街どろぼう の商品レビュー

junaida(著者)

2023/03/09

一年生になったら友だち100人できるかな

なんて歌があるけれども、この歌を聴くといつもモヤモヤモゾモゾしてしまう私。
友だちって多くなければいけないんですか？
多ければ多いほど幸せなんですか？
ってなんだかひねくれてしまう私。
そんな私に優しく寄り添ってくれる絵本。
どんなにたくさんの友だちに囲まれていても心に隙間風が吹いているのならば、たった一人でもお互いを芯から理解し合える友に巡り会える方が幸せな気がします。
読む人によって、感じ方は様々かもしれません。
そこが絵本のいいところですね。

2023/02/25

人さえいれば孤独ではなくなるのか？
人がたくさんいれば孤独ではなくなるのか？
そうではない。
ただ人がいても、中身が伴わなければ意味が無い。
例え1人でも、孤独を分かち合える人、
心を通じ合える人さえいれば、孤独ではなくなるのだ。
そうゆう、見た目だけではない、内面こそが重要で満たされるのだという内容だった。
表紙がとても素敵だったので読んでみたが、簡潔なページの割に内容が深くて良かった。

2023/03/18

大きな山でひとりで暮らしていたさびしい巨人が、麓の街から1軒の家(家族ごと)をこっそり山へ持ち帰ったことから始まるお話。
どろぼうするお話だけれども、そこには絵本のホッとするような絵の柔らかさと色使いもあって、なんだか穏やかな気持ちにすらなっている自分がいるのが不思議。
友達は数が多ければいいっていうものではないのだな、と教えてくれます。

2023/02/21

街を丸ごと泥棒しても満たされない心。
必要としてくれる人が1人だけでもいれば…そんな相手に出会えたら幸せ。
子ども達にはちょっと難しかったかな。

2023/01/11

人間の欲深さ、ずる賢さ、巨人のさみしさ、誰からも呼ばれなかった少年の孤独、とても切なかった。
祖父江慎さんの装丁好き

2022/12/21

2022/12/21
絵がとても素敵で、ポストカードなどあったらいいなと思う
お話は、せつなくてあたたかい。
大人用のストーリーに感じた。

2022/12/20

junaidaさんの挿絵が美しい本。
ある山のてっぺんの寂しい巨人が、友達が欲しくて一軒の家を盗み、その家の者が寂しいからあの人も盗んできて。とうとう街ごと盗み、それでも巨人はなんだか寂しい。さあ、巨人はどこに行くのかな？
小さくて読み聞かせには向かない。

2022/11/23

個人で読みました。

淋しい巨人の気持ちを考えながら読んでいたので、最後の展開にほっとしました。
ただ、なんだか切なさも感じる作品だったなと思います

2022/11/13

ひとりぼっちのトロルが家を盗んで自分の周りに新しい街を作って寂しくならないようにしようとしたけど寂しいままだった。でもひとりぼっちの少年と仲良くなって二人は、いつまでも一緒に暮らせました。
　ひとりぼっちのトロルとひとりぼっちの少年が仲良くなれて本当の良かったです。
M

2022/11/06

あたたかい絵はもちろんのこと、本のサイズや紺色の布の表紙のデザインが好き。
みんなと一緒、という一般的なものではなく、巨人なりの幸せが見つかって良かった。