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火のないところに煙は の商品レビュー

3.8

253件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    103

  3. 3つ

    78

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    4

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2024/03/24

1話1話「おぉっ…!」ってなるようなホラーやけどミステリー感のある作品でした。 ただ、最後これらの話が合わさって、もっとゾッとできるんかな?と期待しすぎてたのかちょっと物足りない感覚に襲われた。

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2024/03/24

思ったよりは怖くなかったかな。 全体的に不気味で後味の悪いお話で、最後の伏線回収はミステリのようで楽しめた。

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2024/03/20

まさに怪談とミステリーがかけ合わさったなんとも奇妙な小説だった。 どの話も最後は怪談とは別のゾクッとする悪い後味がクセになる。

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2024/03/20
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最近読んだホラーでは一番好み。それぞれのエピソードがユニークだし、モキュメンタリー構造がホラーお決まりの「いつしか禁忌を犯していた」展開に応用される流れも鮮やか。各エピソードをまとめる怪異のモチーフが占い師というものいい。あの得体のしれない人種の薄気味悪さに覚えがある人間としてはなかなか"クる"選定だった。 思ったよりも評価が低くて驚いている。「どうせ恐怖することなんて滅多にないから、ベタな王道よりユニークな搦手がみたい」という擦れたホラー好き目線の評価なのかも。

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2024/03/14

いや凄かった。 面白かったです。 怪異とフィクションの混ざり具合が絶妙で、「え・・・これ読んで良いやつ?」と素直に思えるちょっとした恐怖が心地良い連作短編集でした。 文章も読みやすくて、良い小説に出会えたなぁと思います。

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2024/03/07
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初の芦沢先生作品! 面白かった! じわじわくる嫌〜な感じがリアル。 特に「妄言」「お祓いを頼む女」なんて最悪!(褒めてる) それに解説にもあったけど、色々技巧がこらされすぎてて、え、これ実話??と思ってしまう。 榊さんのキャラが良すぎて、最後音信不通になるところが嫌すぎてキツい〜 作中人物なのに、本当にいるみたいだから心配になっちゃってる。無事であってくれ。。。

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2024/03/04
  • ネタバレ

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怪談ものでした。 作者が色々な人に話を聞き、短編集を作ったところ、意図せずそれぞれの話には共通する点があり、 その霊能力者が一番触れてはいけないものというものだった。 短編集なので読みやすかったです。

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2024/02/13

複数の実話怪談風作品を収録した連作短編 って事でよいのだろうか? 以下、公式の作品紹介 ---------------------- この恐怖、一生モノ。 2019年本屋大賞ノミネート! 静岡書店大賞受賞! 山本周五郎賞ノミネート! 週刊文春ミステリーベスト10国内部門第5位!...

複数の実話怪談風作品を収録した連作短編 って事でよいのだろうか? 以下、公式の作品紹介 ---------------------- この恐怖、一生モノ。 2019年本屋大賞ノミネート! 静岡書店大賞受賞! 山本周五郎賞ノミネート! 週刊文春ミステリーベスト10国内部門第5位! このミステリーがすごい! 国内編第10位! ミステリが読みたい! 国内篇第7位! ミステリ×実話怪談の奇跡的融合で絶賛を浴びた注目作がついに文庫化。 「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。忘れたいと封印し続けていた痛ましい喪失は、まさにその土地で起こったのだ。私は迷いながらも、真実を知るために過去の体験を執筆するが……。謎と恐怖が絡み合い、驚愕の結末を更新しながら、直視できない真相へと疾走する。読み終えたとき、怪異はもはや、他人事ではない――。(解説・千街晶之) ---------------------- 実話怪談を思わせる「聞いた話」と、その話の顛末や背景の短編 その記事が雑誌に掲載されて、本にするために他にも怪談を求める行動が次の話を呼び込み……、と展開していく 実話怪談っぽくはあるけれども、実話怪談特有の意味不明さの中にも論理的な背景や理由があったりと、ミステリ要素も含む連作短編怪談と思って読んでいくと、終盤の展開に驚かされる 5話+最終話の仕掛け これは、実話怪談風のモキュメンタリーという事でいいんだよな? 怪異にも求められるロジカルさについての言及 後期クイーン的問題もそうだけど、作中で提示される情報が真実か、また推理に必要な情報が全て提示されているとは限らないという問題 ミステリとしては謎を残したまま話が終わるのは美しくないけど ホラーや怪異であれば全てが合理的に説明がつく必要がない 「実話」風であるならなおさら そう思って読み進めていたところに、そんな穴を埋める仕掛け 怪異といっても、やはり怖いのは人 と、思わせておいて……という二転三転する恐怖の構造が見事 似たような作品であれば、小野不由美さんの「残穢」も同様 読んでいる私ももしかして?と思わされる、手に持っている本を通じて伝わってくる気味悪い恐怖感 さらに、この作品はこれ系の話を信じない人ほどアレの対象になるというパラドクス 怖がる人は当然として、オカルトを否定する心理をも人を恐怖させる要素にする構造はすげぇ ってか、実際に私もどこからどこまでが本当で、どこからがフィクションなのか疑う気持ちがあるけれども、どこか全部信じたい気持ちもある不思議な読後感 最終話が全ての肝になってるなぁ…… ところで、榊桔平って実際にはいないよね…… ということでいいんだろうか……?

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2024/02/09
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著者お初。 「このミス」や「本屋大賞」でよく名前は聞いておりました。今回は6編の怪談連作短編集。 普段怪談慣れしている身としては怪談独特のゾワゾワ感はやや薄め、文中でもよく使われた"怪異"という言葉が合ってる気がする。 第一話「染み」が一番ゾワゾワ感があったかな? ミスリードとまでは言わないまでもつらつら文章を読んでいくと、各話の最後で榊さんが正道に気付かせてくれる感覚は気持ち良かった。 全体的に状況や心情が分かりやすく丁寧に描かれているので読みやすい、他作も楽しみ!!

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2024/02/08

夜に読まなきゃ良かった…と後悔。 ホラーが苦手なのに、つい図書館で手に取ってしまいました。短編集だけど繋がる面白さがあり、どんどん読み進められましたが、やっぱり怖いの苦手な私には早くこの本を図書館に返しに行きたい気持ちでいっぱいになってしまいました笑

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