1,800円以上の注文で送料無料

超加速経済アフリカ の商品レビュー

4.3

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/09/06

恥ずかしながら、今までは「アフリカ=マサイ族」というイメージだったが、180度印象が変わった。 アフリカのサイズが地図の表記よりも大きいこと、利権が働かない分野が多いので革新的なサービスが広まりやすいこと、中国の影響力が大きいことなど、新たな視点が得られた。

Posted byブクログ

2021/09/03

自分の中のアフリカをアップデートするのに、良い機会になった。10年余り前のドバイの雰囲気を感じる点もあり。著者は2008年から、新興国参入支援など、コンサルティングと事業投資を行い、ルワンダでは約200haのマカダミアナッツ農園を共同で経営。 アフリカは、かつて日本や中国、イン...

自分の中のアフリカをアップデートするのに、良い機会になった。10年余り前のドバイの雰囲気を感じる点もあり。著者は2008年から、新興国参入支援など、コンサルティングと事業投資を行い、ルワンダでは約200haのマカダミアナッツ農園を共同で経営。 アフリカは、かつて日本や中国、インドが歩んできた道を、加速度をつけて歩んでいるという。今が急性長期。一人あたりGDPなど、過去の日本の数字に当てはめて、時代を換算しているのは分かりやすい。 いくつかの先端技術は、日本よりも浸透している。既得権益や制約がないことから、新しいモノを大胆に進めることができる、ということが一因らしい。例えばモバイルマネー。携帯の98%がプリペイド式で、銀行口座もなくても、チャージした通話料を、そのまま通貨のように使い、他の人にも送れて、しかも現金に戻せるという。 アフリカの人口は2019年現在、約13億人、2050年には25億人、世界人口の25%を占めるという予測がある。そしてアフリカの中位人口は19.7歳(2020年)と圧倒的に若く、生産年齢人口のピークが、これから長く続くと。

Posted byブクログ

2021/09/02

ファクトフルネスのように、図やグラフなどたくさん使われていて読みやすかった。いかにアフリカがこれから伸びるか、その成長速度の速さや、日本は他の先進国に対してアフリカへの投資が少なくまだまだチャンスがあることなどが書かれていた。 アフリカに行ってみたいなと思った。

Posted byブクログ

2021/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく面白かった。 アフリカ経済が想像以上に進んでいたことや、気温が日本の避暑地みたいな所で住みやすいなど、イメージしていた印象をいい意味で裏切られた。 まだ、欧米や日本のような技術が入っていないことから、既得権益者も少なく、結果として最先端の技術が入りやすいリープフロッグイノベーションが起きやすい環境。 こらから人口も増える中で、 近い将来、世界の中心はアフリカに変わっていくという印象をもてた。

Posted byブクログ

2021/08/14

アフリカは赤道直下でも標高が高ければすごしやすい。ルワンダの首都キガリ、ケニアの首都ナイロビなど。一年中夏の軽井沢状態。 アフリカの人口は若い。人口ボーナスの可能性と社会不安の可能性。 生産人口は、インドが2040年にピークを迎える。その後アフリカのピークが長く続く。 マサイ族...

アフリカは赤道直下でも標高が高ければすごしやすい。ルワンダの首都キガリ、ケニアの首都ナイロビなど。一年中夏の軽井沢状態。 アフリカの人口は若い。人口ボーナスの可能性と社会不安の可能性。 生産人口は、インドが2040年にピークを迎える。その後アフリカのピークが長く続く。 マサイ族もスマホを全員使っている。 電気がなくても、充電ショップで充電できる。 アフリカは第2次産業がなかなか立ち上がらない。エチオピアは、縫製業が立ち上がりつつある。 中国ゼネコンが活躍している 一人当たりGDPが1000ドルを超えると公団住宅ができ始める。国と首都とで分けて考える。首都で考える。 1000ドルを超えると公団、高速道路などインフラができる。3000ドルを超えると外食元年。1万ドルを超えると消費文化が盛り上がる。 貸出金利が高いと中小企業が育たない。 M-PESA=通話料が通貨のように使える。ケニア。ホームレスにも空き缶にコインではなく、M-PESAで寄付する。送金や預金も行える。ローンを組める。 日本でチャージしたお金を引き出せないのは、資金決済法の規制があるから。 アフリカでは、多くの国で国民総背番号がある。これですべてが紐づいている。 AI診断(ルワンダ)病院が少ない。日本でやったら外来診療がなくなって大騒ぎになる。アフリカならできる。 ドローンで血液を運搬する。ドローンの頭脳は飛ばすほど、賢くなる。 tiktokはアフィリエイトができるので人気になった。中国のマーケッティングはこれが主流になっている。中国ではトヨタも資生堂もテレビ広告をやらない。 口コミが動画になったものがtiktok。 既得権益者がいないとイノベーションが起きる。 ドローン物流、スマホ国際送金、uber型物流、遠隔医療、など。 医療保険は不正受給があるためにうまくいかなかった。病院にお金を支払うことで防いだ。 日本の電子カルテは売り切り。西アフリカでは、サブスクリプションモデル。 アメリカでは無料にして、医療データを利用して製薬会社に売った。 検査専門センターでは、MRI/CTを日本の5倍使う。 アフリカでは当たり前のことを当たり前にやる、ことから始める。 40年前は今の3倍の日本人がアフリカにいた。バブルの崩壊で減った。 日本の中古車を前金で輸入する会社がある。アフリカでは前金が前提。 モータリアのタコ。アフリカではタコは食べない。 腐敗の程度は国によってまちまち。 UBERのおかげでタクシーは安心になった。 ルワンダは比較的安心。 アフリカの大都市は、カイロ、ナイロビ、ラゴス、ヨハネスブルグ。 これからの都市は、アディスアベバ、ダルエスサラーム、キガリ、ガーナなど。 中国は中国型の経済モデルを輸出しようとしている。 中国モデルのほうが優れている。今の若い中国人もそう感じている。中華思想は全員が当然のように持っている。 アフリカでは先進国に当たり前にあるものがまだまだない。日本の強みは過去の成功例を持っていること。

Posted byブクログ

2021/08/12

どこかでちらほら見聞きした情報も多いが、現在のアフリカを分かりやすくまとめてくれている。行ってみたくなったし仕事してみたくなる。

Posted byブクログ

2021/08/10

<目次> 第1章  アフリカは想像以上に大きくて、若い~大きさ、若さ、人口 第2章  アフリカはどんどん豊かになっている~ビジネススケール 第3章  アフリカはかつて日本が経験した急成長期にある~ビジネスチャンス 第4章  アフリカは先端技術が日本より浸透している~イノベーシ...

<目次> 第1章  アフリカは想像以上に大きくて、若い~大きさ、若さ、人口 第2章  アフリカはどんどん豊かになっている~ビジネススケール 第3章  アフリカはかつて日本が経験した急成長期にある~ビジネスチャンス 第4章  アフリカは先端技術が日本より浸透している~イノベーション 第5章  アフリカは医療テック市場が世界で最も熱い~ベンチャー 第6章  アフリカは巨大市場になりつつある~グローバル企業 第7章  アフリカは日本企業がもったいない状況にある~日本企業 第8章  アフリカは国内格差がまだまだ大きい~経済、社会、暮らし 第9章  アフリカは驚くような巨大開発を行っている~インフラ開発 第10章  アフリカは4つの進出パターンで勝負する~アフリカ進出のヒント <内容> 何かの本で、世界で一番進んでいるのは「アフリカ」である、と読んだ。この本でも出てくる先端技術分野、例えばスマホ、ネットバンクなどは、銀行とか道路とかそういう分野が未整備であるゆえに、「規制緩和」どころでなく、必要に迫られて進んだという感じだろう。でも、先進国、特に日本のような「既得権」を振りかざすロートル企業や官僚がいない分、どんどん進んでいくのだろう。むろん、その格差はすごい。ただこの本にも書かれているように、日本の1960~70年代のような”熱さ”を持って、経済活動が進んでいるようだ。そこに中等国の中国が、盛んに介入している。経済面もあるが、国際面(国連での支持を取り付けるだとか、中国の政治経済面のやり方が、資本主義先進国より正しいことを証明する場として)もあるようだ。日本が中国と面と向かって戦う必要はないが、アフリカに学ぶところは学び、日本が進出しやすいところは出て行ったほうが、日本もアフリカもWin-Winになるのではないか?と思う。 一方で、日本の学校教科書では、アフリカはめっちゃ「遅れた国(発展途上国)」として教えるが、それが正しいのか?この時代の進み方の中で、昔懐かしいことを「現代社会」や「地理」で教えていては、さらに日本は世界で周回遅れになりそうな気がするのだが…(そうでない先生が多いと願う)。

Posted byブクログ

2021/08/09

アフリカのポテンシャルが書かれた本。 アフリカと一言に言っても広大な土地があり、それぞれに違う文化が根付いている。 mpesaという技術で既に電子マネーが主流になっている。単なる電子マネーではなく、それを取り巻く環境が銀行を破壊するような機能を持ち合わせており、これからの【お金】...

アフリカのポテンシャルが書かれた本。 アフリカと一言に言っても広大な土地があり、それぞれに違う文化が根付いている。 mpesaという技術で既に電子マネーが主流になっている。単なる電子マネーではなく、それを取り巻く環境が銀行を破壊するような機能を持ち合わせており、これからの【お金】の在り方を考えさせられる。 日本のような既得権益者がいない為、飛び級で技術が普及していく。リープフロッグ現象。 日本は身内で争っている場合ではなく、外に目をつけるべきだと感じた。 アフリカの印象が変わる一冊。 一度旅行してみたいと思う。

Posted byブクログ

2021/08/09

14億人を抱えるアフリカは、今 中国の餌食になりつつある。一路一帯政策と債務漬けである。「民主的資本主義」のアメリカを牽制し、次世代は「IT型全体国家主義」の中国の時代と叫んでいる。もし アフリカが中国の手に落ちれば、世界人口の30%が中華帝国に含まれる。

Posted byブクログ

2021/08/08

アフリカにおいては口全体と首都などで様相が大きく異なる。 日本人と同じような生活水準の人々がこれほどまでに増えていることは驚きだった。 そもそもケニアのシリングと日本円がほぼ同じ(1ケニアシリング=1円) というのも驚きだ。 いかに今までの古い価値観を更新せず生きてきたか。 ...

アフリカにおいては口全体と首都などで様相が大きく異なる。 日本人と同じような生活水準の人々がこれほどまでに増えていることは驚きだった。 そもそもケニアのシリングと日本円がほぼ同じ(1ケニアシリング=1円) というのも驚きだ。 いかに今までの古い価値観を更新せず生きてきたか。 やはり現場を知る、行ってみる機会は非常に大切だし、情報もアップデートしていかないといけない。 井の中の蛙にならないよう意識させられる一冊。

Posted byブクログ