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街どろぼう の商品レビュー

4.1

75件のお客様レビュー

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2024/06/02

布の質感に金箔押し 手のひらにおさまりがいい 落ち着いたブルーの大人絵本 さびしさがじんわり それでも心が落ち着く美しい本 個展に行った連れが2人とも購入笑 同じ感性を持った人が身近にいてとても嬉しい

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2024/04/22

 巨人は人とは違って人間らしく、人間が怖ろしく感じる。勝手に移動されたとはいえ、環境が変わったのに受け入れないで、現状維持しようとする。周りにたくさん人がいても、自分を見てくれなければ余計に寂しい。最後、幸せそうで良かった~

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2024/04/20

ページをめくるたびに 絵が素敵で そして寂しがり屋の巨人が仲良しの少年と 出会うまで 絵も文章も堪能しました。 何度でも読みたいので部屋に飾っています。

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2024/04/03
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小さくて手に取りやすかったので借りてみた。 寂しい巨人の物語。寂しくて、町から家を山の上に盗んできた巨人。住人たちの願いを叶えるうちに町の家々を山の上に移して、巨人の周りにはたくさんの人が住むようになった。 それでもさびしさが消えなかった巨人は…… という物語。 本当に必要だったものを明確にしてない。でも、言いたいことはわかる。 絵も可愛いというよりシュールな感じ。でも、最後の絵の巨人は笑ってるように見えるのも不思議。 2人がどんな話をしているのかは気になるけど、意外と『何も話していない』けど気が合うのかもしれない。そんな想像をしてしまう。

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2024/03/07
  • ネタバレ

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junaidaさんの絵本、2冊目ぇ~♪ って、思ったんだけど... きっと、これ、知ってる...σ(∵`)? 2021年の7月初版、ってことは私はすでに横浜に... いつ、どこで、どうやって、手にしたんだろう... もはや完全なる記憶障害ですね^^; きっと2度目、でも何度見てもいい物はイイ♪ 孤独に山のてっぺんで暮らすひとりの巨人の物語。 巨人って、それだけで強いですよね。 単純な話で小柄な人よりも大きな人の方が、骨格もしっかりしてるし、当然筋力も比例して大きくなります(一部例外を除く)。 強い=暴れる=悪者 みたいな単純な構図って想像し易いですよね。 でも本書で描かれる巨人は心優しき恥ずかしがり屋さん。 ある夜、寂しさを紛らわすため、巨人は山を降り、1軒の家を山のてっぺんへ持ち帰ります。 よほど自分の側に話し相手となり楽しく過ごせる友達が欲しかったのでしょう。 そんな巨人は翌朝、 「これからは ここでいっしょにくらしましょう ほしいものがあったら、なんでもあげますから」 家のお父さんは「わたしたちだけではさびしいので しんせきの家も ここへってきてくれませんか?」 ・ ・ ・ 何度かみんなの願いを叶え、賑やかになってきた山の上。 それでも巨人は孤独を感じます。 そして、巨人が山の上を出て、もともと家があった山の麓へ。 そこには誰からも山の上へ連れてきて欲しいと声のかからなかった1軒の家が残っていました。 その家に住む少年はたった1人で生活をしていましたが、巨人とともに過ごすようになっていきます。 巨人と少年の強さや、孤独等も含まれた本書ですが、とても印象に残る一冊です。 山の上に巨人がひとりきりで住んでいました。 ある晩、ふもとの街におりていき、一軒の家をこっそり持ち帰るのですが……。 『Michi』『の』『怪物園』のjunaidaが送る、巨人の小さな物語。 著者について junaida 1978年生まれ。画家。2010年、京都・荒神口にHedgehog Books and Galleryを立ち上げる。『HOME』(サンリード)で、ボローニャ国際絵本原画展2015入選。『Michi』(福音館書店)で、第53回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)受賞。その他の作品に、『THE ENDLESS WITH THE BEGINNINGLESS』『LAPIS・MOTION IN THE SILENCE』(ともにHedgehog Books)、宮澤賢治の世界を描いた『IHATOVO』シリーズ(サンリード)、『の』『怪物園』(以上、福音館書店)、装画・挿絵の仕事に『せなか町から、ずっと』(斉藤倫作/福音館書店)などがある。

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2024/01/30
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ひとりぼっちの怪物、街を盗む でも、まだ満たされない ○街のひとたちは、巨人がいなくなったことに気づいたのかな、気付かなかったのかな

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2024/01/24

とおいとおい国の 大きな山のてっぺんに ひとりの巨人がくらしていました━━ ひとりぼっちの巨人が、さみしさに耐えかねて、ふもとの街から人間の暮らすおうちを持ってきてしまう そのうち巨人のくらしていた山の高台は、ふもとの街とそっくり同じの、街ができあがってしまう しかし巨人のここ...

とおいとおい国の 大きな山のてっぺんに ひとりの巨人がくらしていました━━ ひとりぼっちの巨人が、さみしさに耐えかねて、ふもとの街から人間の暮らすおうちを持ってきてしまう そのうち巨人のくらしていた山の高台は、ふもとの街とそっくり同じの、街ができあがってしまう しかし巨人のこころはさみしいままで… 表紙にもある、巨人の民家の持ち方がどんどん運ぶ軒数がエスカレートするところが楽しいです 家を運ぶシーンがいつも夜なのも、その夜の空気が寂しげなのも、高台の街がにぎやかに変わってゆくところも、見ごたえがあります おうちも街の人たちも、みっちみちに集まってて、そのきゅっとした絵柄が素敵です 巨人の独特のデザインも、わりと怖いのに寂しげでもあって、その巨人が最後に見上げる空がそれまでにない高く青い空で、美しくて… ラストシーンの巨人さんが、ちゃんと嬉しそうなのが伝わります 表情は変わらなくても、大きな耳の動きで! それがこちらも嬉しくなる結末でした

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2024/01/12

私はとても友達が少ないです。でも、とても信頼し合えているので、とてもHappyです。本当に分かり合うためには、共に過ごす時間とエネルギーが必要で、だからたくさんの友達には対応できないです。みんな、Happyになりましょう♪

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2023/12/09

山のてっぺんでたった1人暮らす巨人のお話。 画家や絵本作家として活躍するjunaidaさんが描く繊細な世界観が広がるイラストとあたたかいストーリー。 イラストだけでも楽しめます。 きっと大事にしたくなる1冊。 インタラクティブメディア3年

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2023/11/26

本そのものの手触りが良く、絵も繊細なところに惹かれて手に取りました。 中の絵もとてもキレイです。 主人公の感情の描写やセリフが少なく、そこがこちらの想像力をかき立て、胸をえぐられるような寂しさを感じました。 ラストはジワジワと幸せな気持ちになる、大人に読んで欲しい絵本です。

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