神のロジック の商品レビュー
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なるほどなー!とうっすらとあった不自然さが腹落ちしてよかった。 子供の心をもった老人たちを世話する、ファシリティで働いている人目線でもう1章読んでみたいな。
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奇妙な設定が綺麗に伏線として回収されている本。 所々の違和感がしっかりと伏線になっているし、 主人公に入り込むほど結末に驚嘆するだろう。 おすすめ。
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登場する主人公が感じた違和感や謎が最後に綺麗に回収され、タイトル含めて驚きと納得の展開でした。誰もが自分の信じた神様に縋っている…ストーリーも読み応え十分でした。良かった。
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何も分からないまま物語が進むのに全く飽きさせない。結末を知った瞬間、とうてい納得できないはずなのになぜかストンと腑に落ちる。不思議な感覚のする物語。
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そ、そう来たか〜! ってオチでした。 途中、登場人物たちが各々、自分の置かれた状況を推理していくので、これらのいずれかか、あるいは全然違うんだろうなぁと思いながら読み進めてましたけど、背中から刺されたような衝撃でしたね。 ゲームで一回見たことあるネタなだけに、気付きたかった…。 ...
そ、そう来たか〜! ってオチでした。 途中、登場人物たちが各々、自分の置かれた状況を推理していくので、これらのいずれかか、あるいは全然違うんだろうなぁと思いながら読み進めてましたけど、背中から刺されたような衝撃でしたね。 ゲームで一回見たことあるネタなだけに、気付きたかった…。 綾辻行人が帯コメントに寄せている、「確かに今こそ再評価されてしかるべき」 の一文は正にそうかもなと…この時代だからこそ余計刺さるような内容なのかもなぁと思いました。 読んでみて損はないかと。
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「人は信じたいものだけ信じる」昔どっかで聞いたことのあるセリフですが、すごく印象に残っています。もしこの言葉を信じれば、その言葉通りですし、この言葉を信じないのも、その言葉通りなので。 特殊設定ミステリで、多くの不可解な点があり、それが最後に一気に紐解かれる。やっぱりどんでん返し...
「人は信じたいものだけ信じる」昔どっかで聞いたことのあるセリフですが、すごく印象に残っています。もしこの言葉を信じれば、その言葉通りですし、この言葉を信じないのも、その言葉通りなので。 特殊設定ミステリで、多くの不可解な点があり、それが最後に一気に紐解かれる。やっぱりどんでん返しっていいね。 個人的には最後の解説も良かったなと思います。自分が見たいものだけしか見てないから、今この世界は問題だらけだよね。マイノリティとかマジョリティとかじゃなくて理解し合うのが大切だよねって。
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学校という名の謎の施設に集められた6人が、事件に巻き込まれる話。 前半読んでいて、漫画の約束のネバーランドが思い浮かんだ。 結末には、あっと驚かされた。読みやすい作品だった!
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怒涛の後半に理解が追いつくのに時間がかかりました。 前半は奇妙ながらも結構のほほんとした雰囲気で進んでいたので、まさかこんな展開になるなんて笑
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・面白かった。 ある書店員激推し!のアオリに釣られて読んだ。読んでよかった。 結末はさておいても、前半の軽快だが不穏な雰囲気が好きだ。マーダーミステリーという遊びをよくやるが、そのプレイ時のようなワクワク感があった。『各地から集められた僕たち→事件に巻き込まれる→実は探偵訓練施設だった』というシナリオでそのままマダミスが作れそう。どなたか書いてください。 ・ルゥの脱走以降のパニック状態は、圧倒されて読む手が止まらなかった。悲しい事件でしたね。 ・改題前の『神のロジック 人間のマジック』はもうそれだけで認知の歪みがキーなんだなというネタバレ感があるので、改題してよかったと思う。 ・感想を書いている他の皆さん同様、自分もカタカナの名前を覚えるのは苦手だ。地図と見比べながら この部屋の人が妃殿下ね…ふむ…と読めるのは助かった。3対3になりがち、という構図も人柄を覚えるのに役立った。 ・前世説は自分には響かず、VR説は結構信じてしまった。これも結局、自分の思想に近い(VRは存在することを知っていて、そのオチなら納得度が高い)からなんだろうな。 電話室のくだりは、ムムッ、怪しげな機械!やはりVR説!というように、都合よく自説を補強しながら読んだり。コットンおばさまと寮長が「NPCにしては魅力に欠ける」とうっすら感じつつ、それはタネ明かしのときに何かが明かされるはずだから…と、自説に反する情報は無視したり。 ・年齢のトリックは終盤まで気が付かず、確信したのは、帰ってきた寮長が「ファンタジー」という発言をしてから。VR説含め、どれでも無いんだろうな〜とは思いつつ、あまり推理もせず読み進めてしまった。 途中、それまでのモノローグに比べて一段とマモルが幼くなる気がするが、意図的なんだろうか? ・叙述トリック的な作品は、「読者」を思い込みへ誘う「作者」の存在をどうしても意識して、うがった読み方をしてしまう。本作は、あくまで作中人物の意思で騙しに来ていてよかった。 60年間の記憶が無いのに、ここ一年の新しい記憶は細かく積み上げられる…というのはちょっと都合が良いかしらね。マモルだけならともかく、全員がそういう特性とは。 ・文体や読み口は若者向けっぽいが、大人が読んでこそヒヤリとするテーマのような。全員、よく考えるしよくしゃべる老人で、家族はどんなたいへんな思いをしてその(博士の元へ預けるという)選択をしたのか考えてしまった。 ステラおばあちゃんは特に、ご家族にもつらく当たったりしたのかしら。プリンシパルへ来て自分のファンタジーが肯定されたからこそ、壊れたときの反動が大きかったのもあるだろうが、そもそも何らかの“素質”があったのでは…なんて勘繰ってしまう。 マモルくんが早く馴染めたのは、母の教育の賜物ですね。 ・60年分の人生を失った、というくだり、読んでいてつらかった。誰の身にも起きることですね。お金を払ってでも施設へ、という点だってそうだ。 結局、父母の元を離れて祖父母の家に→成人して自分の力で生きる→家族ができる?→国外で老後を過ごす?→姥捨山へ送られる ということなのか。両親のことも作中で解決すると期待したが、しなかったんだろう。 一緒に生活した謎の中年男女が自分の子なら、マモルくんパートナーいたうえでステラちゃんにときめいてたわけか。それも、誰にでも起こることだなあ。
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まさかの展開で予想裏切られた!後半はアクセル全開、ノンストップで進んでいく疾走感で読み応えあって一気読み。近い未来ありそうな絶妙な設定も唸る...
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