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コロナ狂騒録 の商品レビュー

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48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

    5

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2024/09/16

前作と同じく、どこまでが本当のことで、 どこからが創作なのか、気になる… とはいえ、白鳥さんは相変わらず小気味いい舌鋒だし、天馬鳩村ワクチン開発チームは爽やかだし、 血まみれ柊別宮さんも健在だし、 田口先生や高階先生、ナースのw名月の活躍も見応えあって。 このシリーズファンと...

前作と同じく、どこまでが本当のことで、 どこからが創作なのか、気になる… とはいえ、白鳥さんは相変わらず小気味いい舌鋒だし、天馬鳩村ワクチン開発チームは爽やかだし、 血まみれ柊別宮さんも健在だし、 田口先生や高階先生、ナースのw名月の活躍も見応えあって。 このシリーズファンとしては、前作より読みやすい 後藤男爵こと、後藤新平さんは実在の人物だったことを知って、驚き。 果たして、オリンピックは開催されるのか、 村雨新党はどうなるのか? 死に体の政府がどうなるのか? 続きに期待

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2024/09/06

<目次> 1章紅茶の美味しい喫茶店20209/8 ー 37章平和の祭典2021/7 2021/9/17第1刷発行 書き下ろし GO TO キャンペーン~大阪のおかしな動きワクチン開発~ ワクチン未契約~特許問題~オリンピック開催

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2024/07/17

コロナで移動制限があった時期の騒動を描いたフィクション。 お馴染みの登場人物が総出演。 あの頃の騒動を面白おかしく振り返れました。 医療機関やケアワーカーの皆様は他人事じゃないでしょうが。

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2023/09/30

おそらく海堂先生の文体と作品の登場人物が大好きなのと、作中の時間から2年経ったからぐんぐん読めてしまった。けれど他の方が書いておられるように批判が爆発しすぎてしんどかった面も結構あった。でも先生もそれは承知であえてあの時点で断固として書き下ろしたんじゃないだろうか...。それに、...

おそらく海堂先生の文体と作品の登場人物が大好きなのと、作中の時間から2年経ったからぐんぐん読めてしまった。けれど他の方が書いておられるように批判が爆発しすぎてしんどかった面も結構あった。でも先生もそれは承知であえてあの時点で断固として書き下ろしたんじゃないだろうか...。それに、あれだけの嵐の中で天馬くんや彦根先生、田口先生達の姿がちゃんと描かれていたのがすごいし、嬉しかった。梁山泊メンバーの活躍がちょっと現実離れし過ぎな気もしたけど...でもそこは小説であり、願いもあるのかもしれない。 次の漂流録も読んできます。

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2023/06/03

新型コロナウイルス感染症(COVID-19; coronavirus disease 2019)の襲来を描く桜宮サーガ『コロナ黙示録』の続編。日本政府の「感染症の実態に対し、正確な情報を出さないという卑劣な手法」を批判する(46頁)。この問題は五類になった2023年はより深刻であ...

新型コロナウイルス感染症(COVID-19; coronavirus disease 2019)の襲来を描く桜宮サーガ『コロナ黙示録』の続編。日本政府の「感染症の実態に対し、正確な情報を出さないという卑劣な手法」を批判する(46頁)。この問題は五類になった2023年はより深刻である。 桜宮サーガでは死亡時画像診断Aiを活用した死因究明を主張していた。『コロナ狂騒曲』ではコロナの死因調査にAiが有効と指摘する(46頁)。Aiの普及はコロナ対策にも意味があった。 本書は相馬事件を冤罪事件と言及する(115頁)。相馬藩主相馬誠胤が精神病者としいたことを旧藩士の錦織剛清が家督相続を狙った異母弟家族による不当監禁であると訴え、誠胤が亡くなると毒殺されたと告発した。相馬家側から虚偽告訴と反撃され、虚偽告訴で有罪となった。 錦織を支援していた後藤新平は虚偽告訴の教唆者として拘引されたが、無罪になった。後藤新平を評価する文脈での言及であり、後藤の虚偽告訴の教唆が冤罪と主張することは分かる。錦織の虚偽告訴自体も冤罪と主張するかは不明である。それによって登場人物の主張に共感できるかは変わってくる。 詐欺を詐欺と批判できない言論規制の実態が描かれる。以下はジャーナリストの台詞である。「うわあ、あくどい。それってハトじゃなくてトビじゃなくてツルじゃなくて、ええと……」「メディア人としては言いたくても言えないの。最近の名誉毀損裁判はめんどくさいのよ」(203頁) 白鳥圭輔は官僚の世界でも自分の言いたいことを言っている。事務次官から仕事を押し付けられた時は以下のように述べた。「ちゃんと事情を説明してくれるなら考えてもいいけど、問答無用でやらせようとしたら、僕だって臍を曲げて拒否権を行使しちゃうからね」(208頁) ワクチン担当大臣の連絡官となった際は大臣に厚生労働省官僚の深夜宴会とクラスター発生をリークした(269頁)。自分の職場であろうと矛先を緩めない。現実の公務員とは異なる。 本書は警察の恣意的捜査も指摘する。「公安警察が五輪反対運動の中心人物に捜査をかけていたことが明らかになった。抗議活動と関係ない「免状等不実記載」という微罪で家宅捜査が入り、女性のパソコンやスマホを押収した」(307頁)。本書は政治家を酷評するが、国民を苦しめることを実行する存在は公務員組織である。

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2023/02/24

この名前は誰のこと?この事件はホント?と、ネットで確認しながら読んだので、時間がかかったけれど、興味深く読めました。 安保も酸ヶ湯も苦手なんで、読んでいてそ〜そ〜と納得することも多かった。 続編があれば読みたいが、安保さんがあんなことになってしまったので、頭何時教会が出てくるので...

この名前は誰のこと?この事件はホント?と、ネットで確認しながら読んだので、時間がかかったけれど、興味深く読めました。 安保も酸ヶ湯も苦手なんで、読んでいてそ〜そ〜と納得することも多かった。 続編があれば読みたいが、安保さんがあんなことになってしまったので、頭何時教会が出てくるのでは?と勝手に思ってる。

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2023/02/23

正直、政府や医療の説明が長かったり、人物を子馬鹿にしすぎたりしていて読みにくかったです。今までの桜宮サーガのように切れのいいミステリーにして欲しかったと思います。

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2022/10/16

こんな本が出てたの全然知らなかった。。。 出たばかりの時に読んでいたら、今読んだのとまた違った心持ちになったんだろうな。。。 さて。遡って黙示録も読まなきゃ。

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2022/08/21

海堂先生、気が早りすぎましたね。。。という痛恨の失敗作。先生の思いは十分にわかるだけに、悔しい。。。 善の登場人物がヒーローすぎてしんどい。理性的かつ知性を尊ぶな善の人々vs暗愚で邪悪な奴ら、という構図はコロナ禍の日本をシンプルに見せるにしてもやりすぎ。知性や理性を重んじて庶民の...

海堂先生、気が早りすぎましたね。。。という痛恨の失敗作。先生の思いは十分にわかるだけに、悔しい。。。 善の登場人物がヒーローすぎてしんどい。理性的かつ知性を尊ぶな善の人々vs暗愚で邪悪な奴ら、という構図はコロナ禍の日本をシンプルに見せるにしてもやりすぎ。知性や理性を重んじて庶民の感情に配慮できなかった野党=リベラル陣営に対する国民の不信感とか善なる人が「自分の頭で考えて」容易に反ワクチン思想に傾倒しちゃうとか様々な暗部をコロナ禍は露呈させたわけで、そういう社会の中の複雑でしんどい部分がヒーローの存在によってまるっと切り捨てられている。いやわかるよ、そこまでシンプルにして書き切らないと作品が終わらないし、 統治者が愚かすぎて国民の愚かさにまで言及している暇がない。海堂先生もそのあたり苦しかったのではないだろうかと想像する。 あと作中作で記録文学を書くという意思を表明してしまうのもいただけない。そこは読者が黙って汲み取るべきところだから。 小説としては低く評価せざるを得ないけど是非とも続編を読みたいと思うし海堂先生のお志は真摯に受け止める必要があると思う。医療関係者に最大限のリスペクトを!

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2022/07/17

現実がどうだったかを思い出しながらのろのろ読んでる最中に安倍さんの事件が起きたので、複雑な気持ちになりますます読みにくくなった。コロナが収束しなければまた続きが出るのだろうか。それには今回の救命のことも書かれるのだろうか、など余計なことを考えてしまった。

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