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コロナ狂騒録 の商品レビュー

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48件のお客様レビュー

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  5. 1つ

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2021/12/10

医師の目でコロナ行政をどう見てるか一読の価値があると思う。万人に愛されるミステリーエンターテイメントだけでなく、こういうのを書くのも良いのでは。

Posted byブクログ

2021/12/11

『コロナ黙示録』の続編。 『‥黙示録』も大概でしたが、今回はさらに風刺増し増しで、一応“この物語はフィクションです”と書いてるものの、明らかに現政権の批判でしょ。と思わせる皮肉まみれの痛烈な内容となっております。 田口先生や白鳥さん等“桜宮サーガ”の面々が登場してくれるのは嬉し...

『コロナ黙示録』の続編。 『‥黙示録』も大概でしたが、今回はさらに風刺増し増しで、一応“この物語はフィクションです”と書いてるものの、明らかに現政権の批判でしょ。と思わせる皮肉まみれの痛烈な内容となっております。 田口先生や白鳥さん等“桜宮サーガ”の面々が登場してくれるのは嬉しいのですが、せっかくの魅力的なキャラ達のやりとり以上に、コロナ関係の解説や対策への批判が延々と続いて、特に調べたことそのままぶち込んだような、資料だだ載せっぽい部分はほぼ白目状態の私でした。 確かに医療崩壊は深刻ですし、東城大学医学部付属病院での看護師さん達のパートは胸に迫るものがありました。作者の方が言いたいこと沢山あるのは伝わってきます。 ただね、正直“こういうのはもうええから、普通に桜宮サーガのエンタメ小説が読みたい”のですよ。 腐敗した現実社会にはうんざりしているので、彷彿させる内容のは気持ちがふさぐので読みたくないです。 “桜宮サーガ”のファンだから、辛口なこと書きました。(勿論、作者の方が何を書くかは自由です!“私が読みたいのは”という意味で、顰蹙覚悟で“正直な気持ち”を書きました。) やっぱり楽しく本読みたいですからね。批判系は批判系で小説とは別に特化したもの(ノンフィクション等で)書いて頂いて、次はエンタメ系でよろしくお願いいたします・・。

Posted byブクログ

2021/12/03

+++ あれから1年。浪速では医療が崩壊し、東京には聖火がやってきた―― ワクチンをめぐる厚生労働省技官・白鳥の奔走。そして、ついに東城大学医学部付属病院で院内クラスターが……。田口医師はこの難局をどう乗り越えるか!? 混迷を極める日本の2020—2021を描き尽くす、最新コ...

+++ あれから1年。浪速では医療が崩壊し、東京には聖火がやってきた―― ワクチンをめぐる厚生労働省技官・白鳥の奔走。そして、ついに東城大学医学部付属病院で院内クラスターが……。田口医師はこの難局をどう乗り越えるか!? 混迷を極める日本の2020—2021を描き尽くす、最新コロナウイルス小説! 『コロナ黙示録』に続く、現代ニッポンの“その後"。 累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、書き下ろし最新作 (あらすじ) 2020年9月、新型コロナウイルスは第二波が収まりつつあった。安保宰三は体調不良を理由に首相を辞任、後継の酸ヶ湯政権がGotoキャンペーンに励み、五輪の開催に向けて邁進していた。 そんな中、日本に新型コロナウイルスの変異株が上陸する。それまで目先を誤魔化しながら感染対策を自画自賛していた浪速府知事・鵜飼の統治下、浪速の医療が崩壊し始め……。 浪速を再生するべく、政策集団「梁山泊」の盟主・村雨元浪速府知事が、大ボラ吹きと呼ばれるフリー病理医の彦根医師や、ニューヨーク帰りの天馬医師とともに行動を開始する。 +++ いささか肩透かしを食った印象ではある。一応、バチスタシリーズの登場人物を動かして、事を起こそうとはしているが、ほとんどは、このところのコロナ騒動の備忘録のようなものである。大方、すでにわかっていることで、その合間にちょこちょこと、田口先生や白鳥さんたちが画策し、政府の動きの裏側がちらっと描かれているという感じで、小説としては物足りない。ただ、作中でも触れられているが、政府のほとんど黒塗りの公文書と違い、削除されることがない小説という形で記録を残した買ったという意図なら、理解はできる。とは言え、あくまでも、一私人の私見でしかないという点では、正確な記録かどうかという点にも疑問は残る。いささか読むのに苦労した一冊ではあった。

Posted byブクログ

2021/11/21

現実に起きた事をほぼそのまま記述しているだけで読んでいるのが苦痛になった。作者は坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのだろうね。安易にネトウヨとかしょうもない言葉を使うのは品がない。

Posted byブクログ

2021/11/15

既に皆さんが書いているように今回は今までの日本のコロナ蔓延状況の中でのオリンピックをどうするかの顛末とワクチンを国民に打つための顛末を書いた本で表に出ていないところを書いた顛末記。 先回のものはバチスタメンバーが活躍していたが今回はちょっと取ってつけた感が強い。まあ、コロナ顛末記...

既に皆さんが書いているように今回は今までの日本のコロナ蔓延状況の中でのオリンピックをどうするかの顛末とワクチンを国民に打つための顛末を書いた本で表に出ていないところを書いた顛末記。 先回のものはバチスタメンバーが活躍していたが今回はちょっと取ってつけた感が強い。まあ、コロナ顛末記としては面白いがちょっと長いかった。

Posted byブクログ

2021/11/07

『コロナ黙示録』に続いて読みましたが、読んでいる間中、憂鬱になりました。 今、日本で新型コロナの感染者数は今年の夏の都心部四ケタの数字から嘘のように減って、東京30人以下10日間連続に落ち着いています。 その平和な状況の中で2020年9月から2021年7月までの記録形式の小説...

『コロナ黙示録』に続いて読みましたが、読んでいる間中、憂鬱になりました。 今、日本で新型コロナの感染者数は今年の夏の都心部四ケタの数字から嘘のように減って、東京30人以下10日間連続に落ち着いています。 その平和な状況の中で2020年9月から2021年7月までの記録形式の小説を読むのはしんどい作業でした。 もう忘れてしまいたい過去、というか思い出すのも嫌なのに、これでもかと言うほどの著者の批判精神も息づいているし。 私も当時は批判精神でいっぱいで五輪反対の署名までしました。 今のワクチン接種が進んで感染者が減っている状態で読むとまさに『コロナ狂騒録』なんですが、図書館でずっと前から予約待ちして借りたので、せっかくだから読みましたが、なんだか無駄な事の繰り返しだったような気がしました。 「Gotoキャンペーン」の酸ヶ湯首相と煮貝幹事長のやり取りは国民の為ではなく、酸ヶ湯首相の恩人である煮貝幹事長の為というのは全く改めて読んで腹が立ちました。 緊急事態宣言を出したり、解除したりするタイミングも感染状況を踏まえてではなく、全部五輪開催、IOCバッカ会長来日、聖火リレーに合わせたスケジュールだったというのも日本の政治は酷いと思いました。 日本がこれで滅亡していなかったなんて奇跡だと思うほどでした。 うまくいけば自分の手柄、失敗したら責任転嫁。日本の政治は腐敗していると思いました。 何もかも、マスコミさえも真実を舞台裏に隠していたことがたくさんあったり、情報すら信用できないというのは本当に恐いことだと痛感しました。国民の命が懸っているというのに本当に恐すぎです。 今は感染者、落ち着いていますが、次の波が年末年始にやってくるという予測もあるそうです。 これからの政治家のきちんとした、一般人にも納得のいく政治を望みます。

Posted byブクログ

2021/11/03

『チーム・バチスタの栄光』から続く田口・白鳥シリーズ最新刊にして『コロナ黙示録』の続編。例によって「実在する人物・団体等とは一切関係ありません」は無理があるだろうという内容w公文書が偽造され議事録も残されない摩訶不思議な時代だからこそ小説の体裁でコロナ禍の日本を記録するという志な...

『チーム・バチスタの栄光』から続く田口・白鳥シリーズ最新刊にして『コロナ黙示録』の続編。例によって「実在する人物・団体等とは一切関係ありません」は無理があるだろうという内容w公文書が偽造され議事録も残されない摩訶不思議な時代だからこそ小説の体裁でコロナ禍の日本を記録するという志なのだと思う。小説として面白いか?と言われると…シリーズファンなら「あのキャラが現実世界にいてコロナ禍を生きていたら」という楽しみ方は出来るかと。

Posted byブクログ

2021/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仏滅の剣って…。パロディ化されたたくさんの名前に笑えたのは最初のうち。日本は何をしているのだという怒りに似た気持ちがふつふつとこみあげる。そんな最中、例のマスクにかかった費用(115億円でしたっけ?)や、配り残りが保管してある倉庫代(3億円?)の話を聞きさらに怒りが増幅してゆく。この憤った気持ちを一体どうしたら?と思うが、29章で医療期間の人たちの想像を絶する過酷な状況に、自分にはそんな資格もないなと思わされた。その金を彼らに還元しろよと思ってしまった。オリンピックも終わった現在ですが、色々かんがえてしまいました。

Posted byブクログ

2021/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作「コロナ黙示録」の続刊「コロナ狂騒録」 首相の交代、Gotoキャンペーン、オリンピック ワクチン問題等々・・・ 海堂尊さんの作品が好きで出版されている 書籍はほぼ読んできたのですが、 今作は「コロナ」を題材にした政治批判色の 強い作品となっていたため読むのに 苦労したし、どちらかというと素直に 楽しめなかった。個人的には「コロナ」と 戦う「桜宮サーガ」及びそこにかかわる 人々をもっと描いてほしかった。久しぶりに 出てきた面々もいたのでほんとに残念・・・ もともと今回の2冊とも医療小説というより 政治批判小説って感じの内容に重心をおいて 書かれていたのかな・・・ 海堂尊さん及び「桜宮サーガ」ファンとしては もっと医療よりの作品が読みたかった。

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2021/10/22

「コロナ黙示録」続編。小説でありもちろんフィクションのはずなのですが。そうは思えないのは気のせいなのでしょうか……? 前作同様、いろいろ現実を彷彿とさせる要素が盛りだくさんで、さらに裏でこんな作為があったとは思いたくないのだけれど、あってもおかしくないよなあ、という気になります。...

「コロナ黙示録」続編。小説でありもちろんフィクションのはずなのですが。そうは思えないのは気のせいなのでしょうか……? 前作同様、いろいろ現実を彷彿とさせる要素が盛りだくさんで、さらに裏でこんな作為があったとは思いたくないのだけれど、あってもおかしくないよなあ、という気になります。おそらく完全なフィクションとしては痛快に読めるのだろうけれど、現実を思い起こすとまったく笑えません。いつかこれを能天気に笑って読める日が来るといいのに、と切に思います。 しかし田口や白鳥、彦根等々、いつものメンバーがこれほどカッコよく思える作品もないのでは。白鳥の毒舌が実に痛快でたまりませんでした。敵に回すと嫌だけれど、敵には一番ぶつけてやりたい人物ですよね(笑)。「バカ五カ条」、ぜひとも政治家たちにぶつけてやりたい!

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