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「仕事ができる」とはどういうことか? の商品レビュー

4.1

46件のお客様レビュー

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    15

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2022/02/25

従来、ポータブルスキルとかヒューマンスキルと言われていたものを大胆にもセンスという言葉に置き換え深化させていく読み応えのある対談だった。専門性スキルはアスリートのよう、それは計測可能であり予定的に獲得でき市場と競争が存在する。とても腑に落ちる。 対談というのは面白い、だいたいど...

従来、ポータブルスキルとかヒューマンスキルと言われていたものを大胆にもセンスという言葉に置き換え深化させていく読み応えのある対談だった。専門性スキルはアスリートのよう、それは計測可能であり予定的に獲得でき市場と競争が存在する。とても腑に落ちる。 対談というのは面白い、だいたいどんな書籍でも言葉の宝は前半か後半に埋め込まれているものだけれど、対談はあらゆるページに言葉の宝を見つけることができる。

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2022/02/14

タイトル通りの内容ですが、仕事ができる人の資質として著者2人が挙げているのが「センス」で、これを中心とした対談になっています。 前書きに、この本には「どうやったら仕事ができる人になれるかは書いていない」と断りがありますが、そのためのヒントはたくさんありました。

Posted byブクログ

2022/01/30

まず著者についてだが、経済用語や横文字が多く、読みにくい文章だった。ただ経済、心理、歴史などどの分野にも精通しており、教養を感じられた。また歴史などをただ具体で見るのではなく、抽象化させて他に活用するアナロジー思考に優れていると感じた。内容についてだが、仕事ができるとか、センスと...

まず著者についてだが、経済用語や横文字が多く、読みにくい文章だった。ただ経済、心理、歴史などどの分野にも精通しており、教養を感じられた。また歴史などをただ具体で見るのではなく、抽象化させて他に活用するアナロジー思考に優れていると感じた。内容についてだが、仕事ができるとか、センスとか漠然とした内容について定義しておりなんとなく理解できた。他のコンサルの本と被る部分もあったが、具体を求めすぎず、そもそもなぜやる必要があるのか、why型の人間でありたい。また過去の自分がスキル至上主義的なところがあったので、何のためにスキルを得るのか目的をしっかり考えていきたい。

Posted byブクログ

2021/12/25

仕事ができるとは、その人じゃなきゃ困る、ということ。つまり、人に頼りにされるということ。それにはコモディティ化してしまうスキルではく、センスが重要である。センスは具体と抽象の往復運動であって、センスがある人をよく視ることが錬成法である。こんなタイトルの本を手に取ってしまう自分は、...

仕事ができるとは、その人じゃなきゃ困る、ということ。つまり、人に頼りにされるということ。それにはコモディティ化してしまうスキルではく、センスが重要である。センスは具体と抽象の往復運動であって、センスがある人をよく視ることが錬成法である。こんなタイトルの本を手に取ってしまう自分は、センスないなと思う。

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2021/12/19

「仕事ができる人」と言われる人たちが持っている素養とは何か? それは、センスがあること。 巷では、仕事力向上のためにスキルを身につけよう。と言う書籍が多々存在する。このスキルがあることは、仕事をする上で役に立つものだが、ある特定のスキルを持つことで必ずしも「仕事ができる人」とは...

「仕事ができる人」と言われる人たちが持っている素養とは何か? それは、センスがあること。 巷では、仕事力向上のためにスキルを身につけよう。と言う書籍が多々存在する。このスキルがあることは、仕事をする上で役に立つものだが、ある特定のスキルを持つことで必ずしも「仕事ができる人」とはならない。スキル以上にセンスが無いと「仕事ができる人」と呼ばれない。 よしわかった。ではセンスを身につけよう!と思ったところで、どうやって身につけられるのだろう?スキルは身に付けやすいが、センスは? そんな命題について、楠木さんと山口さんが語り合っている。 私なりの解釈では、少々短絡的ではあるがこんな感じ。 仕事とは何か? ・相手の期待に応えること。   このあたりはスキル習得でなんとかなるかも ・相手の期待を超えたものを提供すること   このレベルは、センスが無いと到達できない領域だ 「知恵を出す」「考える」にも方向性や発想の起点が大きな影響を及ぼす。このあたりのモヤモヤのこともセンスの一つ。本書はお二人の経験に裏付けされた対話で、センスを言語として浮き彫りにしようと試みたもの。 刺激を得た。

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2021/11/26

山口周のネタはいつも同じだなと思う。共著だとそれを苦に感ずる割合は減るけれども、またアムンセンとスコットか、というのが正直な感想。 スキルのコモディティ化とセンスのインフレーション。正解が過剰になり、問題が稀少化している。インサイド・アウトかアウトサイド・インか。センスとは具体と...

山口周のネタはいつも同じだなと思う。共著だとそれを苦に感ずる割合は減るけれども、またアムンセンとスコットか、というのが正直な感想。 スキルのコモディティ化とセンスのインフレーション。正解が過剰になり、問題が稀少化している。インサイド・アウトかアウトサイド・インか。センスとは具体と抽象の往復運動。自分は具体が弱い。これをどう埋めるのか。自分の土俵をどう見極めるのか。 では、凡人はどうすれば良いのか。そこがいつもデッドエンド。

Posted byブクログ

2021/10/03

【図書館】センス>スキル、インサイドアウト>アウトサイドインと言う。「何をしているか、できるか」より「何を考えているか、感じているか」が大事ということか。

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2021/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想。 面白かった。好きな考え。 備忘録。 ・「仕事ができる」とはあっさり言えば「成果を出せる」こと。もう少し言うと「頼りになる」「任せられる」「なんとかしてくれる」と思わせる人で、スキルを超えた「センス」のある人。 ・センスは直接的に育てることは難しいが、決して先天的な「天賦の才」ではない。 ・スキルはあるなしを説明できるが、センスのあるなしは説明できない。女性にモテる、というようなのがセンスで誰かに証明するの難しい。 ・問題点の設定はセンスや直感が有効。スキルだけでは難しい。無数の構成概念の中からあえてXとYを持ってくるところ、アタリをつけること、ここはセンス。 ・センスの部分は必ずしも良し悪しではなく、好き嫌いの問題ではないか。例えは洋服のセンス、音楽のセンスとか。センスの部分で優劣をつけようとすると不毛な喧嘩になる。「なんか趣味じゃないなあ」と言って放置しておくのが良い。世間では「多様性」とか言いながらも、自分と違う意見に直面すると、どっちが正しいかとかになりがち。 ・仕事ができない人はすぐに分析したがる。なんでもSWOT分析だ、とか。分析や調査は仕事ができない人が、なんとなくやってる風に人に成果物を示すものになりがちで、それだけでは経営でも戦略でもない(これは厳しく言い過ぎと思うが‥作業が目的になってるのは良くないが分析は必要では)。 ・KPIを完全なmeceにするのは難しい。それでもKPIを定めて、やらせて、なんらかの矛盾が生じたらそれを引き取るのが出来る経営者。分業しているけど分断していない状態をつくるのが経営の本質。 ・センスは土俵を選ぶ。例えば、ゼロイチが得意な人、ひどい状態をまともにするのが得意な人、既存のものをより良くするのが得意な人、とか。 ・偉い人の光の話はとても面白い。自分が光ってるわけではない、周囲の羨望の眼差しが反射して光っているように見える。その眼差しがなくなると光れなくなる。それがとても寂しい。だから常にポストが欲しい。人に役立つために仕事に明け暮れた筈の人が、偉くなってポストと出世に執着してしまうのがこれだと。 ・出来ない人は箇条書きのto doリストが好き。出来る人は、並列なto doリストではなく時間的な奥行きが考えられている。 ・シナジーなんて、M&Aした瞬間に、口で語れて、今その目の前にあるものではない。作り上げるものである。 ・出来ない人はアウトサイド・インで、外部に何かしらの答えがあってそれを探してくれば解決できると思っている。出来る人はインサイドでアウト。完全な未来予測は出来ないので、情報が不完全でも自分なりのロジックやストーリを持って、進めながら情報を追加していく(ここもわかるようなわからないような、、表現の問題だけかもしれないが、そんな簡単な2択ではないと思うのだが)。 ・センスというのは、きわめて総体で、全体で、総合的なもの。一挙手一投足だけではなくその全体で構成される。だから、センスを学ぶには鞄持ちみたいな修行が有効と思われたのかもしれない? ・単なる物知りか、センスがあるか。センスのある人は得られた経験や知識を抽象化してパターン化して、個別具体的な問題に適用できるひと。(黒板の丸写しではなく、抽象化したノートが書けるような) ・または、AとBの2択の時に、AとBの優劣だけで白もっと大きな全体像から判断できる人。

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2021/09/29

最近この人と一緒に働いていて楽しくないなぁと思う人とパートナー関係的になっていた理由がこの本を読んでわかった。 スキルスキルと言ってセンスがないからだった。それだけでなくて、それを部下にも強要するし、そのスキルでしか人を見ようとしないことも大きな要因だ。 この本に書かれていた...

最近この人と一緒に働いていて楽しくないなぁと思う人とパートナー関係的になっていた理由がこの本を読んでわかった。 スキルスキルと言ってセンスがないからだった。それだけでなくて、それを部下にも強要するし、そのスキルでしか人を見ようとしないことも大きな要因だ。 この本に書かれていたことで、背中を押してもらえたことはやはり人材が大切。そのためにはその人たちのモチベーションを上げることがめちゃくちゃ重要なのだと強く思えるようになった。 あと、面白かったのは、コンピテンシーという考えはアメリカの国務省が発祥で、下記3つがコンピテンシーの重要な能力だと。 ①対人感受性 相手の人種によらず気持ちがわかる ②フラットな関係性を築ける ③政治的な力学に対する嗅覚 ①②がない人が会社にはほんと多いので、もっとそういう人たちを増やしたいと思ったけれど、これらはスキルと違い身につけるのがなかなか難しいようだ。 それでも、そこを改善しなければ組織のチームワークはあがらないので、私としては力を入れていきたい。

Posted byブクログ

2021/09/24

センスとは、「具体と抽象の往復運動」「統合と直感の能力」 腹落ちする言葉である。 問題を発見・設定するには直感が必要だとか、問題解決における分析で原因をつかむインスピレーションが大事など、納得するばかり。ただ、一定のスキルは必要と思う。

Posted byブクログ