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の商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2021/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

分からない分からないわぁ。 小説の空気感とか、言葉はとても好き。周りの音が静かになっていくような世界観。 人間は誰かのために生きることで初めて確立した一個人になるということなのか。 小説としては好きだったけど、読み終わった後も、あれ?夢見てた?、みたいな感じ。 感性が足りてないのかしら。

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2021/09/18

面白かった! 変化する、誰でもない者たち。 山中文夫をもう少し長く読みたかったな。 なまけものの私としては、病院においてくれて、ご飯出してくれて学校も行かせてくれるの「なんて親切!」と思っていたが、まあ、そうか、いやにもなるか。 変化する、と言うところで、何故か「オーランド―」...

面白かった! 変化する、誰でもない者たち。 山中文夫をもう少し長く読みたかったな。 なまけものの私としては、病院においてくれて、ご飯出してくれて学校も行かせてくれるの「なんて親切!」と思っていたが、まあ、そうか、いやにもなるか。 変化する、と言うところで、何故か「オーランド―」を思い出してた。あと、xファイルで見た、性別を変えられる人(人?)が体をバキバキ言わせながら(…別にそうでもなかった?)バキバキ?ぼこぼこ?性別を変えるシーン。 どっちも特に、この作品と共通点とかないです、と思います。

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2022/07/05

究極の自分探し。 アルファやシグマ等の「仲間」が出てきたあたりで飽きてしまった。 意外と「特殊な」みのりがあっさりしている

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2021/08/29

何者でもない者の話。とても不思議な内容だけど、少しリアルで、本当にこの世に存在しているのではないか、という気さえした。 正直、この本は何を伝えたかったのかがイマイチ分からなかったけど、この世界観は割と好きだった。

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2021/08/23

自分が苦手な分野の本だった。 読むまでにけっこうな時間がかかってしまった。 もっと科学的なもの、遺伝子操作の果てみたいなものを期待していたので。

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2021/10/02

川上弘美はディストピアがいいんだよ! 透き通るような文体。川上弘美を読んでいるときは空気が澄んでいるように感じる。マリの章が素敵でそこから先へ進むのが嫌だった。 あなたは誰?と問いかけられるように進む。 私たちは某のように、顔も声も変わらないが、過去の自分は全く違うと思ったり、ま...

川上弘美はディストピアがいいんだよ! 透き通るような文体。川上弘美を読んでいるときは空気が澄んでいるように感じる。マリの章が素敵でそこから先へ進むのが嫌だった。 あなたは誰?と問いかけられるように進む。 私たちは某のように、顔も声も変わらないが、過去の自分は全く違うと思ったり、また違う人と話すと別人のようになったりする。だから、某たちは過去のわたし自身であり、他人といるときのわたし自身である。 私は根底に「すべての人は自分になりうる」と思っていて、だからこそ他人に興味があり優しくしたい。後半、人と人以外の同一性が提示されて、「植物にも物にも動物にもなりうる」と考えをあらためた。根は繋がっているのだ。 ラモーナらへんから減速するもラストの情景描写が好き。前半の速度は落ちるけれど、ゆっくり動くからみれる景色ってあるよね。途中減速しても最後まで読む価値はあると思います。風呂敷がおおきく広がり、「大きな鳥に」の期待も広がるから、くらべるとやや小さくおさまった感は否めないけれど。

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2021/08/14

買ったけど積みっぱなしの本が高くなっていたけど、これは即買い。目次が変わるたび、うぉぁってうめいていたけど、片山冬樹で撃沈。川上ワールド私は大好き。

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2021/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何者でもない者(某)が、色んな人間になって、その人間としてしばらく暮らすって内容。”自分探し”ってあるけど、こんな風に実際に色んな人の人生をしばらく生きて、しっくり来るものを探せたら最高なのになと思った。 同一人物(一応)が色んな人間の人生を生きてみるって設定にはとても惹かれたけど、終盤はあまり、、自分にははまらなかった。愛することを知ってしまったが故に、他の人間に変化できなくなってしまうって内容。つくづくそういう展開、自分は求めてないなーって感じた。

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