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言語学バーリ・トゥード(1) の商品レビュー

4

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

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2024/08/24

言語学というと、敷居が高く取っ付きにくいが、ユーモア満載で楽しく読んだ。 言葉の曖昧さや、案に意図している事など、 普段のコミニケーションで違和感に感じている言葉を見事に分析していて、とても為になった。 「過剰一般化」(思い込み)について、大人は、 一旦意識すると、大抵、心の...

言語学というと、敷居が高く取っ付きにくいが、ユーモア満載で楽しく読んだ。 言葉の曖昧さや、案に意図している事など、 普段のコミニケーションで違和感に感じている言葉を見事に分析していて、とても為になった。 「過剰一般化」(思い込み)について、大人は、 一旦意識すると、大抵、心の中で言語化され、 その人の意識の中で強化され、口に出してしまい、後で後悔するパターンについて、深く納得。

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2024/08/06

プロレスの話はオタク過ぎてほとんどわからなかったが、何だか不思議と面白く読んだ。 鉤括弧や三点リーダーは自分自身が良く使う派。無意識だったが、なるほど確かにそういう深層心理があるな、と思った。 キャッチコピーの件は興味深かった。助詞一つでこんなにも印象が変わる。奥深い。

Posted byブクログ

2024/07/15

読みやすい割にもっと深く考えたいトピックが多かった。 若干世代間ギャップでわからないネタはあったが、熱量高くて面白く読めた。 プロレス沼は深そうなのが目に見えてなかなか踏み込めない… いろんな製品のキャッチコピーに切り込むのは特に面白く、そのフォーマット使えるかも!っていう例も...

読みやすい割にもっと深く考えたいトピックが多かった。 若干世代間ギャップでわからないネタはあったが、熱量高くて面白く読めた。 プロレス沼は深そうなのが目に見えてなかなか踏み込めない… いろんな製品のキャッチコピーに切り込むのは特に面白く、そのフォーマット使えるかも!っていう例も多くあった。 来月このシリーズ2冊目が発行されるようなので楽しみ。 東京大学出版会のUPに載っていたもののまとめらしいが、定期購読しちゃおうかな…年間2000円…

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2024/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

!とはなったけれど、ばーりとぅーど?なんだ?ということで、手が出なかった本。読友が楽しく読んだようなので、読む決心がつく。 著者がプロレス好きなため、プロレスネタが多く、タイトルも然り。従ってプロレス好きではない私には面白さが半減。その他の小話は、同年代を生きる人間として共感出来る点が多い。 「本当は怖い「前提」の話」、は答え方を間違えると、たいへんなことになる。いろいろなことを前提として会話してしまっているということに改めて気づかされた。 「一般化しすぎる私たち」認知的バイアスも加わって、過剰に一般化してしまう。「みんな」「普通」は意外と範囲が狭かったりする。 Round2へ。

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2024/05/21

言語学という私が学生時代にも敬遠していたテーマをユーモアあふれる文章で記した一冊 筆者の周りで起こった些細な出来事から言語学の世界への導入が見事で、面白い講義を受けているような感じで読み込めます AIは絶対に押すなよを理解できるか、と前提の話、たったひとつの冴えたanswerは必...

言語学という私が学生時代にも敬遠していたテーマをユーモアあふれる文章で記した一冊 筆者の周りで起こった些細な出来事から言語学の世界への導入が見事で、面白い講義を受けているような感じで読み込めます AIは絶対に押すなよを理解できるか、と前提の話、たったひとつの冴えたanswerは必読

Posted byブクログ

2024/04/07

3.5かなぁ。新刊発売時に気になってたが、タイミング悪く、今読むに至る。内容は作者が雑誌で掲載しているコラムからの抜粋?で、言語学について雑学混じりに解説しているので読みやすい。 「白いギターの箱」と言われたら、白いのはギターなのか、箱なのか?という問いも、言われてみたら確かにど...

3.5かなぁ。新刊発売時に気になってたが、タイミング悪く、今読むに至る。内容は作者が雑誌で掲載しているコラムからの抜粋?で、言語学について雑学混じりに解説しているので読みやすい。 「白いギターの箱」と言われたら、白いのはギターなのか、箱なのか?という問いも、言われてみたら確かにどっちとも取れるから面白い。また、表紙にものっている「恋人(は/が)サンタクロース」の勘違いも、見事に自分自身がしていたのが、興味深い。 筆者曰く、名詞➕名詞の文の場合、◯◯(は)◯◯という風に(は)を使う事が多く、(が)を使った文章は珍しいという事が誤解の原因らしい。自分で書いてて理解しにくいので、興味ある人は是非本書を手に取って読んでみて欲しい。また、1番印象に残ったのは、正しくない言葉という考え方ではなく、服と同様、場所によって使い分けをするのが、よいのではないかという事。全然オッケーとか、汚名挽回といった言葉も解釈しだい。なんでも目くじらを立てるのはどうかとの事。そもそも、現代と昔の解釈が違っていたりもするので、正解は時代によって移りゆくもの。フォーマルには正装と敬語を、友人とは、ラフな服装と言葉のチョイスを。 そして、この本読んでいて衝撃だったのが、 ラスト5ページで、筆者が女性と分かった事。 プロレスとか文体で絶対に男性だと思い込んでいたから、驚かされた。

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2024/02/23

タイトルも面白し、「元ネタ」も好物が多くて、 楽しみながら学べる、期待していたが、 よく分からなかった。申し訳ないけど。 離脱してしまいました。

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2024/01/30

笑える読み物として単に面白いし、ネタ的にいろいろ懐かしくもある。内容的には、自虐話への応答について考察した第8章や前提がらみの問いかけの怖さを説いた第9章あたりが印象に残っている。

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2024/02/22

タイトルに期待すると裏切られる(言いすぎか) 言語学をネタにした抱腹絶倒エッセイといった感じ。読書の入口がエッセイで今は語学が趣味の自分にとっては最高の一冊だった。Round 2にも期待したい。 追記: 素人の自分には分からないだけで、他の書評を読むと言語学の専門的知見は随所に...

タイトルに期待すると裏切られる(言いすぎか) 言語学をネタにした抱腹絶倒エッセイといった感じ。読書の入口がエッセイで今は語学が趣味の自分にとっては最高の一冊だった。Round 2にも期待したい。 追記: 素人の自分には分からないだけで、他の書評を読むと言語学の専門的知見は随所に張り巡らされているらしい。

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2023/12/30

言語学は興味はあるのだが、どうも引っかかっていた。筆写の軽妙な筆致により、これが一気に解消した。よい本に巡り会えた。バーリトゥードというタイトルも言い得て妙ですね。昭和プロレスに親しんだ身にとってはジワリくる言い回しも多々あり。 恋人がサンタクロース、回転地獄五輪パート1ーーな...

言語学は興味はあるのだが、どうも引っかかっていた。筆写の軽妙な筆致により、これが一気に解消した。よい本に巡り会えた。バーリトゥードというタイトルも言い得て妙ですね。昭和プロレスに親しんだ身にとってはジワリくる言い回しも多々あり。 恋人がサンタクロース、回転地獄五輪パート1ーーなんのこっちゃ?な日本語も読んでいて心地よい異空間に入ったような気分になる。コロナ禍でチェコ語を学ぶ話は自分にも似たことがあり、ふむふむと感じた。

Posted byブクログ