ヒポクラテスの悔恨 の商品レビュー
光崎教授のテレビ番組出演したあと、放送局のホームページに犯行予告とも思える書き込みがあった。自然死に見せかけた殺人を行うというその文言のせいで、普段なら単なる病死や事故死とされるような異状死体を調べなければならない羽目に陥った古手川と真琴。一方で、光崎には犯人の心当たりがあるので...
光崎教授のテレビ番組出演したあと、放送局のホームページに犯行予告とも思える書き込みがあった。自然死に見せかけた殺人を行うというその文言のせいで、普段なら単なる病死や事故死とされるような異状死体を調べなければならない羽目に陥った古手川と真琴。一方で、光崎には犯人の心当たりがあるのではないかという疑惑も。相変わらず目の離せないシリーズです。 今までこのシリーズを読んだ人ならみんな思うでしょう。光崎教授の言うことは圧倒的に正しいですが、彼をテレビに出してはダメだと(笑)。そりゃあこうなるわ。しかしこの犯行予告にはぞっとさせられます。そして解剖率が低い日本の現状もまた、このシリーズを読んでいれば恐ろしく思えますね。 死者の声を唯一聴くことができる法医学者だからこそ、彼らが死者に敬意を持っていることは疑うまでもないのですが。やっぱり「死体を切り刻む」と思えば抵抗があるのかなあ。その心情は分からなくもないけれど。このように見過ごされている死が多いであろうことは、問題ですね。しかし最終話の犯人、本当にいくら事情があっても許せない……。
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「誓い」「憂鬱」「試練」に続いてのシリーズ第4弾! 最終話、何とも言えない後味の悪さでした。 あの光崎教授の過去に迫る作品ということで、これまでとは違った意味でのドキドキ。 法医学ミステリー。五つの遺体が語った内容には、毎回驚かされました。 解剖しないと解明できない死因。世の中...
「誓い」「憂鬱」「試練」に続いてのシリーズ第4弾! 最終話、何とも言えない後味の悪さでした。 あの光崎教授の過去に迫る作品ということで、これまでとは違った意味でのドキドキ。 法医学ミステリー。五つの遺体が語った内容には、毎回驚かされました。 解剖しないと解明できない死因。世の中にはどれだけ真実が闇に葬られた「死」があるのか、想像するとゾッとする。 解剖に関して、遺族感情としては頭での理解と感情は全く別もの。 死因究明とは言っても、正直小さな子どもが解剖されることには私も自分の身にに置き換えると抵抗を感じるだろうなぁ。 それにしても、身勝手な理由で他人の命を奪う輩の多いことよ…。 シリーズを読めば読むほど解剖について詳しくなっていくような気がするし、安定のおもしろさ。 法医学教室の真琴の成長っぷり(光崎化?)もすごい。 社会問題に絡めてのミステリーなので、感情だけじゃなく頭も使ってる感じがします。 『人は失敗の数だけ学ぶ。失敗の多さに恥じるべきではなく、奮起するべきだ』
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連作短編になっていてそれぞれ事件が起きる。 面白いけど、がつんとくる感じはないかな。 古手川と真琴は付き合うのか相変わらず気になるー。
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前作「ヒポクラテスの試練」の後に読んだからちょっとパンチが弱く感じてしまったかも。 でも、面白い。前作の方が面白かったというだけ。 ひとつひとつの話がほぼ独立しているから 長編が苦手な人には前作より読みやすいかも。 不慮の事故で亡くなってしまった人たちもいたけれど 基本的には人間の私利私欲のために 罪なき人たちが亡くなってしまって。 なんだか切ないシリーズだったかなという感想。
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シリーズ第4弾。連作短編でそれぞれに面白いが、少し無理筋で浅い作品もあったかな。光崎教授が産科医の吉住先生へ言った言葉と、最後に犯人へ放った言葉がとても印象的。
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光崎教授を脅すかのような声明文が。蓋を開けたら、数十年前の事件に根ざされていた。 自然死に見えて、解剖すると他殺なのがわかる。今の日本はどれだけ自然死に見える他殺があるのだろうか…そう考えると怖くなる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中山七里さんのヒポクラテスの悔恨を読了。 事件性なしの自然死として処理されかける。 古手川と栂野先生が強引に解剖案件にする。その際遺族が抵抗する。 光崎先生が解剖する。 新たな事実発見。真犯人捕まる。 みたいな小話何件か。 #中山七里 #読書記録 #読書好きな人と繋がりたい
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先が気になってイッキ読みしてしまった…。中山七里さんの作品はドラマか映画を観てるようでハマってしまう。過去のシリーズ、もう一度読み返そうと思った。
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斯界の権威である光崎に対し、自然死に見せかけた殺人の犯行予告が届く。 真琴は古手川刑事と共に、管内の異状死体を調べる羽目になる。 この二人の関係性が好きすぎてニヤついてしまう瞬間がある。 ただ、解剖によって判明した死の真相には、どんよりさせられる。 珍しく光崎の人間らしい部分が見...
斯界の権威である光崎に対し、自然死に見せかけた殺人の犯行予告が届く。 真琴は古手川刑事と共に、管内の異状死体を調べる羽目になる。 この二人の関係性が好きすぎてニヤついてしまう瞬間がある。 ただ、解剖によって判明した死の真相には、どんよりさせられる。 珍しく光崎の人間らしい部分が見られるシリーズ第4弾も面白かった。
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シリーズ4作目 海堂尊さんと同じく、死因究明を主軸にしていますが作風はやはり違いますね 今回は犯行予告があり、その解明も含めて5つの案件を扱うという展開です さらにそれぞれに社会問題を絡めてあり、シリーズ中もっとも重い(まともな)作品だと感じました 必ず表れる死の場面における...
シリーズ4作目 海堂尊さんと同じく、死因究明を主軸にしていますが作風はやはり違いますね 今回は犯行予告があり、その解明も含めて5つの案件を扱うという展開です さらにそれぞれに社会問題を絡めてあり、シリーズ中もっとも重い(まともな)作品だと感じました 必ず表れる死の場面における論理と感情の対立 後悔しないための選択とは・・・
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