惑わずは、  絶対的な正解がわかるということではない。  正解を求めて、彷徨うことがなくなるということ。  つまり曖昧さを受け入れることができるようになる  年頃ということ。 ○相手の為にどう居るか、曖昧さを受け入れると  過去未来にとらわれることなく、  今だけになる、そうすると今に集中できるようになる。 ヨガ哲学の考え方にも通じる部分があると感じた。 大きな自然に争うことなく、降伏する感じ、 それは投げやりな態度ではなく謙虚で正直な姿勢。 とても濃い内容の一冊だった。出会えで良かった一冊

Posted byブクログ

2022/06/03

優れた表現者になる条件とは、自分をさらけ出せるかどうかだとずっと思っていた。 だけど、さらけ出す前にたしかに自分を観察する力は必要だし、周囲に対してどういう感情を持つかも観察力が必要だ。 一流のクリエイターは愛にあふれている。同感だ。同時に、愛がなければ観察は叶わないのか、とも...

優れた表現者になる条件とは、自分をさらけ出せるかどうかだとずっと思っていた。 だけど、さらけ出す前にたしかに自分を観察する力は必要だし、周囲に対してどういう感情を持つかも観察力が必要だ。 一流のクリエイターは愛にあふれている。同感だ。同時に、愛がなければ観察は叶わないのか、とも思う。前のめりのバイアスを得るために、愛せよ、ということか。

Posted byブクログ

2022/05/21

観察力という言葉を切り口に著者の半生を綴ったような内容だった。 スクリプトを丁寧に行う事が第一歩だと書かれていたが、技術論よりも哲学論にいく感じだった。

Posted byブクログ

2022/05/18

ネットメディアなどで何度も拝見していて、佐渡島さんの視点はいつも面白いと思っていたけれど、著書を読んだのはこれが初めてだった。 内容が面白いというよりも、今まで持っていなかった視点をたくさん与えてもらった。 ■ダイバーシティとは曖昧さであり、スタンダードの反対にある。 ■混合...

ネットメディアなどで何度も拝見していて、佐渡島さんの視点はいつも面白いと思っていたけれど、著書を読んだのはこれが初めてだった。 内容が面白いというよりも、今まで持っていなかった視点をたくさん与えてもらった。 ■ダイバーシティとは曖昧さであり、スタンダードの反対にある。 ■混合感情 ■人は個人で見るよりも関係性で見る方が面白い また「終わりに」を読んで、言葉に揺らぎがあることを知った。佐渡島さんほどの人でも、言葉に揺らぎがあることに驚いた。というよりも、私自身が本を読んでいて佐渡島さんの使う言葉に揺らぎがあることに気づかなかった。 それほど編集者とは言葉に長けていて、語彙力も高いのだ。 その一方で、東洋思想は精緻な言葉の定義が多くなく、使う人によっても変わるし揺らぎが多い。 個人ではなく人という考えと同じように、言葉も関係性によって意味が変わってくるものなのだと感じた。

Posted byブクログ

2022/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯に書いてあった「ぼくらは目ではなく脳で世界を見ている」「「自分」という牢獄から出よう」を具体的に記してあるのが本書の特徴であると思う。 自分が普段から見ているものは、視覚を通して、脳が「そう見ている」と思い込んでいる状態。とは以前にも何かで読んだ記憶がある。こうやってこのレビューを書いている間も、視覚上には、PC画面の薄暗い本棚も映っているし、PCの枠やマウスも目には映っているはずだ。が、私には今、タップして反応した「文字」しか見えているようにしか映らない。 同じように、全ての事象は、自分が見たい情報しか映していない。ということ。 それに抗うように、目に映った情報を全て洗い出す「ディスプリクション」を繰り返していくこと。そして、無意識に行っている(見えている)ことを全て意識下に持っていくこと。それを「観察する」として行動することの重要性をこの本で学んだ。 感情とは意思決定のスピードを上げるための手段ということや、行動サイクルを”計画”→”実行”→”振り返り”ではなく、”振り返り”→”計画”→”実行”と起点を変えるというのはとても学びになった。 読んでいて納得できる内容の多い、面白い本でした。

Posted byブクログ

2022/04/09

人間は目ではなく脳で観察している。 頭の中で何を見ようか先に決めていて、脳が見たいものを追認するような形で見ているだけ。 アインシュタイン「常識とは、あなたが18歳までに身につけた偏見の塊である」 マチネの終わりに「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど実際は、...

人間は目ではなく脳で観察している。 頭の中で何を見ようか先に決めていて、脳が見たいものを追認するような形で見ているだけ。 アインシュタイン「常識とは、あなたが18歳までに身につけた偏見の塊である」 マチネの終わりに「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、そのくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」 3つのメガネをかけて人は世界を見ている。 ①認知バイアス(脳) ②身体と感情(感覚器官) ③コンテクスト(時空間) このメガネは外せないが、自分がどんな眼鏡をかけているか理解し、利用する。観察を促進する。 このメガネを意識的にかけかえる。 これが仮説。 観察とは仮説と対称のずれを見る行為。 仮説→問い→仮説のサイクル。 事実と自分の感想を分ける練習が重要。 自分の解釈や感想を事実だと思ってしまうと観察は止まる。

Posted byブクログ

2022/04/03

この本を読みはじめてから、映画や小説がより楽しめるようになり、あまり得意じゃなかったジャンルも観るようになった。(兎に角、救いようのなさそうな心が痛むようなことが起きる映画や小説はあまり得意ではなかった、読んでたけど。) 自分の感情を観察する、作者や監督の意図を観察するなど、観察...

この本を読みはじめてから、映画や小説がより楽しめるようになり、あまり得意じゃなかったジャンルも観るようになった。(兎に角、救いようのなさそうな心が痛むようなことが起きる映画や小説はあまり得意ではなかった、読んでたけど。) 自分の感情を観察する、作者や監督の意図を観察するなど、観察対象は幾つもあるし、映画や小説はやはり分かりやすいのだと思う。もちろん、日常の中でも自分の感情は観察出来るにこしたことはないが、フィクションでトレーニングしてから、という感じかなあ。

Posted byブクログ

2022/03/31

・いい観察は、ある主体が、物事に対して仮説を持ちながら、客観的に物事を観て、仮説とその物事の状態のずれに気づき、仮説の更新を促す。一方悪い観察は、仮説と物事の状態に差がないと感じ、わかった状態になり、仮説の更新が止まる。 ・何者かであることは牢獄だ 自分であることは存在しないこと...

・いい観察は、ある主体が、物事に対して仮説を持ちながら、客観的に物事を観て、仮説とその物事の状態のずれに気づき、仮説の更新を促す。一方悪い観察は、仮説と物事の状態に差がないと感じ、わかった状態になり、仮説の更新が止まる。 ・何者かであることは牢獄だ 自分であることは存在しないことだ ・仮説は観察を始めるときの最強の武器になる。現代はたくさんの道具がある。その道具に振り回されると、人は観察ではなく「観測」を行ってしまう。観察をすると手触り感のあるデータが手に入り、それ以上先を見ようとしなくなってしまう ・徹底的に真似る 型に気づく ・オリジナリティとは、型がないものがないのではない。型と型を組み合わせたときに生まれる。いかに遠い型と型を組み合わせるかが確信を生み出す。だから「革新は、辺境から生まれる」といわれるのだ。オリジナリティがあるものを作るためには、型を携えて、辺境へ行く必要がある ・起きていることはすべて正しい ・後知恵バイアス:ものが起きてから、それが予測可能だったと考える傾向。 ・感情と理性は対立するものではなく、最終的に調和するものであり、それを目指すことこそが人としての成長 ・感情とは、意思決定を素早くするための道具でしかない。あなたの感情は、無意識に、思考の癖で、自らが選んでしまっているものだ。そうではなく、自分で自由に選べるものだと思う方がいい ・いろいろな感情の特徴  不安:わからないものに対して注意が向く  恐怖:手に負えないものに注意が向く  悲しみ:ないことに注意が向く  怒り:大切なものが脅かされることに注意が向く  喜び:獲得したことに注意が向く  安らぎ:満たされていることに注意が向く ・人が作ったものには、混合感情が込められている。その混合感情を読み解き、受け取ることが、他社からの匿名の贈与を受け取ることではないか ・僕たちは、意識していることしか思考できないので、無意識の力を低く見積もりがちだ。だが、反応のかなり多くは無意識で行われている。それどころか、どうやって無意識で行い、習慣に組み込んでしまえるかという努力を、僕たちは普段している ・絶対からあいまいへ。自分がどこに住んでいるのかなど曖昧な状態が思考を刺激する ・18歳の君たちは、世の中で最も保守的です。教科書に書いてある「わかったこと」ばかりを頭に詰め込んでいる。でも、革新的なことを考えるには「わからないこと」を学び続けないといけない。 ・不惑:「わからないこと」「あいまいなこと」を受け入れられているから ・親が間違いを細かく指摘しだすと、子どもは間違いのない作文を書くことを優先させてしまう。作文に書かれている子供の感情に対して、感想を伝えるようにしてほしい ・絶対⇔あいまい、想像⇔模倣  あいまい×模倣:未分化の状態  模倣×絶対:再現可能(論理的)  絶対×創造:多様性(感情的)  創造×あいまい:わからないまま「ある」 ・「わからなさ」を味わいつくすことが、よく生きること

Posted byブクログ