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ライティングの哲学 の商品レビュー

3.9

42件のお客様レビュー

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2022/12/30

大学生はとにかく書くことを求められる。書けない!という悩みを前提としているので他の文章術よりはとっつきやすかった。 自分は習慣として思考を残しておく、とかソフトで整理するとか、一から改めて書くとかを参考にしている。

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2022/10/12

1.最近ラジオの台本が全く手付かずだったのでなんとか進めたくて読みました。 2.数々の著書を出してきた人達のリアルな悩みを談義したものをまとめています。最初はアウトライナーというアプリについて話しているのですが、これがまた面白いのです。使い方に悩まされたり、自分のスタイルに合っ...

1.最近ラジオの台本が全く手付かずだったのでなんとか進めたくて読みました。 2.数々の著書を出してきた人達のリアルな悩みを談義したものをまとめています。最初はアウトライナーというアプリについて話しているのですが、これがまた面白いのです。使い方に悩まされたり、自分のスタイルに合っていなかったりと書く以前の問題でぶち当たる壁があります。 そんななかでどのように葛藤してきたのか、 「書きたくない」気持ちをどのように乗り越えてきたのか、 リアルな声が聞けます。 3.執筆者であっても「書きたくない」と思うところは笑ってしまいました。誰しも理想を求めて執筆するけれどうまく表現できなくて見せたくないと思ったり、たんに書けなくて〆切に間に合わなかったりします。読んでいる中でのやりとりで誰しも悩みは同じなのだと思いました。私の場合はまだ〆切があるので、本書で言ってた「メモでメモをつくる」という言葉を胸に今日から頑張ります。

Posted byブクログ

2022/08/31

書けない悩みを曝け出す本。でも結局のところ書けている。諦めている。作中にも言われているけど、執筆人たちは素人?にしたら書ける人ですが、書くことを職にしてても、悩み苦しんで生み出してる。諦めないことを諦めながら。千葉さん、読書猿さんの名前があったので興味をもち手に取りましたが、山内...

書けない悩みを曝け出す本。でも結局のところ書けている。諦めている。作中にも言われているけど、執筆人たちは素人?にしたら書ける人ですが、書くことを職にしてても、悩み苦しんで生み出してる。諦めないことを諦めながら。千葉さん、読書猿さんの名前があったので興味をもち手に取りましたが、山内さん、瀬下さんについても興味がわきました(笑)

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2022/08/02

「書かないで書く」非常になるほどと思いました。ハードルをとにかく取り払うこと、遊ぶように作ることに近づいていく工夫

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2022/07/27

書いている人が”書けない”をなんとか”書く”までにもっていく格闘の経過。ツールがいろいろと参考になったが、workflowyは気が合いそう。scrapboxも気になる。

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2022/07/16

特に本を出すわけではなくても、書くことは人生のうちで必要になることが少なくない。 自分は整った文章が書けるはずだ、という思いで筆が進まなくなること、そういう自分はできるはずという気になる人の背中を押してくれる。

Posted byブクログ

2022/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書きたいけど書けない人向けのようだったので、ぴったりだった。 また千葉雅也はよく目にするので、そんな人でも書くのに悩んだりもがいてたりするのかと興味がわいた。 結論から言えば、とりあえず書けってことにはなる。 ただ、とりあえず書けという基本姿勢は意外にも小説や本、Noteなど様々な媒体で文章を書いている人でも同じく大事なようで、彼らも書かないと進まないことを今でも悩んでいるということがすごく分かる。 彼らもとりあえず書くために、いろんな方法や考えをセットしてなんとか書いている。 一つは諦めること、それは自分はすごい文章をかけるんだという全能感やいつまでたっても終わりのない推敲などから脱却すること。 一つは、書かないに近づけること、つまり腰据えて机に向かいいざ書こうとするとまったく言葉が出てこない。ので、その最初の言葉を軽くする、それは日ごろツイッターでなんとなく発言していたものを集めたり、テーマを一から考えるのではなく、とりあえず今、頭に思いつくものをばーっと書いてみることだったり、お酒の力を借りることだったりする。真正面から向かうのではなく、ぬるっと最初の一歩を踏み出すことが大事のようだ。 本書の中で、彼らが実際に使っているまたは使っていたツールやアプリなども事細かに紹介されているので、彼らと似たような問題にぶち当たっている人がいれば、試すのもいいかもしれない。ただ、自分自身はまだその領域に至っていないかと思い、手を付けていない。 具体的手段やツール、マインドを色々駆使しながら、彼らも書いている。 ツイッターや思いつくままに走り書くこととか全能感を捨てるというのは、もっと緩やかに書くことと接すること。つまり常日頃書くということ、常日頃、言語化することなんだろう。机に向かうときには単にそこから話を膨らませることで始めることができる。 書かないことに近づくために、常日頃書くのだ。言語化しないと消えてしまうような現実を言語化することでマーキングしておく。それを足場に次ぎの一歩を組んでいく。 完成を求めずまず世に出してみること、常日頃、意識的に言語化すること。そこから始めよう。

Posted byブクログ

2022/05/19

読めばあなたも書きたくなる執筆論。まさにそうだなと。執筆の苦しみを存分に感じながらも、書くことの楽しさを知ってしまった人達の話。 自分の書いたものを読んで、どうすればもっと良くなるか考えているうちに嫌になって捨ててしまう。これは完全を追い求める幼児性である。一度破棄してゼロから始...

読めばあなたも書きたくなる執筆論。まさにそうだなと。執筆の苦しみを存分に感じながらも、書くことの楽しさを知ってしまった人達の話。 自分の書いたものを読んで、どうすればもっと良くなるか考えているうちに嫌になって捨ててしまう。これは完全を追い求める幼児性である。一度破棄してゼロから始めることで、自分の手に終える範囲内で作る、無能フィルターという考え方にはハッとした。 書くことに対してハードルを下げてくれる、もっとはやく出会いたかった本だった。

Posted byブクログ

2022/05/17

 2021年7月刊。著作の出版経験のある哲学者、庭師、読書家、編集者の4人が、  1)「書くこと」について忌憚のない意見を交わしあった座談会パート   2)その座談会を経て、自分の中で「書くこと」について何が変わったかを各人が執筆した原稿パート   3)原稿執筆後に、改めて4人で...

 2021年7月刊。著作の出版経験のある哲学者、庭師、読書家、編集者の4人が、  1)「書くこと」について忌憚のない意見を交わしあった座談会パート   2)その座談会を経て、自分の中で「書くこと」について何が変わったかを各人が執筆した原稿パート   3)原稿執筆後に、改めて4人で語り合った座談会その2のパート  ……の全三部構成。  「既存の文章指南本の実態は、書ける人が『これをやったら駄目!』を列挙した駄目出し本である。それでは書けないことを本当に悩む人のための本になってない」という共通認識の下、筆者たちは本書を「書けない人のための」本とすべく、議論し、あるいは自らの執筆環境、テクニックなどを惜しげもなく開陳するのだが……。  いや、そも普通の人はアウトライナーなんてものを使って、文章の構成を練ってから、執筆したりしてませんから!(苦笑) 構成なんか考えず、頭から行き当たりばったりに書くのが普通でしょう。  それに執筆のために、各人が駆使しているアプリ、ソフトの名前が次々と挙げられるが、私が不勉強なのだろうが、聞いたことのないものばかりで当惑した。文章を書ける人たちは、こうやって書くのだというテクニック的なもの、思考的なものは伝わってきたが、参考になるかというと素直には頷けない。  そんな中、「色々なものを諦めることによって、原稿は完成する」とする、読者猿氏(読書家)による原稿『断念の文章術』は、首肯できる事項が多く、個人的には一番、共感度が高かった。とにかく達人たちの技を見せつけられて、私のような凡俗はひたすら畏怖するばかりの内容の本だった。まぁ世の中に星の数ほどある文章指南本の中には、こんな一冊があってもいいとは思うのだが……。

Posted byブクログ

2022/04/09

執筆論というよりも、テクニカルなアウトライナーやエディタの使い方、という内容。メモの取り方もある。仕事で文書、趣味でブログなどを書いておらず、何を書いていいかわからないが、何かを書きたい方にはいいかもしれない。

Posted byブクログ