月下のサクラ の商品レビュー

柚月裕子(著者)

2022/11/25

主人公の森口泉の成長がすごい。前回からかなり出世してた。正義、信念のために相当努力したのを感じる。自分に欠けてるところは勉強して、得意分野を最大限に利用出来るように鍛える。並大抵のことではないと思う。

上司の黒瀬が新人の泉を連れて捜査をしていたけど、どういう意図があるのかがずっと気になってた。試験では失格にしたのにどうして？読み進めていくと、泉の能力を買ってたと分かったし、機動分析係の仲間にも認められて良かった。「頑張ったね。」と拍手を送りたいです。

だんだんいい方向に向かってたのに、公安登場で一気に雰囲気が悪くなってしまう。それと同時にみんな怪しくなって、私は疑いまくってしまった。で前回と同様に「権力があれば何をやってもいいの？」と言いたくなる。　

これは、私の願望というか妄想の話です。米崎市が舞台ということで、違うシリーズの私が好きな佐方検事が出てこないかなー、なんて思いながら読んでたら、それらしい人が一瞬出てきた。『紺色の背広を着た若い男』という風に書かれてけど、私は佐方検事だと思う。そう信じたい。

2022/11/24

「自己嫌悪」、「後悔」がキーワードか。上意下達の典型とも言える警察組織の中で、そこを覆すような捜査展開。子供のためでもそんなことやっちゃだめだ。

2022/11/01

色々な情報を分析して事件解決につなげる、エリートながら地味極まりない部署の話です。ずっと何か月分の映像を見て分析とか絶対無理と思いながら読みました。こんな事好んでやる人がいるんだなあ。

2022/09/22

いい感じの2時間ドラマみたいな感じ。
キャラもよく、物語もテンポ良く二転三転で飽きずに読めた。

警察署内の盗難から行き着く先はかなり壮大なところに

2022.9.22
136

2022/09/16

シリーズ第二作

警察と公安の戦いというのは多いパターン

どちらかというと　主人公の成長を楽しむ内容かと感じる

2022/08/16

県警捜査分析センターへの配属テストから始まる冒頭から一気に引き込まれましたが、どうもサクラ、公安との軋轢みたいなものがよくわからず‥
シリーズ前作から読んでいたらもっと腑に落ちたのかもしれないです。

ストーリーは、念願かなって分析センターに配属された主人公が一直線に事件に取り組むものです。
当初の県警内での紛失事件から公安案件まで広がりますが、どうも後味がスッキリしないと言うか、ピンとこないと言うか。やっぱり前作から読んだ方が良かったのでしょう。

テンポ良く進んでいくので、一気読みしてしまった辺りはさすがこの作者さん、と言う印象でした。

2022/07/25

スリルがあり、迫力があり、読み進めることを止められず、一気に読んでしまいました。状況が眼に浮かび、疲れました。上に立つものは、誰よりも苦労しないとダメなんだな、とあらためて感じました。逆にいうと、背中で見せていれば、綺麗な言葉など不要なんだなと再認識しました。今の時代に合うかは少し心配しますが。

2022/07/19

物凄い雨で
予定していた外出を取りやめにして
よし、それでは!
と腰を据えての読書時間

ひさしぶりの
柚月裕子 さんの作品でもあり
堪能させてもらえました
「朽ちないサクラ」は
もうずいぶん前に読んでいたのですが
内容はほとんど覚えていません
それでも
本作品は本作品として
じっくり　たっぷり
愉しませてもらいました

2022/07/11

『朽ちないサクラ』の続編。
主人公の森口泉が念願の捜査官となり、希望した米崎県警捜査支援分析センター/機動分析係に上司の引きで配属となり、そこで県警本部内で起きた会計課金庫内の現金約一億円が盗まれる事件に取り組む。彼女の信念と上司や同僚の信頼関係に涙が出そうになる部分もあったり、最終的な黒幕がアッと言わせる展開等、やはり柚月裕子は面白い❗　公安警察へもう少し突っ込んでくれると更に面白かったかな。それは次回作か？

2022/07/01

警察の内部でこうも悪事が簡単に働けるとは、なんとも由々しき事態。記憶力がトレーニングでこんなにもアップするものなのだろうかとか、ツッコミどころは満載だけど、やはり手に汗握るストーリー展開と黒瀬さんをはじめとするキャラ立ちが大変わかりやすく肩入れもしやすくてついつい熱中しまくったところをみると大変面白かったんだろうね。前作も読んだはずだけど、かなり記憶から抜け落ちていても特段に問題なかったのは幸いかな。