1,800円以上の注文で送料無料

いつかの岸辺に跳ねていく の商品レビュー

4.5

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/14

幼馴染みの護と徹子 二部構成となっていて、 前半「フラット」の章は護、後半「レリーフ」は徹子視点で語られる 心優しいが突然不思議な行動に出る徹子 その不思議な行動には何か謎があるんだろうと思いながら読み進め、後半の徹子視点でそれが明かされる とても素敵な話だった

Posted byブクログ

2024/03/27

最初は、護いい奴だな〜かっこいいな〜とほのぼのした気持ちで読んでいたら…後半びっくり! あまりの展開と内容に読後疲労感が…。でも決して嫌な疲労感ではありません。ラストなんてとても感動の事実が…。 少し切なくもあり、とてもうつくしいお話でした。 カーテンコールを読んだ時も思っ...

最初は、護いい奴だな〜かっこいいな〜とほのぼのした気持ちで読んでいたら…後半びっくり! あまりの展開と内容に読後疲労感が…。でも決して嫌な疲労感ではありません。ラストなんてとても感動の事実が…。 少し切なくもあり、とてもうつくしいお話でした。 カーテンコールを読んだ時も思ったけど、加納朋子さんすごいなぁ〜

Posted byブクログ

2024/01/24

加納朋子さんの作品の中で、『カーテンコール!』の次に好きな作品となりました。(☆5) 後半から出てくる人物(ポアロ最終作品のある人物が浮かびましたね)の言動部は読むのに少しのパワーを要しましたが、加納さんらしい終盤の怒涛の回収と温かいエンディングは読書の喜びを与えてくれました。 ...

加納朋子さんの作品の中で、『カーテンコール!』の次に好きな作品となりました。(☆5) 後半から出てくる人物(ポアロ最終作品のある人物が浮かびましたね)の言動部は読むのに少しのパワーを要しましたが、加納さんらしい終盤の怒涛の回収と温かいエンディングは読書の喜びを与えてくれました。 加納さんの作品はこれで9作目の読了となりましたが、期待を裏切られたことは一度もありません。 (全て☆4以上) 幸いなことに、加納さんの未読の作品が多数存在しますし、新作も期待できますので、これからも読み進めていこうと思います。

Posted byブクログ

2023/12/04

aoi-soraさんのレビューに惹かれて。 加納朋子さんの作品は大好きなので、読むのが楽しみでした♪ 幼なじみの護と徹子。護の視点での前編は青春物語かぁと思った。前編のラストに、あぁ…そういう結末なのね…、と思わせておいてからの後編がすごい。視点が徹子に移り、いきなり衝撃の事実...

aoi-soraさんのレビューに惹かれて。 加納朋子さんの作品は大好きなので、読むのが楽しみでした♪ 幼なじみの護と徹子。護の視点での前編は青春物語かぁと思った。前編のラストに、あぁ…そういう結末なのね…、と思わせておいてからの後編がすごい。視点が徹子に移り、いきなり衝撃の事実が明らかとなり、前編での違和感や引っかかりが一気に解消される。前半のラストのこともどこかに吹き飛んでしまったくらい。 現実にありそうなファンタジーのようなミステリーのような…想像力を働かせてこんな物語を生み出す加納朋子さんはすごいなぁ。 徹子が真面目で優しくて責任感も人一倍強くて、それゆえ一人で抱え込んでしまうところがあって。 一方の護は、困っている人がいたら、その重荷を奪い取ってやるような男気のある人だ。 護の「徹子はそういう人だよな」や、徹子の「護はそういう人だよね」と言うシーンがよかったなぁ。幼なじみでお互いのことをよくわかっているのだということがとても伝わってくる。 もう絶体絶命…!!ってときに救ってくれるヒーローってカッコよすぎでしょ!もう惚れちゃったよね。 あおちゃんのおかげで楽しい読書タイムを過ごせました!ありがとう♪

Posted byブクログ

2023/11/09

素敵なお話だった! 護視点の最初のパートが好きすぎた。書き方も面白くて、クスッと笑えるところもあって、全く退屈しなかった。 今時あんなに純粋で優しくて頼れる少年→男子→男性がいるのだろうか。いてほしい。 徹子視点は私的にはそれほどビックリする展開ではなかったけど、終盤の弥子ちゃ...

素敵なお話だった! 護視点の最初のパートが好きすぎた。書き方も面白くて、クスッと笑えるところもあって、全く退屈しなかった。 今時あんなに純粋で優しくて頼れる少年→男子→男性がいるのだろうか。いてほしい。 徹子視点は私的にはそれほどビックリする展開ではなかったけど、終盤の弥子ちゃんのセリフで泣いて、最後は号泣。 あるシーンでは自分の20代の頃を思い出して懐かしかった笑

Posted byブクログ

2023/11/09

4ページものとか色々あってよくわからないうちに終わった。どれもミステリアスなオチがあるのが良いのかなーと。あと不思議な現象も起こるとか。ずいぶんとストックがあるんだね、それを世に出してくれたって事なんだろう。廃墟の病院での女の子の役割と成仏出来た男の子と大阪の男の子。最後に女の子...

4ページものとか色々あってよくわからないうちに終わった。どれもミステリアスなオチがあるのが良いのかなーと。あと不思議な現象も起こるとか。ずいぶんとストックがあるんだね、それを世に出してくれたって事なんだろう。廃墟の病院での女の子の役割と成仏出来た男の子と大阪の男の子。最後に女の子が言う一言が現実を表して。和子と沙羅ももしもじゃない同時に存在してしまう人生って、本当に不思議。和子が現実だけど沙羅の世界もあるとか、2つは手に入らないけど、どんな感覚なんだろうか、あと3冊ストックしている加納朋子さんでした

Posted byブクログ

2023/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 加納氏の本を読んだのは2作目です。「カーテンコール」がおもしろかったので、読むことにしました。評価の高かった本作を読みましたが、前半は、護と徹子という幼なじみの話が続きます。徹子が恋の対象になるわけでもなく、これといって大きな事件が起こるのでもないので、なぜ、この本が高評価なのか、疑問を持つと同時に、退屈な気持ちで読み進めました。  しかし、後半の2章に入ると、気持ちは一変し、徹子の「持って生まれた特性」故に、思い、悩み、苦しむ彼女に対し、幸せを願わずにいられなくなりました。  冷酷で、悪魔の中の悪魔のような堅利の登場。心をかき乱され、あっと驚く展開が待っていました。  それにしても、堅利のインパクトが、私には強烈に残りました。ギリシャ神話になぞらえられている場面もあり、加納氏の教養の高さがうかがえました。私は、作家を心の底から尊敬します。

Posted byブクログ

2023/09/17

うわーん!良かったよお。ラストは電車の中で泣いてしまった(T ^ T)感動の涙です。(本日、電車とカフェで一気読み)久しぶりの、加納さん、やっぱり好きだなあ。 俺ー森野護(もりのまもる)の側から語られる『フラット』と、 幼馴染の平石徹子(ひらいしてつこ)の側から語られる『レリ...

うわーん!良かったよお。ラストは電車の中で泣いてしまった(T ^ T)感動の涙です。(本日、電車とカフェで一気読み)久しぶりの、加納さん、やっぱり好きだなあ。 俺ー森野護(もりのまもる)の側から語られる『フラット』と、 幼馴染の平石徹子(ひらいしてつこ)の側から語られる『レリーフ』 の2つの章からなるこの物語。 前半の『フラット』は、ある意味、微笑ましくもある、幼馴染の青春時代。 後半の『レリーフ』については、一言もネタバレ出来ません。ぶっとびます。 ぜひぜひ、読んで、驚いて、怖がって、応援して、悲しんで、喜んで・・・と感じて欲しい作品です。 上手いなあ、加納さん・・いろいろ予測してたけど、びっくりしちゃった。加納さん独特の人生観や運命感を感じます。 ネタバレしない範囲で、印象的だったところ、少し。 ーーーーー 男でも女でも、人を下げずにいられない連中が、俺は大嫌いだった。あいつらどうしていつもいつも、他人のあら探しばかりしているんだろう?どうしてあんなにも、人の落ち度とか失敗が、大好きなんだろう?目立ったり秀でてたり劣ったり、そういうことが全部、許せないんだろうか? ただ、見守り、頼まれれば、時にアシストする・・・全幅の信頼の上に、昔も今も、俺たちはそういう関係だ。 確かに親というものは、特に母親は、まったく悪気なしにそういうことをやらかす恐るべき生き物である。(ここ、私は心の中で爆笑した) 色んなハタチがいる。色んな生き方がある。人の数だけの価値観があり、幸せがある。 極端な話、一口に人間とひとくくりにしても、その平均値から極端に外れた個体はいくらでもいる。 人の心は他者が変えられるものでも、変えていいものでもないのだ。 ーーーーー ネタバレになるから書けないけど、ラスト近く、ヤンキーママの弥子の言葉にも泣きました。 読んでよかった〜〜(o^^o)

Posted byブクログ

2023/06/27

同じ感想を書いていた方がいました。本当にそれでした。 最初は読み出す度に眠くなって寝てしまうを繰り返して、もう読むのを止めようかなと思い、でもその前にみんなの感想を見てみようと。すると、眠くなってやめようとしたけど、後半は先が気になって眠れなかった。と言う意見を発見!他にも後半が...

同じ感想を書いていた方がいました。本当にそれでした。 最初は読み出す度に眠くなって寝てしまうを繰り返して、もう読むのを止めようかなと思い、でもその前にみんなの感想を見てみようと。すると、眠くなってやめようとしたけど、後半は先が気になって眠れなかった。と言う意見を発見!他にも後半が面白いと言う意見が多く、最後まで読む事を決意した。結果、最後は鳥肌がたった!! ほんと、最初で投げ出さず、最後まで読んで良かった!同じ事をもし思っている人がいれば、最後まで読む事を勧めたいな。

Posted byブクログ

2023/06/06

幼馴染の護と徹子 前半は護の視線で物語が進んでいくフラット。ちょっと甘酸っぱいような微妙に交わらない二人。切ない物語の終わりを見せるのだが…。 後半の徹子目線のレリーフで、前半に感じていた??部分が回収されていく。こんな伏線だったのかと、一気にラストまで読んでしまった。カタリが不...

幼馴染の護と徹子 前半は護の視線で物語が進んでいくフラット。ちょっと甘酸っぱいような微妙に交わらない二人。切ない物語の終わりを見せるのだが…。 後半の徹子目線のレリーフで、前半に感じていた??部分が回収されていく。こんな伏線だったのかと、一気にラストまで読んでしまった。カタリが不気味に怖い。このままカタリに飲み込まれるギリギリに仲間たちが助けに集結する結婚式のシーンは圧巻。 そしてラストには涙

Posted byブクログ