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火のないところに煙は の商品レビュー

3.8

249件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    101

  3. 3つ

    77

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2024/06/02

現実と虚構が交差した怪談ミステリー作品。 全5話+最終回の全6篇で構成されているが、 特に良かったのは第5話の「誰かの怪異」。 怪異を "ただ怖いもの" で片付けることなく、 別の側面にも焦点を当てた終盤は、 全5話の中でも異色に感じられた。 とにかく読み...

現実と虚構が交差した怪談ミステリー作品。 全5話+最終回の全6篇で構成されているが、 特に良かったのは第5話の「誰かの怪異」。 怪異を "ただ怖いもの" で片付けることなく、 別の側面にも焦点を当てた終盤は、 全5話の中でも異色に感じられた。 とにかく読み進めるほどに あなたは "ナニカ" に近づくことだろう。 もしくは近づかれているのかもしれない。 巻末の、オカルトライター 榊桔平氏の書評を 読んだらもう戻れないーーー

Posted byブクログ

2024/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お初の作家さん。 どれも最高の怪談です。 一旦は怪異など無く人が怖いんですぅ〜的なミステリーに振っといてお待たせしました!怪異登場!!惚れ惚れしました。 そんで最終章での綺麗に繋がっていく展開に興奮です。 あぁ、占い師が気になる!! 他にこの作家さんはホラー小説書いてないんやろか? 大大満足です。

Posted byブクログ

2024/05/19

芦沢央さんにハマるきっかけになった本。今まで出会ったことのないタイプのホラーだった。ホラーは好きでも、幽霊ものはあんまり…という方にもおすすめ。個人的にはなかなか怖くて、一人暮らしであることを若干後悔した。

Posted byブクログ

2024/05/08

モキュメンタリーホラー。章を追うごとに怪奇が連鎖する感じが面白かったです。恐怖度はほどほどだけど、リアルなのが良かった。

Posted byブクログ

2024/05/05

ホラーは苦手なのに、著者が気になり、つい手に取ってみた。 夜は読まず、昼明るい時だけ読む事にした。 それでもかなり、ゾクゾク怖かった。 「榊桔平」と言うオカルトライターは、果たして実在するのか? つい、ネットで検索すると、新潮社のサイトには オカルトライターとして、居るのだ。 ...

ホラーは苦手なのに、著者が気になり、つい手に取ってみた。 夜は読まず、昼明るい時だけ読む事にした。 それでもかなり、ゾクゾク怖かった。 「榊桔平」と言うオカルトライターは、果たして実在するのか? つい、ネットで検索すると、新潮社のサイトには オカルトライターとして、居るのだ。 これも仕掛けの一つなのか? それにしても、何と手の込んだ! 苦手な分野だけど、もう一冊読んでみようかな。

Posted byブクログ

2024/04/24

最近数が増えてきた所謂モキュメンタリー作品。 実話怪談でありつつ、ミステリ要素も兼ね備えた、自分好みな作品でした。 6編からなる連作で、一見バラバラな話が実は...というモキュメンタリーではありがちな構図ですが、その各所の繋がりや、現実と虚構がぐらつくメタ構造などの描写が、芦沢央...

最近数が増えてきた所謂モキュメンタリー作品。 実話怪談でありつつ、ミステリ要素も兼ね備えた、自分好みな作品でした。 6編からなる連作で、一見バラバラな話が実は...というモキュメンタリーではありがちな構図ですが、その各所の繋がりや、現実と虚構がぐらつくメタ構造などの描写が、芦沢央さんの巧みな構成、描写力で描かれており、短いページ数ながらも、読み応えがありました! 余談ですが、作品内でキーパーソンとなる、とある人物の名前を検索すると..... なかなか凝った仕掛けで芸が細かい。

Posted byブクログ

2024/04/21

筆者本人の語りによるノンフィクション風のホラー。 短編集だと思っていたのが、全編繋がってるのがゾクゾクした。 作中に出てくるツイートも探してみたら実際にあったし、どこまで本当なのか… 読み終わってからじわっと怖くなる

Posted byブクログ

2024/04/21

怖い話が苦手なのに興味本位で買ってしまい、読むとやはり怖くて何度も諦めようとしました。最後の展開には驚きましたが、それまでは驚く展開が少なくずっとなんとなく怖い…が続いた作品でした。

Posted byブクログ

2024/04/13

作者自身の語りで始まるホラー小説。 怪異を集めて語ること自体がその怪異に操られているのではないか?そんな事を考えると、何故自分がこの小説を手にしたのか、考えてしまってゾクっとします。 果たして、これは創作なのか? それとも実話なのか? 教えてください芦沢さん。。

Posted byブクログ

2024/04/07

本屋で表紙が見えないクジ?のようなコーナーで巡り合った本。 ミステリーが好きなので「怪談かぁ」と思いつつ読み終えた時にはミステリーと怪談の見事な融合に心が躍った。 伏線のようなものが回収され、奇妙な結末の中にもしっかりと繋がりがあり、今まで読んだことのない新しいジャンルを教えてく...

本屋で表紙が見えないクジ?のようなコーナーで巡り合った本。 ミステリーが好きなので「怪談かぁ」と思いつつ読み終えた時にはミステリーと怪談の見事な融合に心が躍った。 伏線のようなものが回収され、奇妙な結末の中にもしっかりと繋がりがあり、今まで読んだことのない新しいジャンルを教えてくれた本。

Posted byブクログ