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ブルーもしくはブルー 新装版 の商品レビュー

3.6

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2023/12/18

ストーリーはやや現実性に欠けるけど良く練られていて、読み進めるのは苦になりませんでした。 ただ、個人的に内容が好きか嫌いかと言った点から見ると、苦手かな… 隣の芝生は青く見えるというのが分かる本だと思いました。 本のタイトル「ブルーもしくはブルー」とてもしっくりくるネーミングです...

ストーリーはやや現実性に欠けるけど良く練られていて、読み進めるのは苦になりませんでした。 ただ、個人的に内容が好きか嫌いかと言った点から見ると、苦手かな… 隣の芝生は青く見えるというのが分かる本だと思いました。 本のタイトル「ブルーもしくはブルー」とてもしっくりくるネーミングです。

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2023/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「もしあの人と結婚していれば」の人生を選んだ方の自分とばったりあった主人公。 相手の人生が羨ましくて入れ替わってみるが…って話。 結局はメビウスの輪みたいにどっちの蒼子さんも本物でどっちもドッペルゲンガーで、なんか不思議な感じだった。 たられば、もし県内で就職してたらとか考えたことあるけど、たぶん結局一人暮らしなとこ就職してたらとか考えてるだろうし、 そんな感じでどっちの人生選んでても他の選択が羨ましくなることあるんだろうなって思った作品。 どの選択してても男性の好みとか嫌いになるポイントとか一緒で、自分は自分なんだなっておもった 蒼子Bさんの方が本物に変わったときに、相手殺しちゃう…?ってナイフ持って押しかけたり結局自分だから殺せなかったりしたあたり、すごいサスペンス始まったなっておもった 解説でもあった通り、ホラーとか恋愛とかサスペンスとかいろんな面がある話 Twitterでいってた 世にも奇妙な話ぽいってのすごいわかる

Posted byブクログ

2023/11/18

蒼子Bが出てきたところから面白くて引き込まれて読んでしまった。もしあの時ああしていれば、という妄想は時々するが、実際に起きて出会ってしまうところがよかった。でも別の人生を歩いていても、結局自分のずるいところ悪い性格も当然相手も持っていて、対面したらうんざりするよなぁと納得。隣の芝...

蒼子Bが出てきたところから面白くて引き込まれて読んでしまった。もしあの時ああしていれば、という妄想は時々するが、実際に起きて出会ってしまうところがよかった。でも別の人生を歩いていても、結局自分のずるいところ悪い性格も当然相手も持っていて、対面したらうんざりするよなぁと納得。隣の芝は青いけど、今の自分がしてきた選択は間違ってないと思いながら過ごしてこうと思った。

Posted byブクログ

2023/11/04

読んでいて悲しくなったりむかついたりするシーンもあったが、すごく現実的でそれゆえに辛さもあった。 作品名が「ブルーもしくはブルー」だが、「隣の芝は青い」という意味も込められているのかな?と読んでて感じた。

Posted byブクログ

2023/10/23

誰しも「もしも今の配偶者と違う人と結婚していたらどうだっただろう」と思うことがあると思う。 自分が選ばなかった別の人生。別の人から求められる、愛される嬉しさを味わえる?そんな脳内お花畑な想像をしてしまうけど、これはただ配偶者を、結婚生活を交換してみました。という話じゃないのが恐ろ...

誰しも「もしも今の配偶者と違う人と結婚していたらどうだっただろう」と思うことがあると思う。 自分が選ばなかった別の人生。別の人から求められる、愛される嬉しさを味わえる?そんな脳内お花畑な想像をしてしまうけど、これはただ配偶者を、結婚生活を交換してみました。という話じゃないのが恐ろしかった。 蒼子Aは頑張りたい仕事もない、家事も求められない。夫は公然と不倫をし、自分も気軽な年下の恋人を作る。ただお互いに無関心であることを自由だと思い込み、うるさく言わないパートナーがいいのだと思っていた。自分に興味関心がないことを寂しいと言えなかった。向き合えないって怖いよね。 蒼子Bは自分の力を細々と生かした華やかではないけど小さく満たされる仕事と家事とをきちんと両立していた。夫もそのことをひたすら感謝してくれ尽くしてくれるが、気が小さく、勝手なことをした途端に暴力を振るわれてしまう。自分の気持ちを言えない、支配された夫の顔色を伺う生活。 男がいないと女は生きられないのだろうか? 結婚をすると女は羽根をもがれ、生きる力を失ってしまうのだろうか。 山本文緒さんは息苦しい結婚生活を続けるくらいなら離婚しよう。と"男からの解放"として離婚を描くけど離婚が本当に素晴らしいものだと言えるのか私はまだ不安だ。 私は蒼子Bが少し羨ましかったかもしれない。河見の愛情表現、あれを愛だとは言えないと客観的には思えるが、自分が当事者になってしまったら私は抜け出せる気がしない。好きな人のために仕事をして家事をして、一緒に過ごすことをひたすら求められる。顔色を伺うのは嫌だけど、穏やかな河見との生活は限りなく私の理想だった。 蒼子Aのような生活を送ってる私には彼女の寂しさがひたすら沁みてしまい、つらかったかな。

Posted byブクログ

2023/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

周りから見れば幸せそうでも その本人は不満があったりする。 瓜二つの蒼子Aと蒼子B いまの人生を選んだのは自分なのに 自分のわがままに気付かず愛されることばかりを望む蒼子A。 殴られても普段は愛しに愛しまくってくれる旦那なのでさして不満なく過ごしていた蒼子B 蒼子Aと出会って彼女から1ヶ月の人生交換を提案され、交換してみたら自分の人生に我慢ならなくなる蒼子B ちょっとそこからホラー。 結局はどちらを選んだとしても 自分を持ってない限り不満は募って行く 最後は旦那と離婚し、自分の人生として生きる2人は昔よりも自由ではあると思う。

Posted byブクログ

2023/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もっとファンタジー系かと思ったけど想像以上にリアリティある設定だった。違う選択をしたもう一人の自分、会ってみたいな〜と思うけどやっぱ怖いなあ。 すごく読みやすくて1日で読み終わってしまった。山本文緒さんの小説は物語の世界にすんなり入れてあっという間に読んじゃう。

Posted byブクログ

2023/09/04

あの時、ああしていたら。あのころ付き合ってたあの人と結婚していれば、、、。と思うことは誰にでもあることと思います。 しかし、どちらを選んでも変わらないことはひとつで、自分はしょせん自分なのです。 どちらも体験してみるということは現実的に出来ないので、分からないのですが、この小説を...

あの時、ああしていたら。あのころ付き合ってたあの人と結婚していれば、、、。と思うことは誰にでもあることと思います。 しかし、どちらを選んでも変わらないことはひとつで、自分はしょせん自分なのです。 どちらも体験してみるということは現実的に出来ないので、分からないのですが、この小説を読めば、分かります。 この小説の主人公の蒼子さんはいずれの道を選んでも、似たような人生を歩んでいたのでは無いかと。 人生で選択を迫られる時は度々訪れますが、道筋は多少違えど、結末は決まってるんでは無いかと思いますよね。 そう、いずれにしても、ブルーもしくはブルーなのです、、、笑 ハッピーもしくはハッピーと置き換えて考えましょう!

Posted byブクログ

2023/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分が別の人と結婚してたら 確かに入れ替わって生活したいと思うよなぁ、、 どっちを選んでも何を選択しても後悔することってあるもんなぁ

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2023/07/28

退屈した日常生活を送っている中、人生の重大な岐路にたった時に別の選択肢を選んだ人物が現れたらその人が現在置かれてる立場、境遇は気になる。 そして入れ替われるもんなら入れ替わって退屈してた人生を変えたい。 でも結局いいのは最初だけでやはり隣の芝生は青く見えると思った。 自分が選ん...

退屈した日常生活を送っている中、人生の重大な岐路にたった時に別の選択肢を選んだ人物が現れたらその人が現在置かれてる立場、境遇は気になる。 そして入れ替われるもんなら入れ替わって退屈してた人生を変えたい。 でも結局いいのは最初だけでやはり隣の芝生は青く見えると思った。 自分が選んだ人生なのだから言い訳せずにちゃんと現実と向き合わなきゃ行けないと思った。

Posted byブクログ