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某 幻冬舎文庫
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某 幻冬舎文庫

川上弘美(著者)

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某 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2021/08/05
JAN 9784344431119

¥330

商品レビュー

3.6

63件のお客様レビュー

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2026/01/09

不思議な物語だった。SFチックに、単調に進んでいく。文夫までは、医師や看護師の意見も含めスラスラと読めたけど、マリになって病院を抜け出してからが少し読むスピードが落ちた。とはいえ文体は読みやすく、すぐに読み終えた。みのりが、鏡に映った自分を見て考えたことなど、私が小さい頃に考えて...

不思議な物語だった。SFチックに、単調に進んでいく。文夫までは、医師や看護師の意見も含めスラスラと読めたけど、マリになって病院を抜け出してからが少し読むスピードが落ちた。とはいえ文体は読みやすく、すぐに読み終えた。みのりが、鏡に映った自分を見て考えたことなど、私が小さい頃に考えていたような世界を文章にした感じだった。自己愛、アイデンティティ。

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2025/12/17

途中めげそうになったものの、終盤で怒涛の展開具合に気づいたらのめり込んでしまっていたのが個人的ハイライト 内容はSF調かなと思います。 終始、世界観は普段過ごしている日常から若干軸がズレており、それが不思議ではあるものの、軸がズレているなりに人の営みに溶け込もうとする者達。 作...

途中めげそうになったものの、終盤で怒涛の展開具合に気づいたらのめり込んでしまっていたのが個人的ハイライト 内容はSF調かなと思います。 終始、世界観は普段過ごしている日常から若干軸がズレており、それが不思議ではあるものの、軸がズレているなりに人の営みに溶け込もうとする者達。 作品を読んでいると、もはや上記の『者達』と表現するのも相応しいのだろうか?とも思ってしまいます。一単語として形容すべき存在なのかな主人公なるものはと思います。 読んでいないと、このレビューもなんじゃこりゃといった感じですが、恐らく読むとなんとなく共有できると信じたいです。 常に頭に『?』を浮かべながら読んでいくのが、主人公達が人の営みに疑問を持ちながらも日々を過ごしていく様と、なんか似てるかもしれません。

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2025/10/30

ジェンダーという概念の行きつく形を、何者でもない物で型取りをしてみた話なのかなと。概念(ガイネン)::物事や現象に共通する性質や特徴を抽象的に捉え、ひとつのまとまった考えやイメージとして理解するための枠組み。これがまさにこの本の説明のようである。人間ではなく人間のようなもので男...

ジェンダーという概念の行きつく形を、何者でもない物で型取りをしてみた話なのかなと。概念(ガイネン)::物事や現象に共通する性質や特徴を抽象的に捉え、ひとつのまとまった考えやイメージとして理解するための枠組み。これがまさにこの本の説明のようである。人間ではなく人間のようなもので男でも女でもない。その都度性別が変わったからこそ見える世界が違う。世界は何も変わってないのに自分の性別が変わったら全てが変わるように思えて戸惑う事もある。それが日本で見る時だけに限らず世界で見た時の事も描かれているからこそ主人公の某が変わるのと同時進行で世界も実は少しづつ変わっていく様子がどことなく感じ取れる。 そしてこの某は成長はしない。そればかりか物質としてでもないけど生きているという形にもなる。これも新たな性別の無い個体達が産み出したものが、成長していく変化も、この世のジェンダーという概念の変化の進みとリンクしている気がする。 壮大な感想みたいになってしまったが、確かな実感はなく、気がしている。に留まった感想なのだけど それこそ読み手の感想に託されたのうは不思議でSFのようでいて哲学的だと思わされる作品。 その中でも変わらなかったのは病院の看護師で、歳をとってもずっとこの某を気に掛け続けたのは ジェンダーとかを横に置いても何か母のような存在。 どんなにジェンダーという意識の変化はあっても女性の体内から生まれるのは不変である事のように思う。

Posted by ブクログ