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すみれ荘ファミリア の商品レビュー

4.1

352件のお客様レビュー

  1. 5つ

    110

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/12/28

『めぞん一刻』を彷彿させる下宿屋・すみれ荘に集う怪しい(?)面々。凪良さんのBL作品を読んだことはないが、そんな雰囲気も感じる若干コミカルな展開だった。 しかしこの不穏さはなんだ? 一見和やかだが、腹に一物を隠しているような描写が多い。そして半分ほど読み進めると驚愕の真実が明かさ...

『めぞん一刻』を彷彿させる下宿屋・すみれ荘に集う怪しい(?)面々。凪良さんのBL作品を読んだことはないが、そんな雰囲気も感じる若干コミカルな展開だった。 しかしこの不穏さはなんだ? 一見和やかだが、腹に一物を隠しているような描写が多い。そして半分ほど読み進めると驚愕の真実が明かされる。それまでの風景が一変し殺伐とした世界になる。それでも優しい人達。 いいな、これが凪良作品だなと思いながら、静かに読了した。

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2021/12/22

本屋大賞『流浪の月』で知った作家さんです。 今の時代に有ったテーマ、凪良さんにしか描けない表現力。素敵な作家さんだと思います。

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2021/12/15

愛情って何だろう?と考えてしまった一冊でした。 異性への、友人への、我が子への愛情。 やっぱりそれはエゴでしかないんだ、とこの一冊まるまる訴えかけてくる。 子への思いは“無償の愛“なんてよく言うけれど、子への愛情が一番エゴたっぷりな気がしました。 「子供のためなら母親は菩薩にも鬼...

愛情って何だろう?と考えてしまった一冊でした。 異性への、友人への、我が子への愛情。 やっぱりそれはエゴでしかないんだ、とこの一冊まるまる訴えかけてくる。 子への思いは“無償の愛“なんてよく言うけれど、子への愛情が一番エゴたっぷりな気がしました。 「子供のためなら母親は菩薩にも鬼にもなる。ある意味正しく、一方ではその正しさが刃になる」 我が子のためなら、昨日憎んでいた相手にも今日は微笑みかける。我が子のためなら自分の信念やプライドなんてすぐに捨てられる。やっぱりある意味無償の愛なんでしょうね。 人を思う気持ちって厄介だな、と思わせられた一冊でした。でも、思う相手がいないよりは幸せだな、とも。

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2021/12/11

装丁とタイトルからほんわかストーリーかと思いきや、大どんでん返しの展開でなかなかの濃いお話でした。 誰もが持つ様々な顔。すべてを理解し合えるなんてことはないんですね。ストーリーが気になり一気に読めました!

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2021/12/04

2021/12/04 おもろすぎて深夜3時… すみれ荘に住まう人々の、表と裏のお話。 はじめと終わりでは登場人物の見方が全然違って見えるところ、どんでん返し、だけどファミリー、愛情が描かれていて,どれも正解不正解がないことばかりだから、心地よい読了感。すっかり凪良ゆうにハマって...

2021/12/04 おもろすぎて深夜3時… すみれ荘に住まう人々の、表と裏のお話。 はじめと終わりでは登場人物の見方が全然違って見えるところ、どんでん返し、だけどファミリー、愛情が描かれていて,どれも正解不正解がないことばかりだから、心地よい読了感。すっかり凪良ゆうにハマってしまった…

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2021/11/30

凪良ゆうさんの小説、ハズレなし! 誰にでも裏表あるね。知らないでいる方が幸せな場合もあるのかも。 クズ男アンディの 「簡単に人のことをかわいそうなんて言っちゃ駄目だよ。それは優しさの皮をかぶった傲慢だよ」のセリフがカッコイイ! 隼人の告白の章にある 「おまえのために言ってんだ...

凪良ゆうさんの小説、ハズレなし! 誰にでも裏表あるね。知らないでいる方が幸せな場合もあるのかも。 クズ男アンディの 「簡単に人のことをかわいそうなんて言っちゃ駄目だよ。それは優しさの皮をかぶった傲慢だよ」のセリフがカッコイイ! 隼人の告白の章にある 「おまえのために言ってんだよって、全然嘘じゃん。単に自分が言いたいから言ってるだけじゃん」ってセリフにも痺れました。 未読の「神さまのビオトープ」も読むぞ!

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2021/11/18

すみれ荘に住む人たちの秘密がわかっていく話 ほわほわしてる話かと思ったら色々複雑だった 人間には裏表があるねえー

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2021/11/17

家族モノか…とずっと手を出すか悩んでいたこちらの1冊。凪良作品という理由それだけで読み始めたら、最初の頃の杞憂など吹っ飛びました。家族なんて生易しいものでは到底表しきれない、生身の人間同士のやりとり。 一般文芸・BLを問わず凪良作品ではいつも 「人とひとが関わっていく上で、関わ...

家族モノか…とずっと手を出すか悩んでいたこちらの1冊。凪良作品という理由それだけで読み始めたら、最初の頃の杞憂など吹っ飛びました。家族なんて生易しいものでは到底表しきれない、生身の人間同士のやりとり。 一般文芸・BLを問わず凪良作品ではいつも 「人とひとが関わっていく上で、関わり合っている当人同士以外に彼らを定め評価する権利なんて誰も持ち合わせていない」という姿勢が常にある。 これが私にとっては大きな救いで、 だからこそ彼女の作品をジャンル問わずどれも安心して読んでみたいと思える、その理由も多分ここなのだと思う。 何が正義か悪かも、裏で表なのかも、愛なのか憎悪なのかもそれは本人たちにしか分からないし、決められない。 なんならそれが一体何か分からなくても、名前なんて付けられなくても、それでも一緒に居たっていいし離れたっていい。 そういう、当人達が他者の全てから自由であろうとするその姿が美しくて、羨ましくて眩しくて憧れる。

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2021/11/14

ネタバレ禁止的な内容でした。少なくとも、最初のイメージの下宿屋とその住人達のホンワカストーリーみたいな本ではないということ。おまけの短編も、ちょっと怖くておもしろかった。

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2021/10/30

なかなか衝撃的な内容。世の中白黒つけられない事だらけだけどそれでも人生は続くよと思う。小説がハッピーエンドじゃなくても、登場人物達の人生はまだ続くのだから希望はある。

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